中村明日美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ順調に作家に憑いている(私が)
ジェリーとユージーンの話は、最初モーガンの書き下ろしの話のオチの意味がよく分かってなくて、すっかりバッドエンドだと思い込んで読み終わった後燃え尽きたジョーの如く椅子の上で項垂れていました。こんな…こんなオチってねぇよ明日美子先生…といった具合。
なので暫く読み返すのも躊躇われる感じで、すっかり「ジェリーはもう…」状態でしたが、その後自分の勘違いに気付き慌てて再度ちゃんと読み直して、今度はもう我が人生に一片の悔いもないラオウの如く部屋の中央に立ち尽くして天を仰ぎました。よかった…!本当によかった…!といった具合。
でもメーベルはどうなったんでしょうね。二人はいいけ -
Posted by ブクログ
本当の意味で、私の商業BLデビュー作。
それまで商業にはあまり食指が伸びなかったけれど、友人から強くお勧めされて試しに1巻読んでみたら、あとはもう転がり落ちるようにのめりこんでいきました。
耽美系の絵はそんなに好みじゃなかったはずなのに、明日美子先生の絵はなぜかツボにハマりました。睫毛かな…あと切れ長の目とかも。
話はボーイズラブというよりはむしろゲイにきちんとスポットを当てているようなダークシリアスで、読んでいて辛くなる場面がいくつも出てきます。時代設定のせいもあって、安易に登場人物たちの幸せを願えないところも辛い。最後は本当に肝を潰しかけました。
BL漫画、というよりは、一つの文学作品みた -
Posted by ブクログ
エロティックがテーマの短編集。6作品が収録されていて、そのうち半分が書き下ろしです。「痛い靴」「カルメン」「クリスタル」は以前に読んだような記憶がうっすらとあります。
エロに特化したというだけあって、短編なのにかなり濃い内容です。そのエロがまたマニアックなんだな…好き嫌いが人によっては出てくるでしょうが、ここはちょっと太っ腹になってあれこれお試ししてみるチャンスではないかと思われます。文章がうまいから、変態なのにノーマル感があふれてるのですんなり入り込めます。
榎田センセのエロ嗜好と文章の実力を、一度に味わうことができました。
全体的に、そこそこBLを知り尽くした上級者に向けての作品という気
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