中村明日美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
中村明日美子さんの描く眼鏡の男性が大好きです。
大好きです。重要なことなので二度断言します。
繊細な容貌に長い睫毛憂いを含む伏し目、すっきりストイックな首筋の儚さとそこはかとない色気。「同級生」「卒業生」の受けも非常に素敵な眼鏡だったんですが、こちらはまた違ったタイプの強気な眼鏡キャラで魅せてくれます。
「同級生」「卒業生」の次作ということで人によってはちょっと評価が辛くなっちゃうかな……と心配なんですが、面白かった!肩の力を抜いて読めて読後感もほっこり幸せなラブコメディです(エロコメディかもしれない)
スケベで飄々とした七海(攻め)も素敵ですがやっぱり高千穂(受け)さんのツンデレっぷりに萌える。ハマる人はすごくハマるキャラです。堅物で融通がきかなくて口調も結構乱暴だったりするのに、七海の甘い台詞や積極的アタックにほだされて頼りない素顔や色っぽい表情を見せてくれるようになったらもうね……押し倒したくなりますよ。
そして何より素晴らしいのがこの人温泉でも雪山で遭難しても絶対眼鏡を外さないんです!ブラボー!作者の眼鏡愛に乾杯!眼鏡キャラはやっぱりそうこなきゃ!
欲を言うならもうちょっとストーリーラインが明確で起承転結山場があったらよかったなあと……お馬鹿な笑いとノリだけで十分楽しめるんですが、せっかく魅力的なキャラを出してるのに似たようなパターンの連続でマンネリ化しちゃったのがもったいなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ6作目。ネグレクト、パワハラ、老々介護など、今の世の中では他人事と済まされない社会問題が大テーマとなっていて、重みのある内容でした…
そんな中、救いは食堂でボランティアの仕事をして前向きに頑張るマメの成長ぶりでした。眩しい、かわいい。
麗花、春香、美亜とひとつひとつのエピソードと事件が、話が進むにしたがって繋がっていき最終的にはっとさせる結末になっていくところとかやっぱりすごいと思ってしまいます。
そして今回も伊織の鋭い推理力と洞察力があますところなく発揮されていて、事件解決には爽快感が。
…でも、犯罪そのものはやるせない気持ちにさせられました。傷つき傷つけられ、追い詰められた人間の弱さが辛かったです。
でも、伊織と脇坂のやりとりがまたまたパワーアップしててすごく面白かったです。伊織も脇坂に心を許しているからあそこまで言えるんですよね~?そして負けていない脇坂。ブルジュ・ハリファか洗足家ってところと、きびだんごってところで爆笑。
どんどん鍛えられてるw
青目が出てこないな…と思ってたら、最後でまた伊織への執着をしっかり見せてました…
ラストの青目の一言に、ここからまた何かが始まっているのかと大いにドキドキさせられます。
描き下ろしペーパー、すごく楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しみにしていただけあって一気読み。
これは途中で止められないな……
異様に和菓子が食べたくなるのと、春に満開の桜を感じながら読みたかったなぁというのと。
マメが高校生化してきたのは伊織さん的にどうなのかなそれでもやっぱり可愛いんだろうな
夷さんとの花見のシーンの色気よ……綺麗すぎる……さすが榎田さん。あのシーンだけ中村明日美子さんに挿絵描いていただきたい……
毎回のことながら主語のない(隠された)モノローグ、とでもいうのか、回想というのか、それを主語を推理しながら読んだり、読み返すのが楽しい。
最後までチョコたっぷり!な書き方も一気に勢いで読める理由なのだろう。
チョコというかたっぷりなのは青目だけどね!!!
切なくなるラスト……そして青目に感情移入させる文章のせいで憎めなくなってきている……どうしてくれる……救ってあげたいけど無理だろうなぁ……伊織が青目を殺してしまう(意図せずorやむを得ず)エンドかなー辛いなーどうにかハッピーエンド……とまでいかなくとも、うまくまとまってほしいなぁ…… -
Posted by ブクログ
ネタバレグッドナイトベイビーという副題から薄々展開に勘づいてしまい泣いてしまった。
でもこの作者は『最悪の事態』で終わらせてくれないから嬉しい。例えば死ぬまで行かないにしても、トウが完全消失というオチも有り得そうだが、最後はグレーになった。なんという円満解決。
最初はあんなに悪い恐ろしい存在だったトウが、読んでいる側にとっても消し去り難い存在になった。だからこそ消えてはいけなかった。
伊織がトウを憎めなかったのも(愛しく思っていたのも)、マメ=自分、トウ=青目と重ねていたからかもしれない。そう考えると、伊織も青目を殺すことができないのでは。
一体どう決着をつけるのだろうか。
どうでもいいけれど、地味に夷さんが人工呼吸をしていましたね……ふふふ……
しかし毎回作者の文章の構成に本当に満足してしまう。
最後の一文まで、綺麗。