中村明日美子のレビュー一覧
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高校生の二人が合唱の自主練をきっかけに急接近してから恋に発展してゆく、BL漫画の中では比較的有名な純愛系のお話です。
恋、進路、すれ違い、全力投球。二人の空気感も絶妙でここぞというときにキュンとくるセリフや仕草を放ってくるところなどがたまりません。高校生らしい初々しさや青春が詰まっている素敵なお話だと思います。この二人の話は同級生、卒業生「冬」、卒業生「春」の全三巻構成になっていますので是非一気に読むのがお勧め。
明日美子先生は妖艶で独特な絵柄であることが大きな特徴で基本的にもっとドロドロした話を書くことが多いのですがこの作品は徹頭徹尾ピュアな高校生です。
最近興味が湧いたといったライトなBL -
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ネタバレ1冊の中に6編のオムニバスの物語です。
1冊に6編も!?そんなのじゃ内容が薄くて駄目なのでは!??と中村明日美子さんの他の素晴らしい作品を読んでいる方でも思ってしまうのではないかと思います。
私はその1人でした。
ですが6編あっても、とても良い内容で読んだ後は満足いたしました。買ってよかった!
内容ですが、6編中5編はハッピーエンドで、1編はバッドエンドとなっております。
「あの日、制服で」と「裸の僕」が私の中では印象強く残っておりいます。
特に裸の僕はバッドエンドでしたので、その後のお話が読みたいーー!!となりました(笑)
あの日、制服では表紙を開いて第一の物語なのですが、その終わり方はバ -
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ネタバレ兄さんが一番真人間にみえる後半戦。
時系列がバラバラなのがジワジワくるね。雑誌掲載だったらじれったかったかもというくらいこれは二冊一気読み推奨。
嗚呼お兄様がお美しいかぎりで…。兄弟、親子、不倫、なんかもう全て背徳。でもお互い執着心があってラブラブ(に私はみえた)だから萌えMAXです。中村先生って昔はもっとこう理不尽でキチな(讃えてます)作品描いてた方だから身構えてたんだけど(笑)
以下ネタバレー。
もう実の兄弟でもなんら問題ないというかむしろ美味しいんですけどというか実の息子とはいいのですかというwBL中毒末期。蜜月一週間…。いや最期のお兄様の笑顔だけでもうもう…。これから攻めはどうなるん -
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大好き。中村明日美子作品はだいたい目を通しているけれども、ここまで嵌った作品はありません。個人的には「ダブルミンツ」をもっと禁忌的に、頽廃的に、耽美に、そしてエロティックにしたような…そんな作品と感じました。ダブルミンツは所謂ハッピーエンドになるんだろうけども、こちらは絶望的なバッドエンド。しかしこの兄弟が最高に幸せを感じるのは、この方法しか無かったのかもしれない。メリーバッドエンドなのでしょうか、いやしかし、これこそがデカダンス…!もったりとした強烈な余韻が後を引き、そして「要」のスピンオフによってとどめを刺されます。薔薇のアロマオイルを焚きながら、少しぬるめの室温の中で読みたいですね…。
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ネタバレ中村明日美子的耽美もの完結編。
耽美といえば、だいたいこんな収束方法が当たり前だった昔を思い出しました…
ハピエンなんか禁断愛にとっては軽すぎて、許せなかったかつての乙女心…
でも、すっかりBL体質になった今現在、これは衝撃的過ぎでした。切ないし、悲しいし、憔悴しきった竹蔵の姿を見るとますます辛い気持ちにさせられました。
昔のように美化して受けとめることができるといいんだけど。
でも、ハピエンがお約束になってるBLの中に投下されると改めていい刺激にはなりました。萌えながらドエロ読んだはずなのに、なぜか背筋伸びた気が…!
エロといえば、濡れ場が芸術的にきれいでしたね。アングルとか、身体の描き方 -
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ひとつひとつのセリフが無駄がなくて、言葉にこめられた意味を探ると震えるものがあるのもすごいんですが、やっぱり「絵」ですね。個性的で見間違える事がないだけじゃなく、繊細です。そして、セリフに頼ることなく一コマの絵だけで登場人物の心情や物語の真実のすべてを描きつくせる、圧倒的な表現力ですよね。
センセの作品を読むと、改めてマンガの持つ良さに浸ることができます。
特にこの話は、色、香り、味わい、感触、声と、五感をめいっぱい働かせて味わうエロスでした。
今回のテーマは禁断愛。しかも兄弟もの!ちょっと古典的すぎでは…と思ったりしました。
嫌悪に満ちた目で見下してくる兄の忍を、暗闇で義姉と偽り犯してしま