高遠琉加のレビュー一覧
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フランス文学専門の准教授の成澤は「何もかもがつまらない」日々を過ごしていた。
ある夜非常階段から飛び降りようとしていた新人編集者の蒼井を助けるが飛び降りようとしたのではなく「ただ雨に濡れたかった」だけと蒼井。
そんな彼に次第に成澤は…。
誰にも執着せず恋愛に関してもクールに徹してきた成澤が地味でどこに惹かれる要素があるのか悩みながらも、蒼井の本質を知っていくうちに好きになっていく所が良かった。
蒼井の心に住む想い人への気持ちの重さに成澤が心乱され嫉妬し、そして取った行動。
最後蒼井がそれに応えて受け入れてお互いに「好き」だと言えてホッとしました。
「恋なんて最低だ」の後の
「もうこれで最 -
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ネタバレ名家の子息ばかりの全寮制男子校、屋根裏部屋、天体観測。このワードでこの作者さん、面白くないわけがない!と、先に読んだ先生同士のスピンオフも面白かったので期待値大で読みましたが、やはりとても良かったです…!
攻めである花塚視点だし、頑なすぎる昴は単に素直になれないだけだと思って読んでいたので、夏休みに昴の妹が寮に忍び込んでからの展開は衝撃であり、とても辛いものでした。真実を知ってどんどん傷ついてゆく花塚が可哀そうで…。
「好きだ」と本音を伝える昴に「嘘だ」と信じない花塚の、はじめてふたりが身体を重ねるシーンでは、号泣。切ないベッドシーンランキング1、2位を争うほどの切なさでした。(「SHOOW -
購入済み
安定の作家さん
いい男が食べられない餌吊り下げられながら友達関係続けてるっていいですねー。切ない、決定。大好き設定。
楽しめました。
ただ、いい歳した男が、こんなにウブなことある?って、いつもうっすらイライラするんですけど、まあ、攻めが好きなら良いです。 -
購入済み
作者買いです。
最近高遠先生の作品にはまり込み購入しました
その中でも主人公「諒」さんが際立ち、一気に読んでしまった
使用人×御曹司
この時代でもこの関係があることを知る
でも最後は「本当に欲しいもの」を貰い、傍にいることを選んだ諒さん
久しぶりにやられました -
購入済み
読んでますます
読んでますますファンになりました
特にいろんな場面ごとに素敵な言葉が出てきて、自分自身に当て嵌めてしまう
自分に自信を持つこと、そのためにも「学び」大事なのだという
自分も結婚してから働きながら大学で学び、大病しつつ頑張って卒業しました
それは自分にとって大きな自信につながりました
「記憶は宝物」本当にそうです
親、兄を亡くし一人残されても、「家族」の記憶は宝物として残ります
思い出話をする相手がいなくなってしまったことを思うと寂しくなります -
購入済み
作者買いです。
一気に読んでしまった
まさかな展開と次への期待でドキドキしてます
一族が経営する私立学園の教師×元Jリーガーのスポーツトレーナー
血の繋がらない甥と叔父だったなんて -
すごく切ない
二度も同じ人に振られるなんて切な過ぎる
一度目は高校生のとき
二度目はアルバイト先で
しかも彼女も良い人で辛すぎて好きな仕事も辞めてしまう
最後は両想いになって一緒にいられるようになったからよかったよね -
購入済み
こういうのは初めて
彼女持ちに不毛な片思いっていう設定は初めてかも
堂島はなかなかに酷いヤツかと思ったらかなり心が未成熟だったんですね〜
それにしても本来ならいろいろ経験してゆっくり成長していくものが、一気に覚醒するとこうなるんだなぁ
持て余すのもわかる気がする…
片思いがかなり重いけど、その分結ばれた時ほんとよかったねー!ってなります❗️
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ネタバレ 購入済み
堅物は大好物です
はー、よかったよっ!!!!
自分と同じ無骨で無口な攻めが好きな方にはお勧めしたい。
攻めはいつのまに受けを好きになってるって自覚してたの?って、読み手の私は少しびっくりしたけど、10年という長いスパンなので、緩やかに気づいていったのかなぁと思いました(特にいいとか、悪いとかではない)。
告白は是非是非、この無骨な攻めからして頂きたかったのですが残念、、、まあ、個人的な癖なのでいいんですけどね。
また、本編でハピエンになったのに、SSで本編にて攻めが不安に思っていた火種が、、、「えー、甘々を読ませてくれるんじゃないのー泣」となりましたが、無事大円団で最後のエピにニヤニヤが止まりません。
今 -
購入済み
無口・傷ついた男攻めの王道
で、素晴らしかったです。
あらすじで読んで想像した通り、「無口・傷ついた男攻め×おじ受け」の好みの展開でした。
おじ受けは全然性癖ではないのですが(普通に若い方が好き)、大抵相手が好みのキャラ設定で好みの展開なので、私にとって良作なことが多い。
スピンオフですが、途中まですっかり忘れて読んでました。本編読まなくても全く問題なし。
(ちなみに、本編も良作) -
ネタバレ 購入済み
ストーリー重視、キモ注意
両方視点で読みやすかったです。
接点のなかった2人が些細なことで繋がりを持って仲を深めていくのが面白かったです。
ほろ苦い10年間の恋のお話が丁寧に書かれていて切なくもあり暖かさもある良い作品でした。
そして誘拐犯のまさかの正体に驚きました。犯人が気持ち悪すぎてトラウマ系地雷の人は注意かも。
きちんと気持ちが通じ合ったシーンは良かったのですが、その後樫本くんが犯人と同じような台詞を言っていたのが少し引っかかってしまいました。個人的にもう少し違う褒め言葉だったら気にならなかったかなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ甘くて痛くて切ない話。
樫崎一は、実家から距離を置いて、一人で生活していた。
そんな中、アパートの隣人と知り合ったことをきっかけに、傷害事件を起こしてしまう。
「どこにも自分の居場所がない」
と思う一に、居場所を与えてくれたのは、高校時代の担任・湯原と、まだ幼い海だった。
一緒に暮らすうちに少しずつ、家族の温かさを知っていく一だが……
という話でした。
自分が生まれてきた家族がうまくいかず、自暴自棄になっている一。
そんな一が誰かに必要とされることで少しずつ、自分が囚われていた寂しさから解放されていく話だと感じました。
そこをすごく丁寧にかける作者さんは、素晴らしい作品 -
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良かった
好きな設定でした。
心理描写も人間の生々しい感情が伝わってきて
ストーリーに深く入り込めました。
攻めは、ちょっと最低ですが
人間の弱い部分や共感できる部分があり
面白かったです。 -
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最高でしたー!
ほっこりするのに骨太ストーリー。
俺様キャラの久我がむちゃくちゃに惚れちゃって追いかけ方ともわかんないと、、、萌える。
初めから好かれあっちゃうイージーさはなく、理人の寂しさと防御を突き崩す久我の熱い生き方。
叶さんが可哀想だったから、イチだけでなく、叶さんのスピンオフも読みたかったなー。 -
ネタバレ 購入済み
ふたりの人生はつづく。
「愛と混乱のレストラン」シリーズの最終章。晴れて恋人となった「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」の支配人/理人とシェフ/久我のその後。
理人にべた惚れの久我は相変わらずですが、刮目すべきは理人の人間らしい成長。
ちゃんとお腹がすいて、久我のいないひとりの食事を「美味しくない」と思える理人...
人間は七年で細胞が入れ替わるという...「あんたの身体を全部、俺が作ってやるよ」と同居をせまる久我がいい。
オーナーから「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」の売買を持ちかけられた二人の出した結論は...
かつてのオーナーのように、パーティの開かれる「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」の美しい薔薇の庭に、