田原総一朗のレビュー一覧
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彦根城に行った後、彦根藩の歴史が知りたいと思い、こちらの本を手に取りました。
田原さんは、彦根市の出身です。
「帰省時、車中から見えてくる彦根城の天守閣が視界の中で次第に大きくなって流れていく景色は、帰ってきたという安堵感を与えてくれる」
という記述にあるとおり、この本からは、彦根の人にとって、彦根城、そして井伊家が、街の象徴以上の、特別な存在であることがわかります。
(私は、高速から高井戸の焼却炉の煙突を見ると、帰ってきたなあ…と思います。なんて風情がないのでしょう…)
彦根城の隣には、そのルーツを彦根藩の藩校にもつ、彦根東高校があります。
田原さんは、この高校の出身です。
「どんな人にも臆 -
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☆3(付箋12枚/P341→割合3.52%)
面白く読みました。こういう色々な人物評は楽しい。
・田原 東京はコペンハーゲンでの敗北以来、弱いとされてきたロビー外交を地道にやってきたわけですね。
森 コペンハーゲンのIOC総会では、一回目の投票で二十二票、二回目は二十票しか取れなかった。IOC委員はいい顔をしたけれど、票を入れてくれなかったわけです。負けて帰国してから、JOC副会長の水野さんになぜ負けたのか、敗因をきちんと分析して報告してくれと言ったんだが、はっきりと言わないんですよ。それで、ぼくは「こいつらじゃダメだ」と思ったんですよ。JOCは仲間内だけでやっていて情報を外に出さない。だか -
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単行本は1990年発行、文庫本は1994年。
時代は平成に変わり、まもなくバブル崩壊という時期。
最後の好景気を謳歌した経営者たちにも時代の区切りがやって来た。
それは戦後の社会を作り上げてきた世代の年齢問題であり、企業の年齢問題であり、社会の年齢問題でもある。
つまり今から見返すと、戦後の日本がちょうど下り坂に差し掛かった時期だったと言える。
上り坂の世代から下り坂の世代へのバトンタッチ。
置き土産は稼ぎだした社会資本と日本の地位、なりふり構わず働いたあとの矛盾、隠蔽、人材育成不足。
結局昭和の終わりは戦後社会を作った世代の終わりであり、平成の始まりは戦後昭和世代の時代であり、平成の終わりは -
- カート
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試し読み
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南京事件については、日本軍の上層部は中国人への敬意をもち、指示した人もいたかもしれない。しかし建前上かもしれない。
部下は略奪禁止令をはいはいと聞き流していたのではないか。つまり、略奪や強姦などの南京事件はあったのではないか。上層部も見て見ぬ振りをし、軍としてそういう行為がまかり通っていたのはありえる。
日本的組織特有の下克上的命令無視。YesとNoがはっきりしていない日本の文化では上からの絶対命令服従ということはありえない気がする。
被害者の人数というのは今となっては正確なところはわからないだろう。
それにしても、大川にしろ頭山にしろ、国政に一般人がこれほど関わるものなのか。大川にいた -
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ヒューマンスキルとしては当たり前だけれども、一つ一つに解説の絵がつけられていてとても分かりやすい。
分かっているよと思うけど実際に体現できない、知識としてしか得られていない、そんな人達の頭の中身を最適化してくれる本。
ただ有名人のエピソードがベースになっている分わかり易さがあり、似た内容の本からは頭の1つ抜き出ている。
作家中谷彰宏
・褒めるために必要な3つの心構え
負けを認める 共感する 表情で表現する
・挨拶のように褒める習慣を身につける
・皆と同じところをほめない
・振られた話題の9割は相手が自慢したいこと
プロインタビューアー吉田豪
・手土産であなたのファンを演出する
・自分の