中村明日美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ1冊の中に6編のオムニバスの物語です。
1冊に6編も!?そんなのじゃ内容が薄くて駄目なのでは!??と中村明日美子さんの他の素晴らしい作品を読んでいる方でも思ってしまうのではないかと思います。
私はその1人でした。
ですが6編あっても、とても良い内容で読んだ後は満足いたしました。買ってよかった!
内容ですが、6編中5編はハッピーエンドで、1編はバッドエンドとなっております。
「あの日、制服で」と「裸の僕」が私の中では印象強く残っておりいます。
特に裸の僕はバッドエンドでしたので、その後のお話が読みたいーー!!となりました(笑)
あの日、制服では表紙を開いて第一の物語なのですが、その終わり方はバ -
Posted by ブクログ
ネタバレ兄さんが一番真人間にみえる後半戦。
時系列がバラバラなのがジワジワくるね。雑誌掲載だったらじれったかったかもというくらいこれは二冊一気読み推奨。
嗚呼お兄様がお美しいかぎりで…。兄弟、親子、不倫、なんかもう全て背徳。でもお互い執着心があってラブラブ(に私はみえた)だから萌えMAXです。中村先生って昔はもっとこう理不尽でキチな(讃えてます)作品描いてた方だから身構えてたんだけど(笑)
以下ネタバレー。
もう実の兄弟でもなんら問題ないというかむしろ美味しいんですけどというか実の息子とはいいのですかというwBL中毒末期。蜜月一週間…。いや最期のお兄様の笑顔だけでもうもう…。これから攻めはどうなるん -
Posted by ブクログ
大好き。中村明日美子作品はだいたい目を通しているけれども、ここまで嵌った作品はありません。個人的には「ダブルミンツ」をもっと禁忌的に、頽廃的に、耽美に、そしてエロティックにしたような…そんな作品と感じました。ダブルミンツは所謂ハッピーエンドになるんだろうけども、こちらは絶望的なバッドエンド。しかしこの兄弟が最高に幸せを感じるのは、この方法しか無かったのかもしれない。メリーバッドエンドなのでしょうか、いやしかし、これこそがデカダンス…!もったりとした強烈な余韻が後を引き、そして「要」のスピンオフによってとどめを刺されます。薔薇のアロマオイルを焚きながら、少しぬるめの室温の中で読みたいですね…。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ中村明日美子的耽美もの完結編。
耽美といえば、だいたいこんな収束方法が当たり前だった昔を思い出しました…
ハピエンなんか禁断愛にとっては軽すぎて、許せなかったかつての乙女心…
でも、すっかりBL体質になった今現在、これは衝撃的過ぎでした。切ないし、悲しいし、憔悴しきった竹蔵の姿を見るとますます辛い気持ちにさせられました。
昔のように美化して受けとめることができるといいんだけど。
でも、ハピエンがお約束になってるBLの中に投下されると改めていい刺激にはなりました。萌えながらドエロ読んだはずなのに、なぜか背筋伸びた気が…!
エロといえば、濡れ場が芸術的にきれいでしたね。アングルとか、身体の描き方 -
Posted by ブクログ
ひとつひとつのセリフが無駄がなくて、言葉にこめられた意味を探ると震えるものがあるのもすごいんですが、やっぱり「絵」ですね。個性的で見間違える事がないだけじゃなく、繊細です。そして、セリフに頼ることなく一コマの絵だけで登場人物の心情や物語の真実のすべてを描きつくせる、圧倒的な表現力ですよね。
センセの作品を読むと、改めてマンガの持つ良さに浸ることができます。
特にこの話は、色、香り、味わい、感触、声と、五感をめいっぱい働かせて味わうエロスでした。
今回のテーマは禁断愛。しかも兄弟もの!ちょっと古典的すぎでは…と思ったりしました。
嫌悪に満ちた目で見下してくる兄の忍を、暗闇で義姉と偽り犯してしま -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
愛したのは、義理の兄。
深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。
毎日毎時毎秒兄に殺され続けていた。
比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。
竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。
兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。
竹蔵は兄に欲情していた。
ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。
そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。
義理の兄弟、禁断の愛と確執を描いた衝撃作。
***
このお話が単行本になるのをずーーーっ -
Posted by ブクログ
素直な感想を言わせてもらって構わないなら、「何、これ?」って感じ
いや、誤解されたくないが、作品それ自体は面白い
ガッツリとまではいかないが、地味にストーリーの握力が強くて、引き込まれたので、十分な自信を持って、未読の方にお勧めする
書店で見た表紙に、何となく興味を抱いて購入
読むまでに、他の方の感想を拝見して、BLだって知識を得ていたから、そのつもりで読んだ
予想と言うか、先入観があったからか、BL要素の少なさに、ちょっと驚いてしまった
もちろん、私の漫画読みとしてのスキルが低くて、作品内のBL分を把握できてないだけかも知れないが、そのギャップが逆に印象的だったので、感想を書く気も起きた
こ
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。