曽野綾子のレビュー一覧
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老いの才覚で得られる事は、自立した老人という高齢者になってもしっかり考え心身共に健康に生き抜く7つの力
他人に依存せず自分で考え選択して自分の事は自分でやる。単純だかとても勇気のいる事を説いている。
この本を手に取る方は、それなりに経験を積み努力を重ねたけれどこの歳になりこれで良かったのだろうかと迷いも生じてきている方ではないでしょうか。
そんないくつかの迷いの答えは誰にもわからないし何もかも解ろうとするのは思い上がり
根性論も思い上がり
人生とは思い通りにならない事なのだと、あなたは長く生きてきてそんな事もわからないはずないと現実を突きつける。
老年と言う負け戦に素直に生き抜かなければな -
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「老人よ。人に頼らないで、自立しよう」が、メッセージ
心に残った言葉は次です。
・若者に席を譲ることを要求している老人がいるが、要求される前に若者が席を立つのが望ましい。とは思いますが、老人だからといって譲ってもらう権利があるとふんぞり返っていいものでもありません。
・最近は機転の利かない老人であふれている、それは、基本的に苦悩がなくなったから
・日本は経済大国なのに、どうして豊かさを感じられないのか。それは、貧しさを知らないから豊かさがわからない。
・格差社会と言われているが、日本ほど格差のない国はない。
・昔の老人には遠慮という美しい言葉がありました。
・かつては、損のできる人間を育て -
Posted by ブクログ
ネタバレ夫亡き後、二匹の猫のおかげで日常生活に戻れた。猫たちによって生活のリズムを与えられたと仰る曽野綾子さん、今年89歳、「新しい生活」、2020.9発行。出だしは自伝的な感じもしましたが、多くの示唆をいただきました。一番の示唆といいますか、気が楽になったのは: ①ほとんどのことは「たかが」②人は必ず誰かに好かれ、誰かに嫌われている ③長寿はめでたいけど、六十を過ぎたら、その人は人間としていいところは既に生きたのだ ④人は一度に死ぬのではない。機能が少しずつ死んでいく ⑤「人は皆、思いを残して死ぬ」という真理。
三浦朱門、2017.2.3、没。夫亡き後、二匹の猫のおかげで日常生活に戻れたそうです -
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曽野綾子さん、82歳・・・って思ってなかった!
年齢としてはお婆ちゃんなんだけども、なんだか若々しいイメージがあった。
曽野さんの論説や対談は好きで、この「人間の基本」も再読。
ご自身の経験から、人生における様々な要点について曽野なりの視点でズバリと解説されている。
所によっては、何だか怒られているような気持ちにもなるけども、やはり、曽野さんの正しさをの感覚に触れるのは気持ちがいい。
ユーモアに溢れ、人間にとっての芯を持った方の素敵な本。
話の所々にいろいろな運命が潜んでいるのを感じることができる。
「そもそも相手の中のなにかを批判するときは、翻って自分の中にも同じものが含まれていること -
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曽野綾子さんと、金美齢さんの対談形式でかかれています。
共感できることばかりでした!
お二人とも言い回しや、言葉の使い方が素晴らしくて、歯に衣着せぬ物言いだと思う方もいるかもしれませんが、皆さんにお勧めしたい一冊です。
今の日本は、偽善や綺麗事、理想論ばかりを語れば、正しいことを言っている知識人だと思われるおかしな風潮があります。
もっと物事の裏表、本質、やらなければならないこと、できることを各人が考えていないと、安易に流されるテレビや新聞の情報を鵜呑みにするだけではダメなんです!
そんなことを考えさせられる内容でした!
おすすめです! -
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■マインド
A.知識というものは方向性を持たせて集約しないと、あまり役に立たない。
B.人間は「他人は自分を理解してくれない」という覚悟の上に、長い人生を立てていかなくてはならない。
C.悪い状況、もっと言えば修羅場を経験する意味というのは、肉体や筋肉と同じように精神に負担かをかけることにある。
D.自由というものは義務を果たしてこそあるもの。
E.アマは労働時間をもって労賃を得、プロは時間と全く関係ない軸での働き方である。
F.他人より面白い人生を送るとするならば、危険を冒すこと。
G.「喜べ」とは、物事の見方を意識して変えること。
この世はオール・オア・ナッシングではないのだ -