高遠琉加のレビュー一覧

  • 犬と小説家と妄想癖

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    『好きな相手にめちゃくちゃに壊されるんなら、それってけっこうしあわせなことじゃないんですかね』……ガツンと殴られた気分でした。
    高遠作品は本当に言葉がいい。

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    2013年09月05日
  • 楽園の蛇 神様も知らない2

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    ストーリーは過去、丁寧に丁寧に進められていきます。
    ここで結ばれている佐季と流の縁。現在に戻ってきた時、どうなるのだろう。
    佐季、流、慧介、司……。
    今回はすっかりお休みな慧介サン、次巻はきっと……。

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    2013年09月05日
  • 好きで好きで好きで

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    タイトル通り好きで好きで好きで・・・・でも言えない。
    あぁぁぁ!こういうのめっちゃツボなんだよ!!

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    2013年09月05日
  • 狼と狐の夜

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    ネタバレ

    設定やキャラクターがみんな好みなのになぜか萌えきれなかった。
    零の正体が早く知りたい!と思ってたのに結局あやふやで終わってしまったからかな。
    最初から続編の話があるならまだ良いとして読者の希望が多ければ・・・なんてあやふやな状態であの終わらせ方にしたのならうーん、と首を傾げてしまいます。

    ぜひ続きが読みたいです。

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    2013年08月21日
  • 葛城副編集長の最後の賭け

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    ネタバレ

    「成澤准教授の最後の恋」成澤の親友で文芸誌の副編集長をしている葛城夏彦と葛城本家の使用人、深見諒の恋。
    お世辞にも上品とは言えない見た目の夏彦でしたが分家とはいえ旧家の血筋。
    幼い頃から葛城家の使用人として仕えていた諒にとって外からくる夏彦は自由の象徴であり憧れでもあったのですね。
    高永さんの描く出会いの時のカットがとても素敵でした♪
    囚われの身の姫を救い出す王子(笑)王子は、姫に自分から望んでそこから出てこいと言います。
    姫が王子の手をとりハッピーエンド。
    しかしこの姫、意外としたたかでした。夏彦、頑張れ!

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    2012年07月15日
  • 天国が落ちてくる2

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    ネタバレ

    ちょっとぉ、なんてところで終わらせるんですか!! 3巻もスタンバってから読めばよかったっす。。
    ようやくお互いの気持ちが通じ合ったカオルとうさぎちゃん。
    世界にふたつとない宝石みたいな男が、まっさらなむき出しの状態で、どうぞ手に取ってくださいと言わんばかりに目の前にあったら、それを拒める人間なんて、絶対にいない。
    本当に惜しげもなく、好きな人の前に自分を投げ出すカオルがかわいい。
    こんな風に甘えかかられたら、抱き返してあげるしかないよ、もう。
    強引で性急で俺様なのに、まだアワアワしてるうさぎちゃんを自分ペースで無理やりどうこうじゃなく、なだめすかしてあやすようなエッチにちょっと萌えますww

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    2012年07月09日
  • 天国が落ちてくる1

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    ネタバレ

    年下ワンコならぬ年下チーター攻ですww気持ち的には3.5★かな。
    10代でロックのカリスマにのぼりつめた天才アーティスト:カオルとピアニストの道を諦め音楽雑誌ライターをしている湊。
    わがままでフリーダムなガキに振り回され、アリスの白ウサギに似ていると『うさぎちゃん』呼ばわりされてしまう湊は見た目こそかわいい系だけれど、しっかり芯の通った大人の男。
    湊の一生懸命で真っ直ぐなやさしさにカオルは癒されていく。
    ストーリー的には、BLに限らずなんかどこかで読んだ気がする的なデジャブ感がありますが、素直なストーリー展開で読みやすい。
    比喩も例えがわかりやすくておもしろい。。『ゴージャスが裸足で逃げ出すよ

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    2012年07月04日
  • 愛と混乱のレストラン

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    ネタバレ

    ある方から勧めていただいた本。
    BL小説で面白いもの(興味の引かれそうなもの)と言う点で教えていただいたタイトル。
    まだこの時点で「恋愛」とか「ラブ」なところへ発展していなくて、それぞれの登場人物の背景がちょっと垣間見えたというくらいなので続きでどのような「BL的なラブ」が読めるのか楽しみです。
    「生きる」と言うのは「生命を全うすること」だと思うのです。生命を維持するためには食べることが大事なのですが、主人公は「食」への欲求が薄い。味も分からない。愛情も分からない。情の薄い人のように思えるけれど、実はその根底には「愛されなかった」「愛情を得られなかった」背景がある。
    嫌な過去のトラウマを克服す

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    2012年06月25日
  • 楽園建造計画4

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    パレス・シャングリラ五反田に、蝶野を訪ねて一人の清楚な美女が現れる。
    彼女を避ける蝶野に、いかにもわけありな雰囲気を感じ取る三木だったが、お節介を焼いたはずみでなぜか二人で瀬戸内海の小島へ旅行へ行くハメに。そこで知った彼女にまつわる蝶野の過去は、普段の彼からは想像もつかない激情を秘めていた。
    心を許した人においていかれるのは嫌なのに、掴みきれない蝶野を気にかけてしまう三木。蝶野が長い旅に出て消息不明の間も、その存在は常に心を揺さぶり続けて―。
    ひとつ屋根の下の青春群像劇・最終巻。
    書き下ろしは、屋敷と皐月の追いつめられた関係の終着点『さよならを教えたい冬―そして、春』、三木と蝶野のその後の日常

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    2012年06月20日
  • 楽園建造計画3

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    峰岸の愛人になることさえ厭わない響川の金に執着した生き方に、彼を想う気持ちから強引な取引をした志田。金を受け取らせるため、本当に体の関係を持つようになるが、頑なな響川の心は容易に志田へは向けられない。なぜなら響川は、志田の家が経営するレストランで出会った新人バイト・園村千鶴にぬぐい去れない罪悪感を抱き続けているからで…。何よりも志田を求めているのに、自分がしあわせになることを許せない響川だが、しかしついに呪縛から解き放たれる時が。一方、高穂は蝶野の友人・芦屋の出現でふたたび彼を意識し始め…。ひとつ屋根の下のアパート物語・第三弾。いよいよ高穂と蝶野の恋も動き始める! 書き下ろしはパレスシャングリ

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    2012年06月20日
  • 楽園建造計画2

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    桜陵大学法学部の響川はわけあって奨学金とバイトで大学に通う苦学生。ぎりぎりの生活を送る毎日なのに、アパートの立ち退きを迫られた日に盗難に遭い、手持ちの金をすべて失ってしまう。さらに過労から高熱を出し道ばたで行き倒れていたところを、高校の同級生で同じ大学の芸術学部に通うパレス・シャングリラ五反田の住人、志田に助けられる。そのままアパートの住人となった響川を志田は何かと気にかけ、金が必要ならデッサンモデルをやらないかと提案する。ところがバイト先の取引会社の役員・峰岸が、響川に同居込みの援助を申し出て。端整な美貌を頑なさで隠し、必死に一人で生きようとする響川に手を差し延べる二人の男。果たして響川が選

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    2012年06月20日
  • 楽園建造計画1

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    桜陵大学経済学部二年の三木高穂は、わけあって学生課から紹介された格安アパート、パレス・シャングリラ五反田の住人になる。そこは一階がアトリエ、二階が住居という風変わりな構造で、住人のほとんどは桜大の芸術学部生。高穂の入居初日には歓迎鍋パーティーが催されたが、寮のようなノリの和気藹々ぶりに高穂は閉口気味。特に不動産業者巡りをしている途中で出会った写真学科二年の蝶野洸には、いきなり写真を撮られたり部屋に侵入されたりと、気分を害されっぱなし。ところが、その蝶野にバーのバイトに駆り出されて以来、彼が高穂の心の不可侵の部分に入り込み始めて…。武蔵野を舞台に繰り広げられる、同じ屋根の下の青春群像劇第一幕。書

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    2012年06月20日
  • 天国が落ちてくる2

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    カオルのために演奏するという条件で、行き場を失ったグランドピアノを預けることになった湊。カオルの部屋通いが始まるが、そんな折、湊は女性シンガー・深月かな子の取材で彼女の機嫌を損ね、さらに大切な預かり物なくしてしまう。失点のフォローを厳命された湊の耳に、解散した人気ユニットの片割れで、謎の多いカオルの過去を知る桐島千暁の帰国情報が入ってくる。二人の関わりを取材できればクビを免れられるかもしれない…。一瞬でもそんな思いを口にしてしまったことを激しく後悔する湊にカオルは、湊のことが好きだから助けたいと告白してきて…。現役時代の桐島と樋口の始まりと終わりを描いた「蜜月」を収録したシリーズ第二弾。

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    2012年06月20日
  • 天国が落ちてくる1

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    元ピアニスト志望で現在は音楽雑誌ライターの湊秋弘は、カリスマ的人気と実力を誇るヴォーカリスト新條カオルのインタビュアーに抜擢される。しかし、その貴族的ともいえる容姿と裏腹にカオルは尊大で傍若無人で暴力的という最悪な人柄で、インタビューも失敗に終わってしまう。ところが何を気に入られたかカオルに「うさぎちゃん」という愛称をつけられた湊は、再取材をエサにカオルに振り回されることに。地味で無難な人生を歩んできた湊と、スターとなるべき才能と容姿を持ちながらどこか孤独の影を漂わせるカオルとの出会いは…。雑誌掲載分+書き下ろし。

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    2012年06月20日
  • 天国が落ちてくる1

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    ネタバレ

    10年くらい熟成した積ん読タワーから発掘して読みました。
    まだ1巻目なので導入、という感じなのでしょう。
    設定がベタで、携帯の形や小物がなんとなく古めかしく感じます(笑)
    BLではあまり見ない一人称が新鮮で、またこの受の性格がなんともいえず良い味だしてます。
    はじめは振り回されてたのに、気がつけば振り回してる天然魔性系。

    自分自身が楽器弾きなので、いろいろと共感する部分も多かったので感情移入もしやすかったです。次巻に期待。

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    2012年05月30日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    ネタバレ

     真面目な数学教師・鮎川の親友は、官能小説家の不破。
     鮎川は、酔って階段から落ちそうになったところを、不破に助けられ、その不破が利き腕を骨折したことから、不破の仕事を手伝うことになる。
     それは、不破の小説――もちろん、官能小説の後述筆記であった。
     やってみるまではなんともないと思っていた鮎川だったが、実際にやってみると、不破の唇が快楽の世界をつむぐたびに、不破を意識してしまい、叫びたくなってしまう。
     おまけに、不破はこんな行為が好きなのだろうか? などと考えてしまい、頭も心も大混乱。
     そんな鮎川の脳裏によぎるのは、数年前のきわどい記憶――不破から不意に施された口づけと、触れた熱い指先

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    2012年04月30日
  • 酷いくらいに

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    ネタバレ

    料理人見習い・瀬名広見×車椅子の翻訳家・愁藤秋

    ★4かなぁと思ったんだけど、なんかのりきれず。

    兄の恋人だった秋に想いを寄せる広見。
    パーフェクトな兄にコンプレックスを持ちながらも、自分の道を歩く広見は、若いながら芯のあるいい子。
    足の不自由さとそれによる孤独を受け入れる秋の淋しさが痛い。
    切なくて、高遠氏のお話だなぁと思う。

    例のレストランに勤めてるらしい広見。こんなコラボは嬉しいな。

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    2012年02月28日
  • 葛城副編集長の最後の賭け

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    諒を想う気持ちに蓋をしている葛城。捕らわれてしまったのは いつかと考える葛城。自由を愛することは葛城本家から離れること。それが風体に現れているのかな? でも心の拠り所は故郷の自然であり、諒なのね。

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    2011年05月10日
  • 犬と小説家と妄想癖

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    攻め:不破明良
    受け:鮎川智久


    大学時代からの友人、不破は官能小説家。階段から落ちそうになった鮎川を助けようとしてケガをしてしまった為に不破の口述筆記をすることになり。
    実は大学卒業時に不破に迫られた時にそれを冗談にした過去が鮎川にはあった。今回官能的な言葉を不破から聞くことになりどうしてもそれを思い出してしまい…。


    気持ちが付いていかない鮎川の悶々とする切なさが延々とぐるぐるしてる話でした。
    不破、もう違う男にしちゃえば、と思うくらい(笑)。
    とはいえ、鮎川も“好き”な気持ちをLOVEとして認識できたし良しとしよう。


    この先生は恋愛は壊すもの、壊されるもの、そして再生されるもの

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    2011年04月27日
  • 楽園建造計画4

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    パレス・シャングリラ五反田に住む学生達の青春群像小説 完結。

    攻め:蝶野洸
    受け:三木高穂

    蝶野を訪ねてアパートに女性が来た。しかし蝶野は外出してしまっていて、三木は追いかけた弾みで新幹線に乗り込みそのまま蝶野の伯父さんのいる瀬戸内海の島にまで一緒に行く羽目に。そこで蝶野の高校時代の話を聞き。


    あ〜、やっと終わりました。
    しかも。Hなし。気持ちも伝えあったんだか、無いんだか。いや、気持ちは伝えてた、お互い。でもなぁ。
    ゆっくり行くらしい。まだゆっくり行くんかい、と突っ込みたくなった。


    『さよならを教えたい‐‐冬、そしてまた春』
    皐月の才能に嫉妬を覚えた屋敷は絵を描く皐月を避けるよう

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    2011年04月24日