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年の取り方を知らない老人が急増してきた!超高齢化の時代を迎える今、わがままな年寄こそ大問題。 自立した老人になり人生を面白く生きるための7つの才覚の持ち方。
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Posted by ブクログ
老いの才覚で得られる事は、自立した老人という高齢者になってもしっかり考え心身共に健康に生き抜く7つの力 他人に依存せず自分で考え選択して自分の事は自分でやる。単純だかとても勇気のいる事を説いている。 この本を手に取る方は、それなりに経験を積み努力を重ねたけれどこの歳になりこれで良かったのだろうか...続きを読むと迷いも生じてきている方ではないでしょうか。 そんないくつかの迷いの答えは誰にもわからないし何もかも解ろうとするのは思い上がり 根性論も思い上がり 人生とは思い通りにならない事なのだと、あなたは長く生きてきてそんな事もわからないはずないと現実を突きつける。 老年と言う負け戦に素直に生き抜かなければならず、自分で自分を救済しながら孤独と付き合い喜びを見つけることが鍵。 俯瞰してみろと言われても当の本人は必死に何かと戦っていますから、この本の様には行かないかも知れないけれど、折角だからいくつかの書き留めて頑張って自立して生きていきたい…そんな気持ちになりました。
「老人よ。人に頼らないで、自立しよう」が、メッセージ 心に残った言葉は次です。 ・若者に席を譲ることを要求している老人がいるが、要求される前に若者が席を立つのが望ましい。とは思いますが、老人だからといって譲ってもらう権利があるとふんぞり返っていいものでもありません。 ・最近は機転の利かない老人で...続きを読むあふれている、それは、基本的に苦悩がなくなったから ・日本は経済大国なのに、どうして豊かさを感じられないのか。それは、貧しさを知らないから豊かさがわからない。 ・格差社会と言われているが、日本ほど格差のない国はない。 ・昔の老人には遠慮という美しい言葉がありました。 ・かつては、損のできる人間を育てるのが、教育の一つの目標でした。 ・言葉が極度に貧困になった、その原因の一つは読書をしなくなったから。もう一つの理由は作文教育がきちんとなされてこなかったから。 ・今すぐにでも徹底して、読み書きの訓練をしないと日本は滅びると思います。 ・老人だろうと、若者だろうと、原則はあくまで自立すること ・自立とは、ともかく他人に依存しないで生きること、自分の才覚で生きることです。 ・老人といえども、強く生きなければならない。歯を食いしばってでも、自分のことは自分でする。 ・人はその時その時の運命を受け入れる以外に生きる方法はありません。 ・愛情というのは手を出すことより、むしろ見守ることだ。 ・老いて、自分の能力がだんだんと衰えてきたら、基本的に、生活を縮めることを考えなくてはならない。荷物も自分がもてなくなったら、持たないこと。 ・誰でも人は何かを得ようとしたら、対価を払わなければならないんです。年寄りといえども、この原則を忘れてはいけないと思います。 ・性悪説に立てば、人と付き合っても感動することばかり ・人は死ぬまで働くのが当たり前。 ・老人が健康に暮らす秘訣は、生きがいをもつこと、つまり、目標を持つことだと思います。 ・「何をしてもらうか」ではなく、「何ができるか」を考える ・親しき仲にも礼儀あり。友達だけでなく、夫婦や、親子の間でも必要ですね。私たちは一生、だれにも甘えて不作法をしてはいけません。 ・他人のお金をあてにしなければ自分の生活が成り立たないというのは、どこかおかしいと思います。 ・お金は怖いものだと思いなさい。 ・見栄を張っても仕方ない、と気づく。分相応を知ることは、長く生きてきた者の知恵だとおもいます。 ・老年は、一つ一つ、できないことを諦め、捨てていく時代。 ・孤独はお金があってもたぶん解決できない。孤独との付き合いは、老年にとって、一番勇気のいる仕事です。 ・結局のところ、人間は、一人で生まれてきて、一人で死ぬ。家族がいても、生まれてくる時も死ぬ時も同じ一人旅です。 ・この生涯はほんの短い旅にすぎない。死を認識すれば、死ぬまでにやりたいことが見えてきます。 ・失ったものを数え上げずに、持っているものを大切におもうこと。 ・一生の間に、ともかく、雨露を凌ぐ家に住んで、毎日食べるものがあった、という生活をできたなら、その人の人生は基本的に「成功」だと思います。 目次は、以下の通りです。 第1章 なぜ老人は才覚を失ってしまったのか 第2章 老いの基本は「自立」と「自律」 第3章 人間は死ぬまで働かなくてはならない 第4章 晩年になったら夫婦や親子との付き合い方も変える 第5章 一文無しになってもお金に困らない生き方 第6章 孤独との付き合い、人生をおもしろがるコツ 第7章 老い、病気、死と慣れ親しむ 第8章 神様の視点を持てば、人生と世界が理解できる
作者のレベルが高い。死を意識することで、今を大事に生きる。死への過程に位置される老いをどう捉えて、どう生きるのかが如何に大事であるかを説いている。みんなこんな風に生きれれば日本も元気になると思うのだが。 中年の今、読んでおいて良かった。
とても良い本でした。最後は、印象的なアデマール・デ・パロスの詩で締めくくられていて、後書きも解説も無く、潔く清々しい印象を受けました。私もこのように引き際の良い人生にしたいです。
著者の語る内容に多く共感できるのに、批判的な気持ちが湧き起こる。 内容は著者が高齢者の人々に送る檄文だと思って良い。 老人だからと言って甘えるな。 できる限り自立しろ。 老境に至った喜びを感じ、老境だからこそできることをしろ。 等々。 かなりの部分に共感でき、自分もその様に生きなければ、と思う。 ...続きを読むではなぜ批判がましい気持ちが湧くのか。 それは著者が自分と自分を取り巻く人々の生き方を正しいものとしてひけらかしている様に読めてしまうから。 自分は一部の愚かな年配者がするような、あんな事、こんな事はせず、代わりに年配者として正しい方法を常に採用して実行しています、と。 とは言え、本書を素直に読んでいくと高齢者となった人々、なりゆく人々の行き先案内兼応援歌になります。 *気になった点 p72 「死に様」と言う言葉を使っている。 意味を汲み取る事はできる。 が、古来からある「生き様」から発生した戦後の造語だと言う事らしい。 藤沢周平さんがお金を積まれて使いたくない言葉として挙げているそうです。 大森洋平さんの「考証要集」という本に載っていました。 ま、「老いの才覚」は時代物でも戦前物でもないので問題はないのですが、たまたま記憶に残っていたので。
2012/3/20高齢者予備軍である自分にとって、あるべき理想の形を明快に書いていただいた本。性悪説、くれない指数、老年の仕事は孤独に耐えること、「折衷」を許し合える夫婦等が印象に残りました。★4
曽野綾子氏の著書にしては語り口が丁寧で、雑誌に連載されているエッセイのような皮肉めいた強烈な批判がなかったように思うが、日頃から述べられている意見の中から老人に関する点に焦点を当て、わかりやすく論述している。私は無宗教なので、宗教に対する意見が異なることを除けば、著者の意見には全く同意できる。利己的...続きを読むでわがままな人たちがいなくなるよう、教育を改めていくべきなのだろう。外国からの日本人に対する評価は、今より戦前の方がずっと高かったと思われる。したがって、戦前のような、日本人の心としてのつつましやかさや、人や自然に対する敬意と感謝、奉仕の精神をはじめ、大和魂に代表される、長い歴史に培われた純粋でさわやかな心意気について、もっと勉強すべきなのではないか。 印象的な記述を記す。 「日本は経済大国なのに、どうして豊かさを感じられないのだろうかと言われますが、答えは簡単です。貧しさを知らないから豊かさがわからないのです。今日も明日も食べ物があって当然。水道の栓をひねれば、水が飲める。飲める水を使ってお風呂に入り、トイレを流している。昔は日本人も水を汲みに行ったり薪を取りに行ったりしましたが、今ではそういう生活が当たり前になった。もともと人間が生きるということはどういうことかを全然知らない、おめでたい人が増えたのです」 「日本人の多くは、人は皆いい人という性善説が好きですが、私のように性悪説だと、人と付き合っても感動することばかりです。だれでも嘘をつくだろうと思っていると、騙されなかったり、むしろ救ってもらったりする。その時、自分の性格の嫌らしさに苦しむことはあっても、いい人に会えてよかった、という喜びは大きい」 「たとえば財団などの会長や理事長がなかなか辞めず、そのうち急に体力が衰えたり惚けたりする。会議中に一言も発言しなくてお茶だけ飲んで帰る人もいれば、居眠りをしている人もいます。前の日にどんなことがあろうとも、会議の時ぐらいは我慢して起きている力のない人は、そのような任務に就いてはいけません。少なくとも、しゃべらない、耳が遠くなって話が聞けない、居眠りをする人は、理事や評議委員を辞任すべきだと思います」 「「何をしてもらうか」ではなく、「何ができるか」を考えて、その任務をただ遂行する。それが「老人」というものの高貴な魂だと思います」 「今の日本人の間違いは、古くから「備えあれば憂いなし」と言われているのに、備えもしない人が、かなり増えたことだと思います」 「あからさまな悪徳商法に引っかかったり、途方もない儲け話にころりと騙されたりするのは、多くの場合、強欲な年寄りです。何十年も生きてきて、どうしてそんなばかな話に引っかかったのか、と思うことがよくありますが、楽して儲けたい、という気持ちが整理されていないのでしょうね」 「アフリカでは、お金がなかったら病気になっても治療が受けられずに死にます。痛みも止めてもらえません。しかし日本では、ホームレスも治療を受けられます。自治体や病院によっては、扱いが悪いところもあるでしょう。どこの国とくらべて、そう言わねばならないのか、よくわかりませんが、それはもう納得するよりしょうがありません。老年のよさは、それほど長く生きていなくて済む、ということでもあるのです」 「目が見えなくなったら、死ぬべき運命なんですよ。なぜなら、動物としては、餌を取れなくなれば死ぬよりしょうがないから」 「一生の間に、ともかく雨露を凌ぐ家に住んで、毎日食べるものがあった、という生活をできたのなら、その人の人生は基本的に「成功」だと思います。もしその家に風呂やトイレがあり、健康を害するほどの暑さや寒さからも守られ、毎日乾いた布団に寝られて、ボロでもない衣服を身につけて暮らすことができ、毎日、おいしい食事をとり、戦乱に巻き込まれず、病気の時には医療を受けられるような生活ができたなら、その人の人生は地球レベルでも「かなり幸運」です。もしその人が、自分の好きな勉強をし、社会の一部に組み込まれて働き、愛も知り、人生の一部を選ぶことができ、自由に旅行し、好きな読書をし、趣味に生きる面も許され、家庭や友だちから信頼や尊敬、好意を受けたなら、もうそれだけで、その人の人生は文句なしに「大成功」だった、と言えます」
34歳で読んだ本であるが、この先自分がどのように年を重ねて過ごして行くべきか、とても勉強させられる点が多かった。 また高齢者になる前に再度読みなおしたい一冊。
実家にあったのを拝借してきた。 高齢者に手厳しいと感じたが、明日は我が身でもある。 自分もいつか必ず死ぬ。 高齢になるまで生きていられるなら、これは今の自分にも必要な本なのかもしれない。 思想的に全てを受け入れられたわけではないが、記憶にとどめておこうと思った箇所は、多数あった。
数々の発言には賛否両論ありの方だが、一読に値する書物を出すかただと思う。 自分の経験と知識と良心をもとに、発言を受け入れる、受け入れない を取捨選別すればいい。 老いを感じ始めるだろう年齢層を念頭に書かれているが、 人は皆死ぬことが絶対確実のものだとすれば、 死へまた老いへ向かう心を整えるのに 本...続きを読む書は一助になると思う。 老いの途中にある人は経験的に説教くさくなる。 でも、それは含蓄ある言葉も中にある。聞いておくに損はしない。 自分が老いの途中にあると気づいたとき、 先を歩く人は少なくなり、元気もなく、もはや説教など 後進に垂れる余力がないことが多いのだから。
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