【感想・ネタバレ】フリー経済学入門のレビュー

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Posted by ブクログ

 こちらの本も、苫米地さんの本。「フリー」という本、その考え方がすさまじい勢いで知られていっていますが、その考え方を苫米地さんらしく、自分の中に落とし込んで分析を加えて、わかりやすく解説してくれたのがこの本だと思います。
 苫米地さんの本は、脳がいい感じに刺激されるというか、読みやすいし勉強になるしで好きなのですが、この本を読んで少し世の中の見方を変える必要があるかなと思いました。そんなに大げさなことではないですが、例えばこうやってブログを書いたりtwitterでつぶやいたりしていることは「自分を発信するための手段」として見れば何もしてない人よりも活動的なのかもしれませんが、「お金にならない労働力をかけて更新をして、ブログやtwitterを無料提供している会社の宣伝をしている」と考えるとたちまち、ただ働きを喜んでやって、自分だけならまだしもそれを他の人にも「やったらいいのに」ってすすめてくる極めて迷惑な人、ということもできなくもない。
 考え方次第ですし、現に僕はこうすることに意味を見出して更新をしているわけですが、「知らないことは失うこと」ですよね。知らずにやるか、知っていてもやるか、そこには大きな隔たりがあると思います。
 単純に楽しいから、と趣味の世界でされているのであれば特に問題にはならないと思います。そして、1人の力で夢をかなえること、やりたいことを実現していくことができない以上、どこかと手を組みながら一緒にやっていく必要があるとは思います。
 ただ、そこで自分は自分のやりたいことに向かってやれているのか。相手のお手伝いだけをして、形としては搾取され続けていることに気づかないだけになっていないか、少し立ち止まって考えてみることも必要だと思いました。新しい技術を歓迎するのはいいけど、その技術の本当の目的は何か。
 例えばiPhoneを持ったことで自由は広がったのか、逆に位置が誰にでもすぐにバレてしまうようになったとか、監視や制約をより受けやすい立場になってしまったのではないかとかiPadを持つことで自分が今どんなことに興味があるか、とかをさらに見えない誰かに把握されてしまうようになってしまうとか、考えなきゃいけないことってたくさんあるんだろなと思いました。
 そして、こういったことはこれからの自分の進み方にも大きく影響してくる。このタイミングで読んでおいて良かったと思えた本でした。

【kijimasashi的には、こんな人向け】
・新しい技術に興味がある。
・ビジネス本が好き。
・プライバシーの管理が気になる。
・なんとなく今の世の中に疑問を持っている。

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2020年01月07日

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TVなどでもおなじみの苫米地英人氏が2010年に発表した「フリー経済」「フリーミアム」に関する著作。日本にも「只より高いものはない」ということわざがありますが、アメリカなどを中心に世界で流行している「無料」からお金を生みだす戦略について、紹介されています。マイクロソフトやグーグルが巨大企業になれた理由の一つもここにあるようです。

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2020年07月20日

Posted by ブクログ

私たちの身の回りに溢れた「フリー(無料)」の罠?
「入門」とあるように、経済学の知識なしでも日常の一コマを切り取った解説は分かりやすい!

所々出てくる専門用語は難しく感じるかもしれないが、理解できないことはないだろう。
この本は別の専門書への足掛かりとしては良書だと思う。

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2018年12月13日

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googleの世界支配はかなりヤバいなと思った。必要以上に気にするのもよくないが、無料という響きに気をつけなければいけないと思った。

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2014年07月16日

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「フリーミアム」について解説しています。アンダーソンさんの分厚いFREEを読まなくてもよいかも。

「フリー」には隠された意図がありますよ。っていうことを理解するにはとても良い本だと思います。この「フリーミアム」の罠から脱する点については、ちょっと凡人には無理~。という点もありましたが、フリーミアムというものがいつごろから、どのように発展してきていて、どういう意図で使われるものなのかということはとてもよく理解できました。

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2013年10月11日

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限界費用、限界効用という概念を学べた。

苫米地氏曰く、フリーランチはないという。であるならば、日頃利用している無料のYoutubeやちょっとアダルトなサイトの利用で今後どのようなツケが来るのだろうか?う〜ん、考えさせられる。

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2013年09月24日

Posted by ブクログ

世の中の仕組みを知らないと、奴隷になっちゃう。

某国の経済システムのなかで世界が動いていることを知ると、
世の中で起きていることが理解できる。
『ヘッテルとフエーテル』でも感じたことだけれど。

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2012年01月23日

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クリスアンダーソンのややアンチテーゼぽく書いている本だけど、フリーより初心者向けかも。読みやすいのでおススメです。これを読んでからクリスアンダーソンを読むほうがいいかもしれません。

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2010年11月15日

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「洗脳」の苫米地博士がフリーをどう切るのか興味をもち読みました。
小生、昔タダのものに手を出し、高い授業料を払ったことがあります。
それから「タダほど高いものはない」という言葉が常に頭の中にあります。
しかしYahooもGoogleもGmailもツィッターも、全てフリー。タダ。
半分くらいはそのカラクリが分かっているつもりですが、
半分はやはり分かりません。

ですので、スターウォーズで暗黒卿のシス(パルパティーン議長)が
「オーダー66を実行せよ」といった瞬間にクローンが全て裏切り、
味方が敵にねがえる。
そんな状況がいつ起こるか分かりません。
つまり、気軽にツィッターを使用していますが、ある日突然それが
生活の不自由や障害に変身してしまう。
そんな恐怖があります。

「フリー(無料)のものであれば、ホメオスタシスレベルが崩される
ことはないので、人は惹かれてしまう」
そうです。
つまりフリーだから何も影響はないと人は考えてしまうとのこと。

人にはあえて「束縛を選れぶ」という自由があります。
映画にもなった南アフリカのサッカーチームのユニフォームを選ぶとき、
ほとんどの人が人種隔離政策を象徴するゴールドとグリーンの変更を望みました。
しかし、当時マンデラ大統領はあえて、その色の継続を主張します。
それは、黒人の手に南アを取り戻すために、欧米を味方につけたいという
考えがあったからです。

つまり、あえてフリーを避けることで、よりよい結果を得ることができると
いうものです。

本書には「フリー」対する苫米地氏の考えが述べれています。
「フリー」を読んだ後、より一層フリーを理解するために
本書はお薦めです。

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2010年05月20日

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いかに日常の中で無料という魅惑的なものに人が翻弄されているかわかった。

無料の影に潜む何かがあると一回立ち止まって考える必要がある。

ネットを使う人にとってはなくてはならないものになってきたGoogleでさえもフリーミアムと解釈できるので、その意味を想像してみるとすこし背筋が冷たくなった。

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2010年05月17日

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村八分ならず、Google八分が存在することが衝撃だった。やっぱりフリーランチはなくて、何かしらの対価は払っていることを念頭においてフリーを利用する必要を感じた。

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2010年05月16日

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ネタバレ

クリス・アンダーソン著『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略』が話題になってた頃、同書も発売されたと記憶している。

上述のアンダーソン氏の分類では、フリー経済とは以下に分類される。
①直接的内部相互補助 - 無料で消費者を引き寄せ、有料に誘導する
②三者間市場 - テレビ、ラジオ等に代表される広告。
③フリーミアム - 無料消費者のコストを、有料消費者が負担する。
④非貨幣市場 - 金銭のやり取りが発生しない。

このうち④がインターネットの世界で広まっている。
なぜならネットでは、経済学でいう「限界」の概念がないからだ。つまりコストをかけずに多くの人にサービスを提供できる。

だがそうして無料で広まっているように見えるが、裏では何らかの対価が支払われている、あるいは今後支払わされる。
またお金という面でなくても、「自由」という対価をも支払われている。
大事なのは無料のものはないと、自覚すること。

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2019年03月23日

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ネタバレ

全体的におもしろいとは思うが、中盤から権力者による支配や陰謀の話も多用され、どこまで本当なのかなっていう印象を持ってしまった。

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2016年05月02日

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フリー。。この方向にビジネスは向かって行くことは間違い無し。その中でどんなチャンスを見つけるか? ヒントを想像するには良い1冊だと思います。

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2014年02月25日

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"タダより高いものはない"。バックエンドには何があるかを予測し、自分にとって本当に必要なものを選んでいくことが大事なことだと再確認させてくれる一冊。

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2014年01月02日

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読む人が読めば役立つかもしれないが、ほとんどが自分には必要ない情報だった。すごい人なんだというのは分かるが、著者の考え方と自分の考え方が合わない。

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2013年11月23日

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大元の「フリー」を読む前に(何せ分厚い)概要を掴むべく読んだ。フリー経済というのはGoogleやらを始め、馴染み深いが苫米地さんが絡むと若干陰謀論的な側面が見える。それを楽しめるか否かでこの本の評価は変わるかもしれない。概要把握にはいいですよ、あっという間に読めるし。

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2012年06月03日

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ネタバレ

この本は経済学とタイトルに入っていて、限界費用などの話もしているが、基本的なスタンスとしては「フリー経済の中を生きる私たちがフリービジネスにどう対応すべきか」というものである。
①無料の論理にだまされないこと。
②ホメオスタシスレベル(コンフォートゾーン)をもち、それが人々を縛っていると自覚すること
③FREEの概念からも自由になる
クリス・アンダーソンのフリーを読んだ後に読むべき本。私がクリス・アンダーソンの本を読んでいて反対意見だった点(贈与経済の点とフリーランチは存在するか否かという点。)を後押ししてくれた。世界レベルの思惑の話はそんなに好きではないけれど、この点と「無料」とホメオスタシスレベルの関係がしっくりきた点で読んでよかったと思う。

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2012年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

苫米地論。

要するに、本質とは『何がしたいか』ということ。無料を含めて、お金は手段でしかないから。

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2011年02月19日

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2010/11/28
この人の考え方あんまり好きじゃない。
ITはクラウド化してクライアント側でデータを持たなくなってるのになんでP2Pが有力と思うんだろう。一般のPC500万台繋げたってgoogleのデータセンターにはかなわんよな。
なかば自分が進める事業の宣伝のように聞こえる。

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2010年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり苫米地は頭がいいなぁー!今回も勉強になりました。
私も無料大好き、無料ならどんどん使っている身なので、ここに書いていることを肝に銘じて利用していきたいです。

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2012年02月19日

Posted by ブクログ

後半は、色濃く陰謀論の色彩を帯びているが、この話題に斬り込んで行くと、不可避なことなのか。この本の主題・結論はつまるところ、本文中にも言及があるように「ただより高いものはない」につきる。この言葉の意味を「抽象化」して考察できる人には自明の書であり、あえて敢えて精読する本ではないかもしれない。

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2010年06月28日

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