苫米地英人のレビュー一覧
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ネタバレクリス・アンダーソン著『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略』が話題になってた頃、同書も発売されたと記憶している。
上述のアンダーソン氏の分類では、フリー経済とは以下に分類される。
①直接的内部相互補助 - 無料で消費者を引き寄せ、有料に誘導する
②三者間市場 - テレビ、ラジオ等に代表される広告。
③フリーミアム - 無料消費者のコストを、有料消費者が負担する。
④非貨幣市場 - 金銭のやり取りが発生しない。
このうち④がインターネットの世界で広まっている。
なぜならネットでは、経済学でいう「限界」の概念がないからだ。つまりコストをかけずに多くの人にサービスを提供できる。
だがそう -
Posted by ブクログ
著者が自信をもって予言している様々な未来の姿はひとつの意見としては参考になるが、彼は日本の株式市場のオーナーの構造について完全に誤解している。
MTBJの法人としての出自がチェース信託であるがゆえに、MTBJを外資によってコントロールされているとしている。また運用会社としてはブラックロックだけが登場するが、運用会社がフィデューシャリーとして第三者の資金を投資している枠組みを理解することなく「外資に牛耳られている」という評価は、残念な無知。
彼ほどの頭脳を持つ人物でも、資産運用ビジネスの事を理解していないことがわかる。金融資本主義という言葉で資産運用ビジネスをグリーディーな腹黒な悪人に仕立て -
Posted by ブクログ
とまべっちの本は3冊目です。
この人の本を読むと、いかに自分が無知か思い知ります。
もちろん知ってることを確認するだけの読書なんて意義が小さすぎるので、良いことなんですけどね。
TPPに関しては日本からしたらアメリカがメインの考え所
いや、GDPからして全ての国にとってアメリカは大きな存在だったんですけど、結局トランプが撤退したんですよね。
そういう意味ではトランプNICE!なんでしょうか。
政治や経済に明るくない僕はトランプかクリントンならトランプと思っていたんですけど、ことTPPに関しては両者反対だったのかな?
クリントンは本心では賛成というような気もしますが。
あと外資企業って普通に -
Posted by ブクログ
ネタバレ筆者のかなり偏った考えに基づいた内容となっているが、将来を予見するには、このような自分とは異なる考えを持つ方の考えも取り入れて、総合的に自分の頭で考える必要があると感じた。
当然ながら、全ての考えが相容れないわけではなく、共感できるところもあり、また共感できなくてもそういう考えもあるなあと思えるだけでも読んだ価値があると思う。
子供達には、大学時代には専門性よりもリベラルアーツを大事にする大学選びをすることや、自分との向きい方や人工知能がより発達する将来に向けた仕事との向き合い方も一緒に考えていきたい。
また今後のロシアの動きにも注視していきたい。
・一般に生産性を上げるために行ラべきとされ -
Posted by ブクログ
人間はレストランに入るとき、看板やメニューや客などを見て自然にレストランであることを認知しているが、人工知能にどうやって人間の認知を理解させるか。
・私はりんごが好きです。
「私」と「りんご」と「好き」を覚えさせれば理解できる
→統語論(チョムスキー)
りんごといってもリンゴスターなのか、アップル社なのか、椎名林檎なのかわからない。意味が大事→意味論(シャンク)
フレーム理論、スクリプト理論…など認知科学の発展。しかし、人間の認知には及ばない。
統語論も意味論も超えた、超情報場というものがあるのではないか、というのが苫米地博士の仮説。人間は「ここはレストランである」という超情報場からの