曽野綾子のレビュー一覧

  • 老いの才覚

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    本文に書かれているほとんどの事は、ごもっともと納得する。
    そして自分もそうありたいと望む。しかし、全体を通して生活に余裕のある人間が書いてる感は否めない。上から目線を感じるのは、私自身の僻み根性かな?

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    2013年10月30日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    人間は誰でも善と悪、生と死の両面を持っていて否定するのではなく、それを認めて生きて行くという事を当たり前として考えている様な哲学的な本の様な感じ。

    作者のバッサリ切り捨てる様な感じの中に、そうなんだと納得出来るところもあった。

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    2013年10月18日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    いざという時に、どう対処できるかで人の大きさは決まる。
    そのために持つべき、考えるべき、人としての基本を全8章に亘って綴る。

    書かれた内容には概ね納得できる。
    日頃からこのようなことを考えているかいないかで、
    いざという時の対応には雲泥の差が出るのは頭で考えても分かる。

    しかし、個人でその域に達するのはやはり限界があると感じる。
    改めて、教育の果たす重要性を感じるとともに、
    その転換点に今来ているのだとも感じた。

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    2013年07月18日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    ネタバレ

    正直なところ、曽野さんの本は苦手な部類に入ります。基本的に人生論や哲学などの人文系は好きな分野なのですが、なぜなんだろう。

    本書もそうですが、氏の著作に書かれている内容は、きれいごとや建前を排して、人間の本音ともいうべき欲望と、それでも人が生きていくにはどうするか、という根源的な投げかけに満ちています。一つ一つに対して、なるほどと思いつつ、どうしても最終的に心の奥のほうに落ちてこない感覚がある。

    おそらくですが、飾りを剥ぎ取られ、本質を突きつけてくるその文体に、自分の中で、現実的な人間くささを実感できないからなのだと思います。このような本音で迫る生き方を自分はしていないし、またそういう人に

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    2013年07月01日
  • 老いの才覚

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    40歳でカトリック教徒になられた著者が考える老いについて。
    人間的品格をもある程度、備える必要性を訴えているので、年齢に関係なく読み応えは、あると思います。
    一時、品格ブームが起こった火付け役の本、若者にも読む価値は、十分あると思います。

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    2013年06月24日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    自分にも他人にも厳しい曽野女史による、例によって言いたい放題な本。「本当の貧乏とは、今晩食べる米がないこと」「いちばん幸せなのは、小金を持った庶民」など、いつもの主張が小気味よく響いている。

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    2013年04月20日
  • この世の偽善 人生の基本を忘れた日本人

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    2012/04/08-04/16
    人間は地理的環境、自然環境、近隣諸国の政治的環境に左右される。盗人が少ないのは島国で国外退去ができなかったからで、何も善人だったからでも道徳性が高かったからでもない。金さんが信じる日本人は何人いるだろうか。

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    2013年04月16日
  • この世の偽善 人生の基本を忘れた日本人

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    日本における「ごっこ」の蔓延という概念については、これまで感覚的に頭をもたげていたものであったが、いい得手妙な表現であった。

    思想的バランスを持って本書を読むことが重要であると感じた。日本における問題を辛辣かつ適切に切り取っている対談形式の本書である。私自身は読後の立ち位置が難しく、完全な賛同や礼賛はできないと感じた。

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    2013年03月24日
  • 夫婦口論 二人で「老い」を生きる知恵

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    産経新聞に連載されている曽野綾子氏のコラムは辛口だが、言っていることは正論だと思ったので、さらにこの人の意見を知りたいと思い、読んでみた。
    非常に知的な夫婦で、このような知的好奇心を高め合える夫婦は希少であるし、一つの理想形だなと思った。
    曽野綾子氏の権利をやたら振りかざさず、なるべく己の自助で生きようという人生観には共感を覚えるし、それこそが「大人」としてあるべき姿だと思った。

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    2013年01月27日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    自分の足で立ち、いざというときに冷静に対処できる。知識だけでなく人生を幅広く体験しておく。平等、公正はそもそも存在しない。それを当たり前と捉える。

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    2012年11月23日
  • 老いの才覚

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    年の取り方を知らないわがまま老人に対する苦言がたっぷり。

    仰ることはほとんどごもっともで、ご立派すぎてグゥの音も出なくなってしまいます。

    身の回りにもこの書を読んでもらいたい老人はたくさん居るのですが、そういう人に限って、読書とは程遠い人ばかりなのでどうしたものか・・・

    自分自身に当てはめて振り返ってみると、「家事をほとんどやらない」といったあたりでお叱りを受けそうな点はありましたが、大甘採点で、概ね「才覚」は出来ているんじゃないかと感じました。



    (2011/11/17)

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    2012年11月17日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    人を見下したような文体や一方的な決めつけにイラッとしたけど、なるほどなと感じる部分もあったので星3つで!

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    2012年10月06日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    人生を無駄にしない為に足場が必要であると著者は語る。末端ばかりを大切にする時代では、足場がなければ、周りに流されやがて自分を失う。
    生きること、動物的本能を優先させて食べる。生への執念の存在させ感じされないほど餌が補給されるとその環境に甘えるようになる。人生はいいことばかりでない。その環境に生き抜く力が必要

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    2012年09月30日
  • 老いの才覚

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    家にあったので手にとってみた。
    曽野綾子さんの小説は、
    何冊か読んだことがあります。
    信じるよりどころがあることを羨ましく思っています。

    自分がいなくなるということは、
    素直に受け入れられそうだけど
    病気については、自信がない。
    そうあっさりと言い切れるものかな。
    もう少し老いを重ねたら、分かるのかな。

    才覚を身につけるために
    本を読んだり、人と話したりして
    勉強したいです。

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    2012年09月05日
  • 人間の基本(新潮新書)

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    ちきりんの「自分の頭で考えよう」と重なる点あり。
    作られたルールなんかが急に機能不全に陥った時、人間の基本に立ち返って、自分で考えて答えん出すことはみんな出来た筈なのに戦後の日本教育がそれをダメにしてしまったと。耳が痛いけど、痛いと思えるなら、まだ救いあり。

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    2012年09月03日
  • 老いの才覚

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    「その時々、その人なりのできることをやればいい」
    「「何をしてもらうか」ではなく「何ができるか」を考える」
    「分相応、身の丈にあった生活をする」
    「引き算の不幸ではなく、足し算の幸福を」
    「跡形もなく消えるのが美しい」・・等、納得させられた。

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    2012年08月25日
  • 復興の精神

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    瀬戸内寂聴さんの無常ーどん底は続かないの中で、私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えたれてこれまで生きてきた。被災者の皆様の御苦労と悲痛な体験を思うたび、いたたまれない。一年数ヶ月経ち、復興への思いやる気持ち、支援が薄くなっている状況に思われます。思いをこれからも被災地にもち続ける事が大切な一人一人の人生に繋がることだと思います。養老孟司さんの精神の復興需要の中では、生きていれば、さまざまな悪いことが起こる。悪いことがあると人は無理やりに色々なことを学べる。いいことというのは、その時点がピークで、そこから学ぶということはないと言っている。

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    2012年08月22日
  • 復興の精神

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    東日本大震災を受けて、課題と展望を養老孟司氏、茂木健一郎氏、橋本治氏など各界の著名人が各々の切り口で語っている。捉え方はそれぞれだが、共通しているのは、この未曾有の大震災を活かしていく必要がある、ということ。
    勉強になりました。

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    2012年08月16日
  • 復興の精神

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    東日本大震災から1年4ヶ月が経った。震災直後は、関東に住む人間も、東北の痛みを分かち合い、譲り合って生きているように見えた。しかし、いまその風潮はなくなり、震災前と同じような風潮になっているのではないか。そんな疑問からこの本を読んだ。
    この本は震災から3ヶ月後に出版された。茂木健一郎、養老孟司など9人が、当時の気持ちと復興に必要な精神性を述べている。
    共通しているのは、私たち日本人が今までの概念を変えなければならないと主張している点だ。今まで、私たちは利便性を求め、経済を最優先し、進んできた。その結果が福島原発の事故につながっている。
    未曾有の大震災を粛々と受け止め、譲り合い、分かち合う日本人

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    2012年07月22日
  • 復興の精神

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    ネタバレ

    養老孟司:もちろん一致団結は悪いコトではありません。しかしそれが言論統制になってはいけない 茂木健一郎:復興の精神は、日本人の変化への希望の中にこそ、見出されるのだ山内昌之:公欲のために私欲を捨てよう 瀬戸内寂聴:私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられてここまで生きてきた 

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    2012年06月16日