あらすじ
赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」復活のため、本社外食事業本部から出向してきた鷺沼理人は、若手シェフ・久我修司の引き抜きを試みる。確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、理人の依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。それでも通い続けてくる理人に久我が提示した交換条件は「言うことをなんでも聞く」というとんでもないものだった。しかしある理由から店の再興を失敗できない理人は、その崖っぷちの選択を呑むことに――。“夢の庭”(Le Jardin des Reves)の実現は果たして――。
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Posted by ブクログ
これ!!!すごくすき!!!お仕事びーえるも好き、強がってるくせに脆い受けもすき、誤解されて受けが攻めに嫌われるところからスタートするびーえるだいすき。
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大好きです!!
雇われシェフ×支配人です。
俺様×薄幸美人?かも。
フレンチレストランが舞台のお仕事BLですが、設定もしっかりしていて大満足。フレンチに興味が出てきます。
レストランの支配人のくせに食に興味のない受にイライラする攻が、知れば知る程受をほおっておけなくなる王道パターンがまた・・・上手い。
またこの攻が甘くない。
いじめっこです。
人として強い攻に対等であれと追いつめられる受が不憫にも思えますが、決して間違ったこと言ってないしね。
1巻のこちらではまだお仕事メインですが、イッキに3巻までよんでほしいです。
全3巻で、ちょっと怖いがなぜか自他共に認めるモテる攻が、大嫌いだった受にだんだんと溺れて弱って最後にはおねだりする様はなんともまあ、ドキドキしました♥
高遠さんの作品で一番好きな作品です♪
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終盤にかけて、ぐいぐい引き込まれました^^
理人に感情移入して涙が止まりませんでした。
続編前提、完結しない物語。BL小説だと少数派な気がしますが、とってもよかったです。
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好きだこういうの。孤独や飢えを満たす食事。愛がある食べ物。読み始めは設定とかw ありがちかなと思ったけど、進むと根っこがシッカリあるので、いい感じにモヤモヤできて続きが楽しみ。高遠さんの心理描写はやっぱり好きだわ
~。
満足に食べてくれないのは腹立つねwだけど食のトラウマは根深いものを残すだろうなと思う。最悪な父親~。
一の話ももっと読みたい感じ。
まだまだこれからってとこのようだし早く次いこw
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読み終えるのが惜しくなるほど 好きな小説。キリキリ はりつめて生きている人が 壊されて また自分で…っていうの 好きだなぁ。だから 美人ツンデレ受けが好きになるのかも。
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途中までなにこの支配人、という感じでしたが最後にはボロ泣きでした。
守ってあげたい!
そして久我さんが男らしいです。
続刊があるので是非読みたいです。
Posted by ブクログ
この小説がやばい!の1位になってるのを見て手に取った作品。
最初はありがちな展開で、これが本当に面白くなるのかなーあんま理人好みじゃねーなぁ、と思いながら読んでいたんですが、1巻が終わる頃にはもう夢中。
次!次!と叫びながら2巻読んで、3巻読み終わった翌日には番外編を買いに走り、その3日後には小冊子の申し込みを完了させていました。
3巻の、美味しいって久我の料理を食べるシーン号泣した。
高遠さんの心理描写はものすごく感情移入させられてしまう。
麻生さんの挿絵も雰囲気合ってて良かったです。
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舞台は赤字続きで休業中のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」。崖っぷちレストランを立て直すため、本社から総支配人として出向してきた鷺沼理人は、人気若手シェフの久我修司を引き入れようとしますが、無下に断られます。
それでも粘る鷺沼に、久我が出したのは「自分の言う事を何でも聞く」という条件。
BLでこれが出ればありがちなエロ展開だろう思いきや、予想は外れて最後にちょっとキスするぐらいですw
暴力俺様シェフ×ワケあり鉄仮面エリートがツボ……というか受けがツボ。支配人かわいい。
あと、書き下ろしの「愛よりも甘い」がすごく良かったです。可哀想で泣けるんじゃなくて、幸せなシーンで泣けるお話はいい作品だと思う。
Posted by ブクログ
舞台はレストランなのに、食に対する考え方の正反対なシェフ・久我と支配人の理人では、ことあるごとにぶつかるのも当然と言えば当然で。相容れることはなさそうだった二人が、理人の仮面の内側に潜むものがこぼれることによって近づき始め、その関係のなりゆきから目が離せません。素の理人があまりにも痛々しくて胸に来ました。
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傲慢横暴シェフ(久我)×ツンツン美人総支配人(理人)
後半になるにつれ、どんどん引き込まれていきました。
理人の不幸な生い立ちゆえの繊細さ、不器用さに泣ける。
久我、傲慢横暴シェフとか言ってごめんね。期待してるよ。
理人を早く幸せにしてあげてー
全3巻ということを後から知りました。なんてこと!
お読みになられる方は、全巻揃えてからのほうが良いと思います。
ツン(デレ)・不器用・トラウマ持ち(微妙だけど)な受が好きな方には特におすすめかも。私は好物。
Posted by ブクログ
私が唯一作家買いしてる小説家さん。
潰れそうなフレンチレストランを立て直すために
レストランが所属する外食チェーンの本社から来た
エリート支配人理人(受)が、スカウトしてきたのは
若手で有能なシェフだが暴力事件を起こした久我(攻)。
料理をおいしいと思えないのに、とある理由から
必死で店の再興に励む理人と
俺様で野性的な久我はことごとく反発しあう。
前半は理人のエリートっぷりが鼻について
本当にいやな奴だと感じるのですが、後半理人が
必死でレストランを立て直そうとしている理由と
「料理をおいしく思えない」理由が判明してグっと来ました。
おいしいご飯を「おいしい」と思うなんて普通なことなのに
そんな普通の感情を持てなくなるのは、本当に悲しい。
高遠さんは本を出されるごとに文章がどんどん上手くなっていく。
特に心理描写が巧みな作家さんなので
理人と久我のふたりの気持ちにどんどん引き込まれていきます。
そして、この本を読むとお腹がすきますw
文章だけでも「おいしそう」と感じる料理描写が出てくるので
夜中とダイエット中は、読むのは避けたほうがいいかもw
Posted by ブクログ
個人的に、2008年で一番の収穫!…って感じです。(読んだのが12/31だったので)
「嘘は書いてないけど、全てを語っているわけではない」叙述のうまさに、「そうそう、これも小説という媒体の魅力だよね」と再認識しました。
――ってか、3巻出るまで手を出すんじゃなかったと、ちょっぴり後悔。2巻の終わり方じゃ、待ちきれません(笑)
Posted by ブクログ
休業中のレストラン、食に全く関心のない支配人、暴力シェフに少年院帰りのパティシエ、もと引きこもりのギャルソン(見習い)……。
大丈夫なのかよ!?このレストランwwww。
こんだけクセのある登場人物がてんこ盛りなのに話がすんなり頭に入るあたり、やっぱうまいんだよなぁ。
レストランシリーズの1巻。導入編だからちょっと散漫な感じは受けるけど次巻がとても気になる。
Posted by ブクログ
フレンチレストランの総支配人×引き抜かれてやってきたシェフ。
読み始めは、総支配人、理人の「人は見かけが九割なんだ」とか、夢を食わせて金を落させるとか、不遜な態度に絶句。
そんな奴が修司に土下座すれば、やっぱり溜飲が下がるかも。なんて、読んでいてそんな気になったけど。
そうじゃなかったんですね。
理人の今までの人生を修司目線で知ることによって、何故彼がそんなに虚勢を張って生きているのか、やっと理解。あぁ、そうだったのかと、ものすごくやるせなくなります。
修司も同じく、理人が必死に求めているものを理解したから、店を辞めなかったんですね。
不覚にも、BL要素以外のところで感動してしまいました。
修司の料理や食事に対する心構えとか、厨房内の活気あふれる光景とか。
次回に期待大です。
Posted by ブクログ
さすが高遠さん。わくわくしながら読める抜群の安定感。いろんな伏線を散りばめながら、主役二人が互いを意識しはじめたところで幕引き。続刊が手元になかったら、もんどり打つ面白さ。
Posted by ブクログ
お仕事ものが好きなんで、もうちょっとレストラン部分が詳しくてもいいかなぁ。
二人の距離がなかなか縮まらないところがむしろ良い。強気で脆い受の殻を傲慢な攻がどう崩すのか、次巻が楽しみ。
先に一のスピンオフ読んじゃって本編は随分なつんどく期間を経て(って電子ですが。笑)やっと思い立って読破。さすが高遠さん、筆力と構成力ある作家さんなので読み応えありまくりでした。ただ分かってましたが甘さがもっと欲しいかったなぁ〜。いや高遠さん作品に甘さを求めるのが違うんでしょうがやたら現実的でシビアとゆーか。。てせめて理人もうちょっと甘やかされても良かったんじゃなかろうか、、久我にね。つかね、どんなに欲しくても無理やりはイカンだろ。お話の柱であるフレンチ、通ではないので読みつつ脳内で展開されたお皿は全く個人的見解による想像だったと思います。が楽しかった、特に一のスイーツでの妄想が!(笑)
Posted by ブクログ
ある方から勧めていただいた本。
BL小説で面白いもの(興味の引かれそうなもの)と言う点で教えていただいたタイトル。
まだこの時点で「恋愛」とか「ラブ」なところへ発展していなくて、それぞれの登場人物の背景がちょっと垣間見えたというくらいなので続きでどのような「BL的なラブ」が読めるのか楽しみです。
「生きる」と言うのは「生命を全うすること」だと思うのです。生命を維持するためには食べることが大事なのですが、主人公は「食」への欲求が薄い。味も分からない。愛情も分からない。情の薄い人のように思えるけれど、実はその根底には「愛されなかった」「愛情を得られなかった」背景がある。
嫌な過去のトラウマを克服するためにあがいている主人公がどうなるのかなーと言う感じです。
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
攻め・シェフ久我修司
受け・レストラン支配人鷺沼理人
赤字続きで休業しているフレンチレストランの建て直しの為に支配人として本社から出向してきた理人。
性格に問題ありそうだが評判が良く名の売れた久我をシェフとして迎えたいと、今は北海道の親の食堂で作っている店まで説得に行き“俺の言うことを聞くなら”という条件をのみ店に来てもらうことに。
しかし久我はことごとく理人と対立し…。
全然BLっぽくないのにまずビックリしました。
言うことを聞く‐という言葉の通り強姦みたいに身体を要求するのかと思えば違うし。
二人の考え方があまりにも違いすぎるので歩み寄ってお互いがお互いを好きになるまでをきっちり描いていく作家さんなのかもしれません。お陰でいつ、相手を心憎からず思うようになるのかな?というジリジリ感は少しありますが、それをほとんど感じさせないくらいキャラの性格や持ってるものをエピソードを通して読ませてくれる。
じわじわと関係が進んでいくのだろうな、という期待で1冊目が終わりました。
頑なな理人の過去はそれならこうなってしまっても仕方ないよね、と思えるものだったし。
破天荒ではあるものの、自分のする事に自信を持ってる修司が理人の頑なさを早く緩めてやって欲しいと思うものの、理人は手強そうだし修司も理人に対する態度の取り方に問題があるし。
Hシーンはありません。
強引なキスだけ。