中村明日美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ダメだ…非常に混乱している…
話の軸は至極明快なはずなのに、そこに複雑に絡み合う個々の想いと、圧倒的な見せ方とで、わけがわからなくなってしまう
このウツボラという作品は作中に出てくる「ウツボラ」をなぞっているのかな…?
かといって「ウツボラ」がノンフィクションなわけではなく…
作家、溝呂木舜はいろいろな形でたくさんの人間に愛されていたということはわかった
「次」につなげられない溝呂木だからこそ、作家としての生き方、そして死に方を選んだのかな
溝呂木が「次」へとつなげる人なら、一番大事だった人を一番幸せにできたのかもしれないと思うとちょっと切ない
そしてその溝呂木が一人の女(正確には一人ではな -
Posted by ブクログ
「同級生」で好きになった明日美子さんですが、これを読んで更に大好きになりました(-´∀`-)、
両極端な作品ですがこちらはダークサイド。破滅への狂気の愛を暴力、セックスふんだんに描かれていますが、相変わらず美しい筆致で絵がアートな為下世話ないやらしさはありません。むしろラインでここまで表情のセクシーさやエロティックな描写を表現出来る希少な作家さんです。ミツオが桃を囓りながらみつおの断髪式のビデオを見るシーンは本当ゾクゾクしました。エロシーンよりエロい!!ラストも大好きです。最後のミツオの表情に泣けます(oTヘT)ドMの攻めにここまで萌えたのは初めてかも。 -
Posted by ブクログ
3巻まで一気読み。
まとめて感想。
多分私たちの身近にはなくても、世界にはこういう現実が珍しくないくらいにあるんだと思う。
そう思えるくらい、リアルと甘美の狭間を漂った作品。
夢のように美しくも、儚いというには鮮烈過ぎたJ。
子供は親と生まれる環境を選べず、持って生まれたモノも選べない。
生きづらい人間は世の中にたくさん居るけど、それを善しとする生き方は一層生きづらい。
だからこそ、そんな風に自分の生き方を貫こうとしたJは愛しい存在なんだと思う。
初恋が実ったという綺麗な事実だけではないけれど、Jを幸せにしてくれたポールに感謝を。
ラストの夢のような幸せを、読み手にもおすそ分けしてくれた