この世の偽善 人生の基本を忘れた日本人

この世の偽善 人生の基本を忘れた日本人

1,100円 (税込)

5pt

3.8

日本人は長年「もの分かりのいい人」を演じてきた。弱者保護や被害者救済など一見、弱い者の側に立つふりをし、政治家は票欲しさに「ばらまき」政策を行なっている。その結果、わが国は過去最多の214万人を超える生活保護者を擁する「よい国」になった(2012年)。しかし、彼らは本当に自立できない人たちなのか。いまの日本は本当に職がないのか。そう問うことは禁じられている。ボランティアについても、人の世は、一ついいことをしようと思うと、必ず不都合と苦悩が出てくる。人生にも「あれか、これか」という形の歯切れのいい選択はない。メディアは社会や国家の批判はしても、本質的につきまとう人生の不都合や不自由を見せない。これが「日本の偽善」である。「権利」という言葉は、誰かのため、何かのために自分が我慢し、犠牲になることがある、という想像力を失わせてしまう。一所懸命働いて税金を納める、まずそこから始めるべきではないか。

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この世の偽善 人生の基本を忘れた日本人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    曽野綾子さんと、金美齢さんの対談形式でかかれています。

    共感できることばかりでした!
    お二人とも言い回しや、言葉の使い方が素晴らしくて、歯に衣着せぬ物言いだと思う方もいるかもしれませんが、皆さんにお勧めしたい一冊です。

    今の日本は、偽善や綺麗事、理想論ばかりを語れば、正しいことを言っている知識人

    0
    2013年03月31日

    Posted by ブクログ

    対談集。よくここまで書いて出版できたなぁと感心するほど、ズバッと言ってる。
    言論の自由が憲法に書かれているにも関わらず、やれ人種差別だの、なんだのとやいのやいのあるこの時代にズバッと言える言葉の重み、人生の厚みを噛み締められる1冊。

    0
    2014年04月09日

    Posted by ブクログ

    歴史、教育、ボランティア、仕事、社会福祉、文化、戦争、生と死、、、日本社会の様々な側面に焦点をあてた、「人生の基本」についての著者二人による対談です。

    世界とは人生とは、不条理であることが当然であり、それを与えられたものとして、自らの勇気と覚悟をたのみに生きていく。
    この当たり前のことが、今失われ

    0
    2013年05月11日

    Posted by ブクログ

    2012/04/08-04/16
    人間は地理的環境、自然環境、近隣諸国の政治的環境に左右される。盗人が少ないのは島国で国外退去ができなかったからで、何も善人だったからでも道徳性が高かったからでもない。金さんが信じる日本人は何人いるだろうか。

    0
    2013年04月16日

    Posted by ブクログ

    日本における「ごっこ」の蔓延という概念については、これまで感覚的に頭をもたげていたものであったが、いい得手妙な表現であった。

    思想的バランスを持って本書を読むことが重要であると感じた。日本における問題を辛辣かつ適切に切り取っている対談形式の本書である。私自身は読後の立ち位置が難しく、完全な賛同や礼

    0
    2013年03月24日

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