高遠琉加のレビュー一覧

  • 楽園建造計画3

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    『パレス・シャングリラ五反田』に集う学生達の青春群像小説第三弾。

    志田×響川
    お金を払って響川を抱く志田。響川は頑なに心を閉ざしたまま胃潰瘍になって倒れてしまう。そして退院後、訪ねてきた女性から逃げるようにアパートを飛び出し。

    蝶野×三木
    蝶野に同級生だったという芦屋が訪ねてきた。芦屋を前にした蝶野の顔は三木の知らない顔で何とも言えない気分になる。三木は蝶野の何も知らないことに何故か苛立ち。


    志田と響川はなるようになって良かったです。響川過去が重すぎるよ。あまりにも周りを拒絶し過ぎ。何とかなって雰囲気も柔らかくなって良かった。

    蝶野と三木はどうにかなるのだろうか。蝶野もかなり過去が重

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    2011年04月23日
  • 楽園建造計画2

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    パレス・シャングリラ五反田に住む大学生達の群像小説。

    攻め:志田静一
    受け:響川聡史

    事情があってお金が必要な響川は何件ものバイトを掛け持ちしていた。ある日具合が悪くなってバイト先から帰る途中駅で意識を失う。気が付いたらもらったばかりのバイト代や財布などが盗られていて途方にくれる。
    落ち込んで歩いていたら高校時代の同級生が住んでいるアパートの前に生まれたばかりの猫が捨ててあり、そのまま自分も意識を失う。
    目覚めたら志田のアパートの部屋に寝かされていて猫共々そのアパートに住むことに。


    …。
    重いです。
    お金が必要なのだろうけれど、世間から背を向けて頑なな響川があまりにも辛い。
    自分で背を

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    2011年04月21日
  • 楽園建造計画1

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    攻め:蝶野洸
    受け:三木高穂

    大学生の三木高穂は写真嫌いなのに、見知らぬ男からシャッターを切られてしまう。激怒しフィルムを抜き取ったその男と、3カ月後、引っ越しした古い共同アパートで再会してしまう。その共同アパートは、1階をアトリエとして、2階を居室として貸し出していて古いが安い。
    その住人達(ほぼ芸術学部)のテンションの高さに三木は否応なしに巻き込まれていき…。


    学生群像小説?いろんな人物が出てきてそれぞれに何かありそうな。
    攻め、受けと一応書いてしまったけれど、今の時点では何もない。お互い、loveとして好きかどうかの描写もまだ。先は長い…。


    書き下ろしに蝶野や三木が住んでる共同

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    2011年04月18日
  • 愛と混乱のレストラン

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    初読みの作家さん。

    攻め・シェフ久我修司
    受け・レストラン支配人鷺沼理人

    赤字続きで休業しているフレンチレストランの建て直しの為に支配人として本社から出向してきた理人。
    性格に問題ありそうだが評判が良く名の売れた久我をシェフとして迎えたいと、今は北海道の親の食堂で作っている店まで説得に行き“俺の言うことを聞くなら”という条件をのみ店に来てもらうことに。
    しかし久我はことごとく理人と対立し…。


    全然BLっぽくないのにまずビックリしました。
    言うことを聞く‐という言葉の通り強姦みたいに身体を要求するのかと思えば違うし。
    二人の考え方があまりにも違いすぎるので歩み寄ってお互いがお互いを好きに

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    2011年03月10日
  • 成澤准教授の最後の恋

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    恋にも仕事にも何ひとつ不自由なく、順風満帆に生きてきたフランス語学者の成澤の人生はこの上なく退屈。そこへ現れた新米編集者のことが気になって、退屈しのぎに手を出したらいつの間にか本気の恋に落ちていた、という話。なびかない相手にムキになっていたら、真剣になってた攻、というのは好きです。
    いつも相手の外見から入って軽い恋愛を楽しんでいた成澤の、遅れてきた初恋?ですね。

    蒼井を身も心も自分だけのものにしようと追いかけ束縛する成澤は、准教授らしからぬ必死さ加減。やってることがもう中高生並みで赤面します…それが恋というものですけど。

    「いつの間にか本気話」はものすごく好みなのに星の数が少ないのは、登場

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    2011年02月25日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    文庫化作品・書き下ろしあり 

    犬と小説家と妄想癖
    (2004年ビブロス刊『犬と小説家と妄想癖』収録作品を改稿) 
    猫と数学教師と独占欲
    (2004年ビブロス刊『犬と小説家と妄想癖』収録作品を改稿) 
    手の中の瑠璃
    (書き下ろし)

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    2010年10月30日
  • 世界の果てで待っていて -天使の傷痕- 【新装版】

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    新装版は表紙絵と扉絵しかなかったので、旧版の挿絵を追って、そのあたりだけ読んでみました。奏がほんとに子供みたいな少年だったのでちょっとびっくり。もう少し大人びた子を想像してましたw黒澤が櫂谷の首筋を触っている挿絵の、綺麗で意味深な指先が良かったです。新装版買ったけれど旧版も手元に置いておこうと思います。

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    2010年10月24日
  • 天国が落ちてくる1

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    全三巻。

    ページ数割いて、2人の話をじっくり描いているので良かったです。
    BLって両想いになったら終わりな風潮が強いので、それからがきちんと書かれていると、おっ!って思います。
    純愛。

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    2010年09月16日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    ちょっと引き気味大型犬攻?
    もうちょっとぐいぐいいって欲しかったような気がしないでもないけどそこがこの攻のいいところ…。
    官能小説の口述筆記は高度なプレイだなぁと思いました。
    ただそのネタをもうちょっと引っ張って欲しかったような…!

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    2011年06月19日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    学生時代の事件のところが一番萌えたかも。後は普通。まぁ主人公の我慢強さに拍手。次巻の沖屋さんのお話に期待。

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    2010年07月26日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    シチュエーションもストーリー展開も王道なんだけど、細やかな心情描写で読み応えたっぷりでした。小心者の鮎川の慎重すぎるぐるぐるにじれったくなったりイラついたり、はたまた、そんな鮎川の言動に振り回される不破が不憫だったり(笑) でも本来ノンケの男が、男との恋愛にのめり込むためにはこれくらいの葛藤があって当然なのだろうなと気づかされました。書き下ろしの不破視点、鮎川への真摯な愛情が感じられて幸せな気分になりました。不破の『鮎川ラブ』がダダ漏れなのもイイ!

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    2010年07月03日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    今までに読んだこの方の本が、すごく切ない感じだったので、これもそうかな?って思って手にとったけど、そんなでもなかった。挿絵の印象の所為かもしれない。
    受がぐるぐるしちゃうとことかは、切ないっちゃ切ないのかもだけど、こう~胸がキュウ~ってのじゃなかった。
    冒頭の、
    《犬に噛まれたと思って忘れろなんていわれても、犬に噛まれたら痛くて怖くて絶対に忘れられない、と俺は思う。》
    に思いっきり共感した。この一節だけで、この本は充分に面白い。

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    2010年06月28日
  • 成澤准教授の最後の恋

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    作家と編集者ってBLの中では有り勝ちの関係。
    相手に不自由したことが無い攻が、地味目な受に惹かれるという、ある意味ベタな展開。
    なのに何か良かったのは、ただ作家というんじゃなくて、准教授として本の書いているって事だったり、受側が訳ありだったりして、単純なお話じゃないところかなぁ。
    フランス文学者ってことで、いろいろそれっぽい言葉を引用させてたり(学が無くて、私にはそれが作者の創作なのか、実際の文学なのかすら?なのではあるが、雰囲気はしっかり出てたからOK)するのも、くどくない書き方でだし、いい感じの学者さん加減になってた。
    親しげにしている友人が、片思いの相手では無いとか、ちょっと逸らせてある

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    2010年06月11日
  • 好きで好きで好きで

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    受の思い切りの悪さと、攻の受の気持ちに対する傲慢さがちょっといやだった。由布子さんの存在と心の動きが都合良過ぎ。だけどせつない片思いが痛くて、心臓ぎゅっとなった。

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    2010年03月31日
  • 成澤准教授の最後の恋

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    最初の出会いから、この後どうなるのかなぁ・・・と期待していましたが、
    意外と予想通りな展開。

    でも読みやすく、一気に読めたのはよかった。

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    2010年01月17日
  • この胸をどうしよう

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    作家さんの初読みでした。幼なじみもので、とても読みやすくて素直に可愛くて良かったです。あったかい気分になれた。フイッと世界に入りやすい。基本的に好みです。

    が!絡んでいた脚本家が優しい空気を持っているのに食えないオトコ、かな〜り自分好みだったので、最後に出て来た時は食いつくように読んだ…ら…それだけ!!

    どーしてっ!と悶えました。番外編とかないのでしょうか先生。桜庭さんが読みたいです!!

    何もかもぶっ飛んでしまった感じ。偏ってます。すみません。

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    2010年01月04日
  • 世界の果てで待っていて -天使の傷痕- 【新装版】

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    私は雪舟さんの絵が好きだ ぁ ぁ ということで挿絵買い。
    回想が多くて、ほとんどがすでに起きてしまったことの説明だったので臨場感がなくて、むしろ次の作品までの前座?という感じがしました。
    そのまま終わった時は、えええええと落胆しましたが、一応続いているらしく…ですよねー。
    続きが読みたいです。しかし2005年に出ておきながらそれらしい続編が見当たらないとかこれ一体何の罠ですか。
    場所の説明なんかが長すぎてもっとサクッと終わらせて欲しいとか思いましたが、気持ちの例えの書き方が上手くて、この人の文章は好きだなと思いました。

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    2009年11月18日
  • この胸をどうしよう

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    内容『大学生の架は東京で幼なじみの耀一と同居中だ。7歳の時、出会って以来、無愛想で人づき合いの苦手な架にとって、耀一は唯一、自分を理解してくれる太陽のような存在…だが、そんな耀一はゲイだった。そして「大切な相手だからこそ、架には恋をしない」とはっきり告げられて…。やがて、俳優として少しずつ売れ始めた耀一は、失恋しては架に慰めを求めるようになり…。 』

    せつなくて甘い!!これは読んだらキューンとくる小説です。
    2人とも惹かれあってるのになかなか前に進まないんですよね・・
    そして架君がどえらく可愛いです。

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    2009年10月27日
  • 愛と混乱のレストラン

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    08/7/19
    シェフ×ディレクトール。
    フランス料理はあまり好きではありませんが攻の料理への姿勢には感銘。
    受のプライドを剥がしたら壮絶な過去が・・・というのもツボでした。
    早く続巻が読みたいです。
    『わからない・・・。考えてない。ただ手に入れたいだけだ』204P

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    2009年10月07日
  • 観賞用愛人

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    むむむ…。なんだかなあ、って感じ。どちらもやる気でいるようだが、一体どっちが受けなんだ?ページはどんどんなくなっていくが結論がなかなかでない。

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    2010年09月23日