曽野綾子のレビュー一覧

  • 老いの才覚

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    発刊から10年。この本に書かれている内容はあちこちで聞くことが多くなった。新しさはないが共感できることはあった。

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    2021年12月30日
  • 続 夫の後始末  今も一つ屋根の下で

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     曽野綾子「続 夫の後始末」、2020.8発行。ほぼ猫の話ですw。 スコティッシュ・フォールドの猫二匹。トースト色の直助くんと白色の雪ちゃん。ナーオちゃん、ユーキちゃんと猫なで声で呼んでるそうです(^-^)

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    2021年12月23日
  • 私の後始末

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     三浦朱門さんが亡くなり、自らを今まで以上に深く見つめる曽野綾子さんです。「私の後始末」、2019.1発行。①一生で楽しかった思い出はささやかなこと ②教養の本質は心の機微を知ること ③猫の生活はすばらしい。猫には善悪の判断だけはない。素直な欲望だけ。それも、欲望は力で戦い取る。これ、悪くないと思うわ。
     曽野綾子さん、昭和6年生まれ、時間稼ぎをしながら、後始末がせめて簡単に終わるよう願ってるそうです。「私の後始末」、2019.1発行、再読。①晩年になって、人は青春の意味がわかる ②ほとんどのことは、「たかが」と思う ③食べる物、着る物に事欠かなければ、それだけで幸せ ④常に別れの日を覚悟の上

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    2021年09月13日
  • 夫の後始末

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    表紙を見て夫がギョッとしていた。
    私もタイトルに惹かれて読んでみたが、中身はギョッとすることなく品がただよっていた。

    不勉強ながら曽野さんも朱門さんも存じ上げませんでしたが、2人のユーモア溢れるやりとりに思わずくすっとしてしまいました。
    朱門さん、面白い。

    老後までまだ時間があり、親の介護もしたことがないのでこの本がもったいなかったかな。
    10年、20年後に読んだらまた違うのかもしれない。

    胃ろうと気管切開はしない方がよいというのは私も聞いたことがあり、それを夫に伝えておこう。
    お墓には入りたくないので、どこかに散骨してほしい。暗くて狭いところじゃなくて明るくて広いところを自由に動きたい

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    2021年01月14日
  • 死生論

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    曾野綾子の言葉にはハッとする言葉が多い。甘えている自分に気づくからだ。もしも、言葉がきついと感じるようなら、まずは自分自身を振り返ることから始めよう。

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    2019年11月16日
  • 不惑の老後

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    曽野綾子の短文エッセイ。終活論。
    作家の内面の不安定さがときどき透ける。
    こころに刺さる言葉はいくつかあり。

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    2019年06月27日
  • 人生の値打ち

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    男女平等の考え方は曽野さんに共感します。そもそも男と女は違うものだから無理に一緒にしなくてもよいのではないかと。
    それから著者の海外での経験。なるほどと思うことがたくさんありました。

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    2019年02月13日
  • 老いの才覚

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    そうか、「才覚」という言葉は、長く聞いていなかったなあ。人間らしく老いる。権利を主張するより放棄を。

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    2018年10月20日
  • アラブの格言(新潮新書)

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    どの国にも、格言や諺が存在する。
    古いものも新しいものも。
    一千年も昔のものでも、異なる国で、内容は似たような真理を含むものも多数存在する。

    その地域の人柄を大雑把にでも理解する一助にはなる。
    読んでいてなるほどと思いながらも、なぜもこんなにイスラムとキリストの溝が端的に古代人の頃から格言として残されているのに、同じ過ちを繰り返すのか、と疑問に思うが、その点についても遥か昔から宣誓されている。
    もっと巧い按配にいかないものかね。

    イスラム圏の思想というか、慣習などを知ると戦前の日本に違い感じがする。
    親しみやすいというか、今でもとても馴染みやすそうな印象を受ける。

    そういえば、一夫多妻

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    2017年11月20日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    北さんの推薦本。
    本作で述べられている事柄は、作者の、圧倒的な人生経験(戦争経験、僻地の貧困体験等)から述べられている。(驚くべき行動力だと思う)
    ために、心に響くべきだと思うのだが、案外、反発する所が多くあった自分に驚いた。

    つまるところ、「個」の重視と「公」の重視について、色々な観点から述べられているとのだと思うが、作者の言うところの、オールオアナッシングではないということだろうか。
    答えを求めて読書してはいけない。自分の頭で考えろ。ということだろうか。

    以下、どきっとした文章の引用
    作文は、自分が、何をどう感じ取ったかを書く訓練ですから、それに対して他人がどう思うかという葛藤なり、衝

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    2017年05月16日
  • 老いの才覚

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    劇薬寄りの本かなと思いました。
    知恵は詰まっているけど、鵜呑みにするのは危険。
    周りに頼らず自分の足で立て、楽しみを持て、身体が動かなくなるぶん頭を使えって所は割と同意です。自分の美学を持ち実践しながら生きることは素晴らしい。
    しかし、なにしろエネルギーに溢れている方なので「それは強者の理論なのでは?」って思ってしまうところもチラホラ。

    あと、若いうちに読むのがいいと思います。上記の要素に加え、結構キツめの物言いなので、高齢者の方はカチンと来そう。
    70代の父親は「言ってることは尤もだが、上から目線の物言いが腹立つ」とカンカンでした。笑

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    2017年03月05日
  • アラブの格言(新潮新書)

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    まあ風土も宗教も違うかの国々と我が国とでは、ほんと根柢の常識が違ってるんだろうね。特に人に対する信用の仕方なんかは「ふーん」の連続で。ま、本書のみをうのみにしちゃうとだめなんだろうけど。

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    2016年06月25日
  • 老いの才覚

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    「老いの才覚」は「若さの才覚」の延長線上にある

    「老いの才覚」というタイトルだが、書かれてあることは対象年齢不問で、「人はどう生きるのか」という読み方をするなら、どの年代の読者にも「概ね当てはまる」ことのように思う。
    「概ね当てはまる」としたのは訳があり、本書で語られる「運命を受け入れる」という点においては、若い読者には当てはまらないことが一つある。それは「運命に立ち向かうことができる」という、いわば「若さの特権」である。
    しかし、おそらく本書は、若さの特権を充分に駆使したのちに老齢にかかろうとしている読者を想定して書かれたもののように思える。本書の一節にそれを裏付けるような記述がある。興味

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    2016年05月17日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    曽野綾子さんの本は、

    自らの人生について考える上で、

    将来のことを考える上で、

    更には自分のこれからの時間の使い方を考える上で

    非常に参考になる点が多いです。

    これも勉強になった1冊でした。

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    2016年03月28日
  • アラブの格言(新潮新書)

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    本書はイスラム教圏の国々で作られた格言を集め、その地域の人々の暮らしや文化、考え方を垣間見ようとした本である。
    格言を見て思うに、自然環境の厳しい中東で生活している人々は、自然とシビアに物事を考え(神との距離も近すぎず遠すぎずというのは知らなかった)、人間関係についても現実的な対応をするようになるのだろう。
    その分自然や人を見る目は養われ、人間関係については本質を突いたものが多くあり、勉強になった。

    本書を読んでも知らないことだらけなので、イスラム圏の人々の文化を一層学んでみたくなった。

    人生の道しるべたる格言もあるので、是非一読されたい。

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    2015年06月12日
  • 誰にも死ぬという任務がある

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    著者のスタンスには賛成できかねる所もあるのだが、タイトルに惹かれて買った一冊。

    身近に死と向き合う際には、再読したい本だ。

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    2015年05月13日
  • アラブの格言(新潮新書)

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    原油が見つかってからまだ1世紀も経っていません。それまでは厳しい砂漠の気候の中で生活をしてきたベドウィンの彼らの格言。これは学ぶべき点も多いです。

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    2014年10月31日
  • アラブの格言(新潮新書)

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    掲載されているのが日本語だけな点が少々残念。原語・出典の掲載が無いので、「本当にそう言うの?」というのに確信が持てず、日常で使うまでには至らず。ネットを見ると、「英訳されたアラブ格言を元に....」という事なので、「とっかかりの参考程度」として使うのが妥当。これをきっかけに、ネットにあるArab proverbにたどり着くのが良。

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    2014年05月29日
  • 復興の精神

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    震災について、様々な方が綴ったものを一冊にまとめた本。

    人生は答え。
    問いではない。


    今、変わらないで、
    いつ変わるのだろうか。

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    2014年02月17日
  • 老いの才覚

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    普遍性はないけど、これが売れるんですね。対象を選ぶし、皆が皆これ見て頑張ってちゃもたないでしょ。へー、くらいの感じで読み飛ばして、ちょっとひっかかるところがあれば参考にする、程度のスタンスが良いんじゃないでしょうか。

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    2013年12月30日