高遠琉加のレビュー一覧

  • 天国が落ちてくる1

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    全3巻 繊細というか ピーンと神経の研ぎ澄まされた者同士。音楽の世界で 捨てた人と そこにいるしか無い人と。

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    2011年05月14日
  • 甘い運命

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    パティシエ・樫崎一×元担任・湯原広和
    「愛と混乱のレストラン」スピンオフ
    本編未読。

    傷害事件後、社会復帰しても生きる意味を見いだせない一。再開した湯原とその姪海との同居で…。

    重過ぎないシリアスでよかった。子どもを手元から離すもハッピーエンドの展開が珍しい。
    子連れも餌付けも好物だし。

    Hシーンがとってつけたようで、違和感ありまくり。文章からも、挿絵からも、湯原にその方面の色気を感じられない。
    挿絵が麻生海氏の所為か、「それなりに~」とかぶってしまった感有。

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    2011年05月03日
  • 葛城副編集長の最後の賭け

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    面白かった!葛城の父の実家が山あいの土地一体を牛耳る一族であるという舞台設定と高遠さんの流麗な文章表現により、文学的な匂いを感じて物語に引き込まれました。恋愛成分を前面に押し出してはいないのに葛城と諒の感情を読み手に伝える高遠さんの筆力がすごい。だからこそ、終盤の高熱にうなされた諒のストレートな告白が胸にグッと来ました。そして、恩と義理としきたりによって世俗から隔離されて生きてきた諒の素直な情欲の吐露にヤラれた!今後、葛城は諒に甘々になりそうですよね。で、諒はさりげなく葛城の手綱を握っていそうな…(笑)

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    2011年05月03日
  • 唇にキス 舌の上に愛~愛と混乱のレストラン3~

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    愛と混乱のレストラン 完結編

    攻め:久我修司
    受け:鷺沼理人


    久我がなぜフランスに渡ったか、料理人になったのか、そしてそれまでの父との葛藤など久我の過去を通して現在の久我を描いている。
    理人とは年末から連絡が取れないまま、年明け、新年初めての営業の日、本社に移動になったと後任を連れてきた叶が告げる。

    理人はその年末年始、叶の家でほとんど意識を無くし眠り続けて。



    本社のMBOを通した理人の葛藤、叶の気持ち。
    結局、なるようになっちゃったし、理人にとって“壊される、そして作り変えられる”は必要な事だったなとは分かる。うん、そうだよね。
    ああ、でも。
    私は叶のファンなので。
    もっと早く

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    2011年04月06日
  • 捨てていってくれ

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    真っすぐな年下攻めと繊細だけど意地っ張りな年上受け!!!こういうの大好き!!!
    しっかり萌えを描いてくれてる安定感が良いです。

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    2011年03月31日
  • 美女と野獣と紳士~愛と混乱のレストラン2~

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    愛と混乱のレストラン 第二弾。

    まかないをみんなと同じ席で食べるようになった理人。少しずつ、レストランのメンバーが理人の事を分かってきたような。
    そんな中、修司のフランス時代の元恋人の出現に何故か心をざわめかす理人。


    1作目で少しは歩み寄ったような気がした二人の関係は、理人の頑なさ、そして自信の無さから相変わらず修司を理解出来ない。
    いつも修司に対しては“怖い”と感じる。その“怖い”は、ただの恐怖心だけではないのだけれど理人はそれを何か分かっていない。


    淡々と文章は綴られるのに、とにかく切ない。もう、何とかしてあげたくなって、読む私もずっーと落ち着かなかった。
    もう、叶にしちゃいなさ

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    2011年03月16日
  • 溺れる戀

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    これは…!途中までは本当に見事。大正浪漫たっぷりの世界で主人公が恋に落ちるまでの過程が艶やかだけどモノクロみたいなそういう微妙なバランスの上に書かれていてドツボにハマり悶絶。その後の船上でのやり取りもドツボにハマり悶絶。しかし結末は意外と呆気なく、かなり拍子抜け。途中までがかなり好みだったため、残念な作品。

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    2011年03月14日
  • 酷いくらいに

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    高遠さんの透明感のある文章と細やかな心情描写に何度も胸が詰まりました。雑誌掲載作と書き下ろしで視点が変わるのでそれぞれの想いが理解しやすかったです。攻めも受けも相手を想うがゆえの己の願望との葛藤や、それによるすれ違いが切なくもどかしく心を揺らされました。憎まれ役である攻めの兄のコンプレックスもわかり、彼もまた迷える子羊(?)だったのだなぁと感慨深かったです。彼が地べたに叩き落される話もじっくり読みたいな(笑)そして、あのレストランのシェフとディレクトールが元気そうなのもわかって嬉しかったです!

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    2011年01月21日
  • 美女と野獣と紳士~愛と混乱のレストラン2~

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    続編も読み応えありました。

    自分でもわからない、理人に対するおさえようのない感情が修司の心を占領しちゃってます!ひどいことしたくなったり、振り向かせたくなったり…教えてあげたいですよね?読んでる方は全員修司の気持ちがまるわかりなんですが。

    修司みたいに、俺様で倣岸不遜な男が恋で弱るのって、たまりません。読んでいて、すごく楽しい。どんどん、理人に傾いています。

    理人も、鎧を着込んでいた感があったのが、ちょっと前向きになってきた部分があって、レストランの将来とともに気になります。総支配人を続けるのか、修司とはどうなるのか、叶さんとは??全部未解決で続いているので。

    修司、理人に無茶していま

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    2010年12月10日
  • 愛と混乱のレストラン

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    フレンチレストランの総支配人×引き抜かれてやってきたシェフ。

    読み始めは、総支配人、理人の「人は見かけが九割なんだ」とか、夢を食わせて金を落させるとか、不遜な態度に絶句。
    そんな奴が修司に土下座すれば、やっぱり溜飲が下がるかも。なんて、読んでいてそんな気になったけど。
    そうじゃなかったんですね。
    理人の今までの人生を修司目線で知ることによって、何故彼がそんなに虚勢を張って生きているのか、やっと理解。あぁ、そうだったのかと、ものすごくやるせなくなります。
    修司も同じく、理人が必死に求めているものを理解したから、店を辞めなかったんですね。

    不覚にも、BL要素以外のところで感動してしまいました。

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    2010年12月10日
  • 世界の果てで待っていて-嘘とナイフ-

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    購入。

    正直続きが読めるとは思わなかった。
    お互い伝わらない感じとか一触即発なところとかたまらない。

    でもなんであの絵になったんだ……。挿絵はともかくカラーがきつい。

    で、次はどのくらい待てばいいんですか?

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    2010年11月06日
  • 世界の果てで待っていて-嘘とナイフ-

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    現在進行形で動く事件を追いながら、その影にちらつく統一郎の動き。立ち位置の違いが雪人と統一郎を隔て、見えていたはずのものもいつのまにか視界から消え、消えていたことすら気づいていなかったという目くらまし。雪人の焦りや苛立ち、不安がわかるからこそ、雨のシーンに心打たれました。「本当のことをひとつだけ」という雪人の願いに、統一郎が選んだ言葉も感動です。過去の事件の真相がなにかとても大きな背景を持っていそうで、続きがすごく気になります!早く読みたい!高遠さん、お願いー!

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    2010年10月25日
  • 好きで好きで好きで

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    中盤、攻めが優柔不断なうえに自分勝手だし、イライラして読むのやめようかと思ったけど、その後受けにメタメタにされてざまぁwwな展開にすっきり!最後まで読んで良かった

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    2010年10月15日
  • 捨てていってくれ

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    これはいい年下攻めの王道。
    淫乱受けはいいなあ。かわいい。トラウマ持っててさらによいですな。
    高遠さんはじわじわ積んでってどーん!って萌える感じがする。
    わかりにくい受けさんかわいい。

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    2010年10月03日
  • 好きで好きで好きで

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    BLなんて読み飽きた~って思っていたんですが
    胸が痛くなるほどの片想いっぷりに不覚にも涙が零れました。
    でもラストは、ほっとします。

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    2010年08月22日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    新装版。確かノベルス版は中古で買いました。今回、不破視点での新作が読めてとても嬉しかったです。
    そして、続編(スピンオフ)があったことを初めて知りました。
    高遠さん、コメディ風もいけるんですねぇ。

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    2010年08月19日
  • 愛と混乱のレストラン

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    さすが高遠さん。わくわくしながら読める抜群の安定感。いろんな伏線を散りばめながら、主役二人が互いを意識しはじめたところで幕引き。続刊が手元になかったら、もんどり打つ面白さ。

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    2010年08月15日
  • 成澤准教授の最後の恋

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    [大学准教授×新人編集者]

    31歳で最後の恋とは随分早い気がしますが、この場合は仕方がない。
    二人の気持ちが少しずつ近づいていく様子というか、
    その近づく速度の違いというか・・・なんとももどかしく、切なかったです。
    途中までは心理描写が面白くてワクワクしながら笑いながら読んでいたんですが、途中からちょっと泣けてきました。
    最初傲慢だった成澤も最後は本当に必死で、可愛かったです。
    さすが高遠さん。という作品。良かったです。

    ☆あらすじ☆
    フランス文学部准教授兼有名翻訳家の成澤は、強い雨の夜、非常階段で死のうとしていた蒼井を助ける。彼は馴染みの出版社の新米編集者だった。なぜかその時の思い詰めた

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    2010年08月10日
  • 捨てていってくれ

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    「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフ。なのに先にこちらを読みましたが、全然問題ないです。
    弱小出版社のエロ雑誌編集長・沖屋とそこにアルバイトしてる大学生・水梨の話。
    菅野彰「毎日晴天」シリーズや「愛がなければやってられない」、金丸マキ「鉄壁トランクス」といった作家(漫画家)と編集の攻防戦が好きな自分にはドンピシャでした。
    その上わんこ年下とクールで出来る社会人ですからね。

    ビブロス(リブレ)の高遠さんは面白いけどイマイチ合わないかなと思ってたんですが、これは好みでした。

    普段ははすっぱな沖屋の、胸を切り裂くような告白が、高遠節全開でいい。

    そして水梨が社会人になっても、年の差は埋まるもので

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    2010年10月05日
  • 捨てていってくれ

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    沖屋は個人的にとても好きなタイプ。クールで毒舌家だけれど、内面は脆く不安定。本当は誰よりも、愛すること愛されることを求めてるのだろうに、それを見せない強さも持っていて…。そんな沖屋をすっぽりと包み込んで安心させられるのは水梨しかいないんでしょうね。水梨の今後の成長に期待!

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    2010年08月04日