田原総一朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フリージャーナリスト田原総一朗さんが大きな影響を受けた政治家、経営者、文化人と実際の交流を元に書いた評伝です。
彼らの怪物たるゆえんに共通する攻めの姿勢とは、冒頭著者の言葉にある「責任を回避しない、自ら積極的にドロをかぶる」という姿でした。
その姿は田原さんのテレビ社員時代にプロデュースした、伝説のドキュメント番組と重なります。
放送コードぎりぎりの芸人やパンクロッカー、過激な活動家達に、マイク一本で飛び込み、するする本音を引き出す田原さんの姿は、本当に一会社員なの?というほど攻めです。
嘘のない真摯な姿勢が、昭和を彩る大物達の信頼を得、他では味わえない生き生きとした人物像を伝えてくれます。
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Posted by ブクログ
オリンピック関連で昨今話題の森元総理に田原総一朗が聞き手の形で話を引き出した一冊。正直物凄く面白かったというのと、森元総理に対して悪い印象は持たない。なんでも喋っていてそれこそ広報チェックは入ってるのかと心配するぐらいだけど、これまでの自民党政治がどういうものであったのか、マスコミを通じた印象とは違う血の通った部分や、最近あまり聞かなくなった金の話など。(聞かなくなってなかったわ。都知事それで辞めたんだったわ。)ここ半世紀の日本の政治の事情の一面がよくわかる内容だった。ビートたけしみたいな立ち位置だったら人気になったんだろうけど、政治家で首相経験者で今も公人ですから、もう少しつまらなくてもサー
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購入済み
破天荒!
本書は鉄道員から映像ディレクター、映画監督まで経験して、いまや政界にガッチリ食い込むジャーナリストとなった田原氏の自伝なのだが、なんといっても映像ディレクター時代の話が破天荒で面白すぎる!
時代の荒波に乗って自己実現していくメチャクチャさは、昭和ヒトケタ世代ならではでしょう。
そして、田原氏は朝まで生テレビでなぜあんな傍若無人とも思える司会をしているのか?本書はこの疑問に明確な答えをあたえてくれる。
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Posted by ブクログ
田原総一郎氏( @namatahara )が国民学校(現小学校)5年生の時に、終戦した第二次世界大戦までの長い戦争。
なんでそんな負けるとわかっている戦争を起こしたのかというのが本書。
軍部が暴走したやら、アメリカ陰謀説やらありますが、それら諸々を江戸・明治・大正・昭和と4つの時代にまたがりまとめたのが本書。
世界の流れの中で、支配するものか、支配されるものか、の2択しかなく、日本が支配する側を目指さなければ、ただ単に欧米露に支配されて終わってただけ…
そう考えると、難しいけど、反省し繰り返してはいけないけど、しょうがないのかと。
その流れを断ち切る力はないだろうし。
ただ、まだ100年も -
Posted by ブクログ
・特定の史観に頼ることをせずなぜ日本は先の戦争に突入したかを探る大変興味深い一冊。この特定の史観に頼らない、ということがどれだけ難しいか読んでみてよく分かる。
・歴史は本当に面白い。面白いまでに全てが繋がっている。本書に取り上げられたどの場面でも何か一つが違えば先の戦争もなかった気もするし、それでもやっぱりあったような気もする。かと言って維新以来の必然だったと断言するつもりもないし、そのように本書は述べてもいない。個人的には否定したい史実の解釈も含んでいるけれども、非常にバランス感覚に優れた内容だと言える。
・「富国強兵」「和魂洋才」「八紘一宇」などの言葉を一体誰が最初に言ったのか、という所か -
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試し読み
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Posted by ブクログ
6/5:田原総一朗氏とTwitter上で著名な(神っぽい人)との対談集。元々Twitterをやっていなかった田原氏がこの対談中に開始し、はまっていく姿が見てて楽しい。柔軟なのだなと改めて実感。
内容としては、三木谷氏、津田氏、上杉氏、ホリエモン氏と確かにTwitter上で超有名な方が、メディアの新しい在り方について議論されており、既存メディア(テレビ、新聞)の腐敗、凋落ぶりが浮き彫りになり、もう浮上できないなと再認識。せっかく色んな媒体があるので、全方位で情報を受け止め自分で判断しよう。テレビと新聞の報道には必ず裏(発信者の思惑)があると考えよう。
上杉氏との対談が一番面白かったかな。逆に三木