あらすじ
大学受験を間近に控えた佐条は、予備校帰りに草壁とのデートの時間を重ねていた。そんなある日、佐条の母が入院することになる。病院への往復、家事、そして受験に追われ、心身ともに疲れきっていた佐条は「今、お前に会いたい」と、だれもいない自宅に草壁を呼んだ…。
ほか、ハラセンの青春時代を描いた番外編『げに大人というものは』同時収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高校3年生の冬がリアリティいっぱいでした。
佐条は大学受験を控えて予備校に通っていて、終わるのをカフェで待ってる草壁の元へ急ぐところなんか、等身大で。
進路が違うと時間の余裕も差がでてくるのに、二人ともちゃんと相手を思いやりながら会ってデートしてるのも、想いが真面目で深いのがわかってほっとさせられます。
そして、よかったのがジェラシー。
佐条に好意を寄せるハラセンに、脅威を感じる草壁。思ってることすべて言葉や体で示す草壁に対して、大人の原先生は「喜怒哀楽も露出は五割」だそうです。悲しいですね、大人の男は。
しょうもないことでも、いちいち敏感になって嫉妬してしまう草壁はまさに青春の象徴。目指してること、進路もキラキラしてます。
一方の佐条も、学力優秀な生徒らしく高みを目指していて憧憬もの。
そして、これからの人生を決める大切な冬に、佐条には家族の入院手術という障害が発生します。いつもは感情をあらわにしない佐条が、激しく昂らせてしまうのに対して、草壁がまっすぐに受けとめようとするのがすてきでした。お互いになくてはならない存在になってるのがはっきりわかるシーンです。
少しずつ成長していく愛情に、とても引き付けられます。
冬
受験を控えた冬、進路の異なる二人が過ごす大切な時間が描かれています。
子どもたちからは余裕があるように見える原先生の切ない気持ちや、大切にしたいのとは裏腹に傷つける言葉を重ねてしまう佐条の姿に、もどかしく思います。
二人の別れが近づきますが、早く春になってあたたかい気持ちになってほしいです。
匿名
作家さん買いです。
付き合い出した2人の日常が萌。
ハラ先生の学生時代エピソード・・・そして現在・・・はぁ〜切ないわ。何気に谷くん面白いww
匿名
もうすぐ卒業
受験や進路、家族の入院など前回よりもシリアスな展開が多かったです。それを乗り越える度に2人の結び付きが強くなってますます目を離せません。個人的には原先生にも幸せになってほしい(笑)
大人への階段
二人とも少しずつ進んでますが、佐条君は恋に受験に大変な時にお母さんが入院してしまって。草壁君がすごく支えてあげようとしてるけどうまく受け入れられないのがもどかしい。なんでしょう。絵が内容を邪魔しないというか物語がとてつもなく良いです。原先生の高校生の時の話もほろ苦いな。。。『空と原』に出てた先生ですよね。順番先に読んでしまったからまた読み返してみます。
最高です
だいすきなシリーズのひとつです😊
利人が頑張り屋さんで、早く草壁くんに甘えてくれーーと思いながら見てました。
二人のさりげないやり取りをずっと見てたいです!
Posted by ブクログ
『同級生』の続編シリーズ。
『冬』『春』合わせて卒業までのゆれるピュアな時間を紡ぐ物語。
少しずつ二人の距離が近づいていく過程に、切なさや愛しい気持ちや、二人の気持ちだけでない親との関係など色々とちりばめられていて、いろいろ含めて恋愛って素敵な瞬間だよね…と改めて思う。
青春ならではの瑞々しい感情
同級生の続編で、距離の縮まった2人がまた見られますが、なかなか物理的にも精神的にもすぐには縮まらずそのもどかしさが良いです。
原先生推しなので2人に絡む先生が可哀想ながらも、一途でキュンとします。
春へつながる終わりなので、どう繋がっていくか楽しみです。
☆が足りない
この作品を評価するなんて難しすぎました。
だいたい☆が五個なんて足りなさすぎました。
何個あっても足りないくらいだし、評価何ておこがましくて涙。
ハアハア。
いや、そのくらい素敵なお話です。
BLの純文学です。
絵の美しさよ。西条と草壁、ハラセンの気持ちの動きが美しく描かれ、コマのひとつひとつにこちらのイメージを膨らませる叙情が込められてて、胸が締め付けられました。
実際こちらの「冬」を読んだあと入眠したら、夢の中でその先が気になって身悶えする状態でした。西条と草壁の気持ちの切なさが染み入っちゃって!
中村明日子先生、この作品を作ってくださってありがとうございます!
心にずーっと生き続ける作品に出会えたことに感謝です。
感情の描き方
感情のアップダウンの描き方とか、その時にその人がどう思うかっていう気持ちとか、まんがに表しづらそうな感情の機微がすごく繊細に描かれている作品でとても好き。
草壁が天使に見える
草壁光のどこまでも利人を慈しむ姿は西洋絵画の中の天使のように思えてくる。読了マンガの中で一番好きな人物です。
ちなみに人間らしさもある草壁は先生よりずっと大人です。あれは誰だって怒る。優しい、優しい、優しくて強い。いつでも恋人が望んだ以上の気持ちをくれる。大好きな男の子です。
Posted by ブクログ
「同級生」から話が進み高校3年生になった二人。
二人の恋路も含め受験などの進路についてもより真剣に考えてゆく過程で生まれるすれ違いなどが描かれます。他全体の評価としては同級生の紹介ページで詳しく書いていますので割愛します。
Posted by ブクログ
同級生の続編。
知人へ同級生を返してすぐ、書店へ直行。
続編を含め3冊余裕で購入してしまった。
相変わらず2人が可愛い。
胸がきゅんとするとは、まさにこのこと。
Posted by ブクログ
素敵な恋の続きです(*^-^*)♪♪♪
付き合いだして、初めて迎える冬。
さまざまなエピソードが、胸をほっこりさせてくれます。
恋愛はこうやって想いが深まっていくんだなぁとあらためて実感。
しかも憎めなくいキャラクターばかりでとっても愛おしいです。
卒業までの二人を暖かい気持ちで見守っていきたいなと思いました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「同級生」の続編。「卒業生/冬」→「卒業生/春」へと続き、完結します。
Posted by ブクログ
誠実なロックマン・草壁と絵に描いた優等生・佐条がゆっくり、まじめに、恋をする続篇。いよいよ受験が目前に迫る佐条をそっと見守り支える草壁もようやく自分の進路が決まって、些細な不安からたまにすれ違ったり、お互いの気持ちを確認し合ったりしながら、恋人同士としての関係を深めていく二人がいとおしくてうらやましい。そして明日美子さんの描くちゅーシーンは品のあるエロティックさと愛に満ち溢れててホントたまんない~大好き!! ハラセンに妬く草壁の独占欲もかわいいなー(笑) てかやっぱハラセンは即刻ヒゲ剃ってパーマを(ry
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色々すれ違ったりもどかしかったり、高校生同士の恋愛のぎこちなさがこれでもかと描かれていて、読んでいて身悶えることこの上なし。所々出てくるハラセンが二人のいいアクセントになっていて、それもまたよし。
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草壁の気持ちがすごくわかる、イヌのごはん待ちみたいだとか、何かしたい気持ちが自己満足なだけだとか、痛いくらいわかって、なんというか本当に心に刺さる描き方するなー。目が離せない。
Posted by ブクログ
BLって数こなしてないので何ともいえないけど
自分の好みがあるとしたら
登場人物が男の子であることに嫉妬を覚える
ようなヤツだと思った
そしてこれはそれにあたる
空気感・透明感が秀逸
Posted by ブクログ
シリーズ三作品の二作目。
全部買ってから読んで良かった!
この終わり方で続かれたら切ない…
草壁が真っ直ぐで良いなぁ。
私の中で、攻めはひたむきさが大事。
受けは多少ひねくれても、たくさん愛情注がれて幸せなら善し。
お母さんに紹介の下りがとても良かった。
【大丈夫】って、言葉だけじゃなく気持ちも伝わってれば、大丈夫。
Posted by ブクログ
高校生時代のドキドキやキュンを思い出します。
受験や夢といった進路がリアルで、この時期特有の閉塞感もキチンと読ませるのがニクイ。
恋と今成すべき事とのバランスをとっていく二人が、真面目に恋愛してる感イッパイで初々しい。
表紙の雪を舌で受けようとする行為が、なんかいい雰囲気だよね。
Posted by ブクログ
「同級生」の続編です。
原先生フィーバー!!(笑)
高校生時代の話もあるし、草壁×佐条にも小憎たらしい攻撃を仕掛けてきます(爆)
でも2人はラブラブ度を増してしまうっていう(笑)残念ですがだからこそ原先生って感じもします。
Posted by ブクログ
主人公の2人のことじゃないんですが、ハラセンに幸せになってもらいたいです!ほろにがビターな存在感出してるのはお話的にもすごくいいと思うんですけど、ちょっとは報われてほしいなぁ…
帯が「恋が、愛しさに変わるまで。」っていう言葉なんですけど、ぐっとくるというか、きゅんときますね。
言葉に表現するのが難しいくらい、爽やかで甘酸っぱいです。
何回読んでも、お話がいきいきしていて、飽きることがありません。
あ、「卒業生-春-」もまとめて買っておいてよかった、と心から思えるような幕引きでした…(苦笑)
Posted by ブクログ
冬ですね。相変わらずの草壁のスマートさにはドキドキしてしまうものがあります。ドキッとするようなことを、何の気もなく飄々とできてしまうのだから性質が悪い!(笑)まじめにゆっくり恋をして、ちゃんと成長してる2人が好きだ
Posted by ブクログ
良かった~、続編を描いてくれて。草壁くんの「もえじにそう…」と言う言葉を読者も体感できる所が素晴らしい。
「同級生」だけで終わってしまわなかったのが本当に嬉しい。
続編を描いてくれてありがとう、と言いたくなる作品だ。
草壁の一目惚れから始まって、佐条くんが自分の気持ちの揺らぎを戸惑いながらも受け入れていく様が丁寧に描かれていて、この二人が本当に結ばれて良かったな、と心から思う。心身ともに。生徒である佐条に惹かれて止まないハラセンも良いしなぁ。
Posted by ブクログ
ホント、ピュアラブ。
キスって大事ってことを改めて思う、みたいな。
絵柄は申し訳ないけれどやっぱり好みにあらず、なのだけど、うまいなぁ~〜〜とは思いながら、でした。
保健室でのキスに至る横3コマの真ん中、あの目、あの線だけで『ちゅーしたいんだけど』って心の声が聞こえてくるのスゴイ。
ハラセン、ホントに好きなんだねぇ〜
掻っ攫われて悔しいのもあるんだろうけど。
手に入れよう、手に入るだろうと思っていたのは物であれ人であれ、手に入らないことが分かると俄然欲しくなるよね。
そして、高校生の頃から気怠い男子だったのね〜 色気ダダ漏れやん。
で、その頃から手に入れ損ねてんのね。
頑張れ!
Posted by ブクログ
左条くんが絡むと、原先生がどんどん草壁くんを焚きつけちゃうのいいなあ。そのおかげで結構進展してるし、二人の姿見てられなくてつい後押ししちゃう感じ。でもチンタラしてると掻っ攫うぞみたいな、さ。
ホテルで左条くんとホテルにいると連絡した時も、慌てて駆け込んできたもんね。頭に海鮮パスタ?!まみれさせてさ(どういう状況なの?!)
わたし両思いがちゅーするシーン大好き人間なんだけど、2人はほんとに良くちゅーする場面がたくさんで嬉しい!!ぎゅーもイチャイチャも多い!!
「今お前に会いたい」って言われて、浮かれすぎてるのか、靴紐結ばずそのまま走り出してる草壁くん本当かわいい〜〜〜〜
冬
ーーとヒヤヒヤさせてみる、でめちゃくちゃ笑った。ハラセン良いキャラ過ぎる。ハラセンの過去が少し掘り下げられた。もっと知りたい。
続編
同級生の続編。付き合う事になり、卒業に近づくにつれて、それぞれの生活環境が変わって行く所。会いたいのに、会えない…そんな二人の感情が色々と表現されていてとても良かった。
Posted by ブクログ
恋が、愛しさに変わるまで。
草壁光×佐条利人
大学受験を控えた佐条は、予備校帰りに草壁とのデートの時間を重ねていた。そんなある日、佐条の母が入院することになる。病院への往復、家事、そして受験に追われ、心身ともに疲れていた佐条は、「今、お前に会いたい」と、だれもいない自宅に草壁を呼んだ…。
収録
冬のはじまり
げに大人というものは
手ぶくろをかいに
Fitting
気になるあの子
気になる先生
雨に宿る
泣きそうなとき
Posted by ブクログ
受験の追い込みに入っている倉田。
予備校近くでその終わりを待つ草壁。
それどころの時期でも無いのに妙に草壁を意識してしまう倉田。
あ〜〜〜、もう、何これ!
何なの、このキュンは!!!
すること、しないの?いつするの?どうしたいの?
と原先生みたく焚き付けたくなりました。ハァハァ。
でも、二人は二人の距離で付かず離れずで毎日を過ごす。
きっとヤりたい盛りなはずなのに、妙に真面目。
原先生の高校時代の話とか、こちらもキュン。
原先生がいい味出してるし。
お母さんが病気で入院しちゃって、どうなるのかな…。
むずがゆい
前作から引き続き、、2人の関係が進みそうで進まなそうで、、読んでて少し焦れったいような、、
ちょっと消化不良感が否めないような( ´_ゝ`)
まぁ、もちろん続きは読みますけどねww
Posted by ブクログ
表現する内容が洗練されているというか、
やっぱりすごい作家さんだなぁ~。
でも、のめりこんだりはせず、面白いとも思わず、
静かな心で読んでたので☆3
Posted by ブクログ
冬の季節は、すこしずつ 二人の距離を近づけていく――。
大学受験を間近に控えた佐条は、予備校帰りに草壁とのデートの時間を重ねていた。そんなある日、佐条の母が入院することになる。病院への往復、家事、そして受験に追われ、心身ともに疲れていた佐条は、「今、お前に会いたい」と、だれもいない自宅に草壁を呼んだ…。ほか、ハラセンの青春時代を描いた番外編、『げに大人というものは』同時収録。