高遠琉加のレビュー一覧
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舞台は赤字続きで休業中のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」。崖っぷちレストランを立て直すため、本社から総支配人として出向してきた鷺沼理人は、人気若手シェフの久我修司を引き入れようとしますが、無下に断られます。
それでも粘る鷺沼に、久我が出したのは「自分の言う事を何でも聞く」という条件。
BLでこれが出ればありがちなエロ展開だろう思いきや、予想は外れて最後にちょっとキスするぐらいですw
暴力俺様シェフ×ワケあり鉄仮面エリートがツボ……というか受けがツボ。支配人かわいい。
あと、書き下ろしの「愛よりも甘い」がすごく良かったです。可哀想で泣けるんじゃなくて、幸せなシーンで泣けるお話は -
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【あらすじ】
瀟洒な一軒家のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」。支配人として出向してきた理人には、この店を足掛かりにフレンチの老舗「ゴルド」を買収するという目的があった。上司の叶はよき理解者だが、父に遺棄された理人は当時の思い出に絡む叶の想いを受け止めることができない。その理人の心をさらにかき乱すのは、シェフという立場を超え内面に迫ってくる久我の存在だった。怖いのに優しくて、出会ったときから自分を壊してしまうとわかっていた男―。嵐のような奪われた一夜が明け、理人の前にいたのはしかし…。
食事のシーン。
こみ上げる嗚咽を飲みこむ場面、うねり押し寄せる熱に
胸が震えた。 -
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[同級生]
再会愛
好きで好きで好きで
それでも絶対に報われない恋
分かっているが自分でもどうする事もできず、
いっそ消えてなくなりたい。
まさに、これぞBL。素晴らしいです。
こういうのを読んだのは久しぶりなのか初めてなのか
ジャケ買い志向の私としてはまぁ手に取らないだろう表紙でした
でもなんとなくの評判で読んで。良かったです。
☆あらすじ☆
花屋に勤める三浦は、高校時代に片思いをしていた同級生の堂島と偶然再会する。昔と変わらぬ堂島の笑顔を見た途端、今でも彼が好きな気持ちが溢れてしまった三浦。しかし、不幸にも堂島はその店の娘の恋人だった。せめてそばにいたいと、必死に想いを隠して友人に戻 -
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病院の待合室で読んだのですが(おい)、思わず泣きそうになったほど
切ない切ない受けのキモチ。ここしばらく読んだ中で切なさダントツです。
好きで好きで好きで・・・名タイトルだと思う。
だって、こんなに受けの心を表した言葉ってないと思う。
高校時代に、好きだという思いをぶつけ、拒否されて以降、ずっと
顔を会わせずにいた受けが勤め始めた花屋で、その彼・攻めと再会。
攻めは花屋の娘の恋人だった。
もう昔のことだ、普通にしていようと思う受けだけど、恋心は
どうしても消せない。日に日にまた募ってしまう。
攻めは攻めで、受け止められなかった思いはあれど、受けのことは
ずっと気になっていた存在。再開後も -
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「きみと一緒に生きていきたいんだ」
愛と混乱のレストラン第三巻です。
もう竹倉、後半涙が滲んで大変でした。
話の展開としては、「こうなってほしいなー」と思っていたところに見事着地してくれた感じ。
理人が「おいしい」と言ってくれて、ほしいものをほしいと言えるようになってくれて本当によかった。修司、ぐっじょぶ!!
レーヴの人たちの理人に対する想いも、とても暖かくて涙がチョチョぎれました。うううなんていい人たちなの!
そしてやっぱりフレンチが食べたくなる・・・。
おいしいと思えることの大切さを教わりました。
何度も読み返したい本。★5こじゃ足りませんぜ! -
Posted by ブクログ
峰岸の愛人になることさえ厭わない響川の金に執着した生き方に、彼を想う気持ちから強引な取引をした志田。金を受け取らせるため、本当に体の関係を持つようになるが、頑なな響川の心は容易に志田へは向けられない。なぜなら響川は、志田の家が経営するレストランで出会った新人バイト・園村千鶴にぬぐい去れない罪悪感を抱き続けているからで…。何よりも志田を求めているのに、自分がしあわせになることを許せない響川。だがしかし、ついに呪縛から解き放たれる時が―。一方、高穂は蝶野の友人・芦屋の出現で再び彼を意識し始める。いよいよ高穂と蝶野の恋にも動きが?書き下ろしはパレス・シャングリラ五反田草創期の80年代を舞台にした「さ