曽野綾子のレビュー一覧

  • 老いの才覚

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    老いの才覚で得られる事は、自立した老人という高齢者になってもしっかり考え心身共に健康に生き抜く7つの力

    他人に依存せず自分で考え選択して自分の事は自分でやる。単純だかとても勇気のいる事を説いている。

    この本を手に取る方は、それなりに経験を積み努力を重ねたけれどこの歳になりこれで良かったのだろうかと迷いも生じてきている方ではないでしょうか。
    そんないくつかの迷いの答えは誰にもわからないし何もかも解ろうとするのは思い上がり
    根性論も思い上がり
    人生とは思い通りにならない事なのだと、あなたは長く生きてきてそんな事もわからないはずないと現実を突きつける。
    老年と言う負け戦に素直に生き抜かなければな

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    2021年11月08日
  • 老いの才覚

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    「老人よ。人に頼らないで、自立しよう」が、メッセージ

    心に残った言葉は次です。

    ・若者に席を譲ることを要求している老人がいるが、要求される前に若者が席を立つのが望ましい。とは思いますが、老人だからといって譲ってもらう権利があるとふんぞり返っていいものでもありません。
    ・最近は機転の利かない老人であふれている、それは、基本的に苦悩がなくなったから
    ・日本は経済大国なのに、どうして豊かさを感じられないのか。それは、貧しさを知らないから豊かさがわからない。
    ・格差社会と言われているが、日本ほど格差のない国はない。
    ・昔の老人には遠慮という美しい言葉がありました。
    ・かつては、損のできる人間を育て

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    2022年07月26日
  • 夫の後始末

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    実母、義理の両親、そして夫と4人の家族を看取ったひとの説得力のある言葉の数々。心にしみる内容だった。
    奉仕とは排泄物の世話をすることーー納得。

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    2021年02月07日
  • 新しい生活

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    言葉が寄り添い、心をラクにしてくれる、生き方の指針になる一冊。「答えを出すのは人間ではなく常に時間である」 心に響く言葉です。

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    2020年11月25日
  • 新しい生活

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    ネタバレ

     夫亡き後、二匹の猫のおかげで日常生活に戻れた。猫たちによって生活のリズムを与えられたと仰る曽野綾子さん、今年89歳、「新しい生活」、2020.9発行。出だしは自伝的な感じもしましたが、多くの示唆をいただきました。一番の示唆といいますか、気が楽になったのは: ①ほとんどのことは「たかが」②人は必ず誰かに好かれ、誰かに嫌われている ③長寿はめでたいけど、六十を過ぎたら、その人は人間としていいところは既に生きたのだ ④人は一度に死ぬのではない。機能が少しずつ死んでいく ⑤「人は皆、思いを残して死ぬ」という真理。
     三浦朱門、2017.2.3、没。夫亡き後、二匹の猫のおかげで日常生活に戻れたそうです

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    2020年10月02日
  • 至福の境地

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    曽野綾子さんのエッセイはいつも産経新聞で読んでおります。宗教や本当の貧困についても書かれており視野が広くて読みがいがあります。
    曽野さんは常に世界的な視点から日本の問題も論じられているので、勉強になります。
    海外旅行が趣味だという日本人の知り合いは結構いますが、結局は電力が安定した紛争のない地域を選んで行っているわけで、曽野さんの本を読んでしまうと、そんなことで世界を知ったような気にはなれないな…などと考えてしまいます。

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    2017年04月05日
  • 人間の目利き アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法

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    吉村さんの実体験から語られるイスラム世界。曽野さんと対話することにより文化・宗教を客観的に見ることの大切さ、面白さを実感する。たくさんの新しい発見があり、大変勉強になった。

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    2015年12月01日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    曽野綾子さん、82歳・・・って思ってなかった!
    年齢としてはお婆ちゃんなんだけども、なんだか若々しいイメージがあった。

    曽野さんの論説や対談は好きで、この「人間の基本」も再読。
    ご自身の経験から、人生における様々な要点について曽野なりの視点でズバリと解説されている。
    所によっては、何だか怒られているような気持ちにもなるけども、やはり、曽野さんの正しさをの感覚に触れるのは気持ちがいい。

    ユーモアに溢れ、人間にとっての芯を持った方の素敵な本。
    話の所々にいろいろな運命が潜んでいるのを感じることができる。

    「そもそも相手の中のなにかを批判するときは、翻って自分の中にも同じものが含まれていること

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    2013年10月30日
  • この世の偽善 人生の基本を忘れた日本人

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    曽野綾子さんと、金美齢さんの対談形式でかかれています。

    共感できることばかりでした!
    お二人とも言い回しや、言葉の使い方が素晴らしくて、歯に衣着せぬ物言いだと思う方もいるかもしれませんが、皆さんにお勧めしたい一冊です。

    今の日本は、偽善や綺麗事、理想論ばかりを語れば、正しいことを言っている知識人だと思われるおかしな風潮があります。

    もっと物事の裏表、本質、やらなければならないこと、できることを各人が考えていないと、安易に流されるテレビや新聞の情報を鵜呑みにするだけではダメなんです!

    そんなことを考えさせられる内容でした!

    おすすめです!

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    2013年03月31日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    視点が時にラディカルに感じられるのは、それだけ著者が生きた時代と現代が違う様相を呈しているからだろう。

    著者のアイデアとして紹介されている一年間の国民総動員奉仕活動は、聞こえ方は徴兵制のようで反発を呼びそうだけれど、ドイツでは似たような制度が有ると以前友人から聞いた。すぐに大学受験戦争に突入するよりは、そういった機会がある方がよっぽど学生も「考えて決める」人間になるのではないか。「他に与える」成果を若者に経験させる必要性は確かに有ると思う。

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    2013年02月25日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    ぜひ、読んで欲しい本です。
    きっと、いろんなヒントがつかめると思います。ルールより人としての常識を考えるーdo-gooder いいところを見せびらかす人には、なりたくないと思いました。

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    2013年02月10日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    ■マインド

    A.知識というものは方向性を持たせて集約しないと、あまり役に立たない。

    B.人間は「他人は自分を理解してくれない」という覚悟の上に、長い人生を立てていかなくてはならない。

    C.悪い状況、もっと言えば修羅場を経験する意味というのは、肉体や筋肉と同じように精神に負担かをかけることにある。

    D.自由というものは義務を果たしてこそあるもの。

    E.アマは労働時間をもって労賃を得、プロは時間と全く関係ない軸での働き方である。

    F.他人より面白い人生を送るとするならば、危険を冒すこと。

    G.「喜べ」とは、物事の見方を意識して変えること。
    この世はオール・オア・ナッシングではないのだ

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    2013年01月06日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    現代の日本人は物事を自分の頭で考えなくなった、ネットで検索して答えを見つけるようになった、情報が溢れ実体験しなくなった等々、人間の基本が弱体化していると警告を鳴らす著者の考えは、納得出来るものばかりだった。著者の体験をもベースに書かれているので、説得力もある。充実の一冊でした。

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    2012年09月04日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    現代の日本社会への批判の本だ。今のニッポンは、甘ったれすぎ!過保護すぎ!他人任せすぎ!もっとしっかりせい!という説教だな。だが私にとっては共感するところが多かった。世間の言説をそのまま受け入れるのではなく、もっと自分の頭使って自分で考えろと。

    100%の善人もいなければ100%の悪人もいない。誰もがその中間にいる。なんでも善か悪かに二分する考え方は幼稚すぎ。

    ふむふむ。おもしろいわい。著者はかなり年上だけど。

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    2012年09月02日
  • 老いの才覚

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    作者のレベルが高い。死を意識することで、今を大事に生きる。死への過程に位置される老いをどう捉えて、どう生きるのかが如何に大事であるかを説いている。みんなこんな風に生きれれば日本も元気になると思うのだが。
    中年の今、読んでおいて良かった。

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    2012年04月28日
  • 老いの才覚

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    とても良い本でした。最後は、印象的なアデマール・デ・パロスの詩で締めくくられていて、後書きも解説も無く、潔く清々しい印象を受けました。私もこのように引き際の良い人生にしたいです。

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    2012年03月26日
  • ギリシアの英雄たち

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    神託どおり実の父を殺し実の母と婚姻をむすんだオイディプス王の無惨な最期。夫の裏切りにわが子の命を賭けた王女メディアの慟哭。『ギリシアの神々』につづいてギリシア悲劇の原典をやさしくひもとく常識としての英雄伝。栄光の陰にうずまく呪いと裏切りの世界を、精緻な挿絵をそえて甦えらせる人間劇場。

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    2010年07月15日
  • 透明な歳月の光

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    「自立とは、責任と制約の上に立ち、なすべき任務を遂行することだ。それでこそ人生は日々刻々濃密に満たされる。」

    「凧の糸(自由を束縛するものとして象徴されている)は、失敗、苦労、不運、瓶号、家族に対する扶養義務、自分や家族の病気に対する精神的支援、理解されないこと。誤解されること、などのことだ。それらは確かに自由を縛るようには見えるが、その重い糸に縛られた時に、初めて凧は強風の青空に忽然と舞うのである」

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    2009年10月04日
  • アラブの格言(新潮新書)

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    地域、民族、個人ごとに考え方は当然違うのだけれど、だからといって共感できないかというと、そういうわけでもない。
    取っ掛かりが違うと解った上で相手の言葉に触れていくと、『なるほどなぁ』と思うことのなんと多いことか。一括りに「アラブ」とは云えない多様性。名言が多い。

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    2009年10月04日
  • 続 夫の後始末  今も一つ屋根の下で

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    前作の続編があることを知り読んでみました
    夫が亡くなり一人になった著者ですが
    元気に生きてるようでした
    猫や家政婦さんといっしょに
    著者の考え方や生き方には共感できる部分もあり
    また、なるほどなぁと思わせるところもあり
    楽しめました
    その著者は2025年2月に亡くなったようですね
    たしかニュースでも流れていた気がします

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    2025年12月15日