中村明日美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校3年生の冬がリアリティいっぱいでした。
佐条は大学受験を控えて予備校に通っていて、終わるのをカフェで待ってる草壁の元へ急ぐところなんか、等身大で。
進路が違うと時間の余裕も差がでてくるのに、二人ともちゃんと相手を思いやりながら会ってデートしてるのも、想いが真面目で深いのがわかってほっとさせられます。
そして、よかったのがジェラシー。
佐条に好意を寄せるハラセンに、脅威を感じる草壁。思ってることすべて言葉や体で示す草壁に対して、大人の原先生は「喜怒哀楽も露出は五割」だそうです。悲しいですね、大人の男は。
しょうもないことでも、いちいち敏感になって嫉妬してしまう草壁はまさに青春の象徴。目指 -
Posted by ブクログ
それぞれが独立した短編なんですけど、どの作品もそれだけで1冊作ってくれって言いたくなるほど素晴らしい傑作揃いです。
私は、その中でも「木曜日のサバラン」が大好きでして、数少ない、「これを読むと100%泣いてしまう」漫画の中の一つだったりします。
いまだに自分の涙腺のツボが分からない私なのですが、特別感動系の話とかではないのに、「そこはヒゲの紳士の席なのに…」あたりでもう泣くっていう謎の思考回路で、ついでにその次の短編「夜を重ねる」でも最初から涙腺ゆるんでるので「全部大事に持っててくれたの…」の場面で号泣し、最後のオマケ漫画で癒されて終わるっていう毎回の流れです。
長編だと感情移入しやすい
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