凪良ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間の嫌な部分が見え、自分を確認する作品。
一般と違うだけで異様な目で見て、その人とその周りの全てを否定する。
幼女と成人男性が関わる事件は、性被害があったという前提で考える。
被害者を哀れな目で見て、可哀想な子というレッテルを貼る。
客観的に見たら、自分はこんな偏見的な考えはないと思うのかもしれないが、実際は多くの人が思っていることで、偏見的な目を持っていない更紗や文のような人はごく一握りなのかもしれない。
人間は過去に影響されるが、更紗と亮では影響の形が違う。
更紗は両親との楽しかった思い出を振り返り、学習としている。
亮は母に捨てられた過去から、愛情が執着へと変わっている。
人 -
匿名
購入済み汝、星のごとくの続編。
大きく3つの短編に分かれていて、前作の登場人物の過去や想いなどが明かされるので、前作を読んでいて疑問に思った点の答え合わせもでき、より一層深く物語に入り込むことができる。
特に最後の章は主人公のその後の老後までについて書かれていて、既に思い入れを持って読み進めてきた主人公だったこともあって尚更感情移入しやすく、心温まる場面も多い。
世間一般でいう「普通」から外れた登場人物達が自分の幸せの形を探していく姿はとても素敵で、勇気づけられる。最後はすとんと腑に落ちる終わり方でとても気持ちの良い作品だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直ね、
原作読んだ時も、
ドラマで見た時も、
卒業式後のキスシーンで涙はでなかった。
だけどなぜか、コミックスでは泣いた。
それまでの平良の考えていることがどんどん私の中にも積み重なっていく。
あの目、あの思考、清居しかみない、見えない、狂った平良。
そして、ぱん!と突き放された(と思った)あの瞬間。
ドラマでは側溝の水の中に落としたスマホが
小説原作で、水たまりで、そこに平良が倒れこむのも分かっていたけど、
コミックスでそれをまざまざとみて、
「清居がさっきまで写っていた水たまり・・」に顔を近づけるのも
鳥肌だし、泣けるし、
もう会えないとおもうと辛くてつらくて・・・
「世界ごと壊れて -
Posted by ブクログ
【ページ数】 310頁
【読み応え】 ◎
【ストーリー】 ◎
今回は互いにちょーーーーつらい
平良は自分の将来について深く考え込み、清居は待ち焦がれていた舞台の仕事。
しかし清居の演じる役は美形とは縁遠いような売れないお笑い芸人。
清居は稽古でさんざんダメ出しを食らい、どうすればいいか悩みに悩んだ末、美くしい顔を捨てるため20キロの増量を決意。
まあもちろん、そんな醜い姿、平良に見せたいと思うはずもなく同棲を解消。それだけでなく、一切の清居に関する情報を見るの禁止。
平良絶望。
という感じで進んでいきます。
ふたりの絡み少ないんじゃね?と感じる方多いと思います、正直少ないです。