曽野綾子のレビュー一覧
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曽野綾子氏の著書にしては語り口が丁寧で、雑誌に連載されているエッセイのような皮肉めいた強烈な批判がなかったように思うが、日頃から述べられている意見の中から老人に関する点に焦点を当て、わかりやすく論述している。私は無宗教なので、宗教に対する意見が異なることを除けば、著者の意見には全く同意できる。利己的でわがままな人たちがいなくなるよう、教育を改めていくべきなのだろう。外国からの日本人に対する評価は、今より戦前の方がずっと高かったと思われる。したがって、戦前のような、日本人の心としてのつつましやかさや、人や自然に対する敬意と感謝、奉仕の精神をはじめ、大和魂に代表される、長い歴史に培われた純粋でさわ
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「生贄の島」に続いて1971年に発表された曽野綾子氏の渾身の沖縄ルポですが、今回は渡嘉敷島で起きた集団自決は、果たして定説通り赤松大尉の命令だったのかという真相に迫る内容です。
著者は赤松犯人説の根拠となる残された資料に当たるうちに、不思議なことに気づきます。
根拠の資料とされる3種類の文献の肝心なところの描写が一言一句同じだという奇妙さに。
ここから、作家としての勘を働かせながら、残された当時の文献と当事者たちに話を聞いていく。
真相に迫ろうとするこの過程もスリリングで面白いので、是非読んでほしいのですが、最終的には筆者は白黒どちらかという判断を避けています、いや正確に言えば、判断で -
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ネタバレ曽野綾子さん「夫の後始末」、2017.10発行です。63年一緒に暮らした伴侶(三浦朱門)への深い愛が伝わってまいります。第一部変わりゆく夫を引き受ける 第二部看取りと見送りの日々 の二部構成です。現在は650gのスコティッシュフォールドと暮らしてるそうです。直助と名付けられた律儀な子猫だそうです。
曽野綾子さん、ナショナルジオグラフィック、アニマルプラネット、ヒストリーチャンネルなどの衛星テレビをご覧になるそうです。私と一緒ですw。「夫の後始末」、2017.10発行、再読。お疲れ様でした。①夫が執着するのは本と雑誌だけ。 ②会話は、老化を測る一つの目安。自分の、相手の生きる姿に興味があるか -
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長い待ち時間があった時にたまたま手に取ったのが出会い。介護に対する考え方やその状況は十人十色だと思うけれど、彼女の綴る日常や家族についての考え方、痛みや大変さもユーモアに紛らせて笑い飛ばしてしまう強さのようなものは新鮮で魅力的だった。そこに彼女の人生哲学が現れているようで面白かった。
どんな人かと読後に調べたら、ネットでは保守派だとか、過激な発言で問題になったといった記事が数多く出てきて少し驚いた。月並みな考え方の持ち主はそもそも作家になどなれないのでは、とも思うし、たとえ誤解を招くような言い回しがあったとしても、よしんば実際に偏った考えの持ち主だったとしても、前後の文脈を無視して発言の一部だ -
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数々の発言には賛否両論ありの方だが、一読に値する書物を出すかただと思う。
自分の経験と知識と良心をもとに、発言を受け入れる、受け入れない
を取捨選別すればいい。
老いを感じ始めるだろう年齢層を念頭に書かれているが、
人は皆死ぬことが絶対確実のものだとすれば、
死へまた老いへ向かう心を整えるのに
本書は一助になると思う。
老いの途中にある人は経験的に説教くさくなる。
でも、それは含蓄ある言葉も中にある。聞いておくに損はしない。
自分が老いの途中にあると気づいたとき、
先を歩く人は少なくなり、元気もなく、もはや説教など
後進に垂れる余力がないことが多いのだから。 -
Posted by ブクログ
歴史、教育、ボランティア、仕事、社会福祉、文化、戦争、生と死、、、日本社会の様々な側面に焦点をあてた、「人生の基本」についての著者二人による対談です。
世界とは人生とは、不条理であることが当然であり、それを与えられたものとして、自らの勇気と覚悟をたのみに生きていく。
この当たり前のことが、今失われている、と、著者二人の経験や思想、現代社会の現実を具体的に紐解き、愛する祖国への警鐘を鳴らしています。
人は、意識せず、偽善を行なってしまう場合がある、と私は考えます。
しかし、著者達が本書で伝えたかったのは、「意識せず」ではないよ、根本の考え方が、甘っちょろくなってるよ、ということです。
ここ