山本直樹のレビュー一覧

  • ありがとう 1

    好きなポッドキャストで紹介され

    家族というぬるくて呪われたコミュニティについて、ずっと抱いていた何かが描かれているような気がする。それと、この作家さんの性描写に時々現れる線が美しくて芸術的だった。写真に撮って額縁に飾っても違和感ない。他の作品も見てみよう。
  • 【合本版】ビリーバーズ

    良作

    宗教に洗脳されている三人が主人公。最初はストイックに修行していたのにだんだんと心が本能に操られていく過程がおもしろいし、最初から最後まで夢中になって読んだ。
  • 堀田(1)

    青春の思い出

    高校生の頃このマンガを買って以来、エロといえば山本直樹です。洗練されたタッチと、独特な世界観のめりこみます。山本直樹作品の中でも、堀田が一番好きです。
    何回も何回も読んで物語をしっかり感じたいと思えるような作品です。
    あーそれにしてもエロい。
  • フラグメンツ 1
    山本直樹さんの作品には始終、文学の気配が漂っていて、読み終えると黄昏時に知らない世界に足を踏み入れたような、気怠くて心地よい余韻が感じられて、たまらなく好きです。素晴らしいマンガです。
  • フラグメンツ 1
    大胆な表現とで引き込みながら、ふと気がつくと虚無的な感覚を豪速球で投げつけてくる。
    この本をエッチな本と読むか狂気の本と読むかは、あなた次第。
  • レッド 1969~1972(1)

    当然

    巻末にこんなどうしようもない奴が生き延びて、こんな真面目な奴が死んで、とか書いてあるけどそんなゴミのような考えだからまともな人から受け入れられず周りに迷惑だけ撒き散らして自滅したんだと思う。目的達成の為には交番のお巡りさんを襲ったり、銃砲店の家族を縛り上げて強盗するゴミのような連中がどのように自滅し...続きを読む
  • ありがとう 1

    ありがとう(1)

    父が単身赴任から帰ると、母はアルコール漬けで何事にも無関心。家のなかには不良が入り込んで好き放題に行動し、姉はクスリにおぼれて不良たちとセックスやり放題。そんな光景を見た父は不良たちに立ち向かい不良たちを家から追い出すが…。いろいろあって警察が介入するが不良のボスの父親は、所轄の警察署長に土下座し穏...続きを読む
  • BLUE
    最高だ。

    あとがきで自分でも褒めていて、「人生で1,2個作れればラッキーなほどの出来である」みたいに自画自賛している。確かに面白い。けど、私は、誰も描いてこなかった、けど誰かが描くべきだった漫画を描いてくれたという誠実さだと思う。東京都が何を言っていても、この漫画は長く広く読まれるべきだと思う。
  • レッド 最終章 あさま山荘の10日間
    怒濤のクライマックス。警察の作戦が緻密に描かれているところも激アツでした。機動隊にバリケードを突破されて逮捕されたところですぱっと終わる美しさにふるえた。そして坦々と記述された年表の非常さ。こんなのが本当にあった出来事なんだよなぁ……
  • レッド 最終章 あさま山荘の10日間
    山の中でも身ぎれいにしていて臭いで怪しまれるようなことがなければ、もしかして少しは違う結末があったのではないだろうか、なんて思ってしまいました。

    やっぱり入念な取材があってこそ、このリアルな作品が生まれたんですね。とにかく、最後まで描ききってくれた作者には感謝と尊敬しかないです。

    同じような取材...続きを読む
  • レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(4)
    レッド第二部おわり。浦沢直樹の漫勉で描いてたコマが結局出てこなかった気がするけど、あれは最終章だったのかな?
  • レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(1)
    「甘えるな!」という言葉が飛び交い、総括を強要する(「援助する」という名目で暴行する)ことにもはや疑問を抱かなくなりつつある赤色連盟。この革命者組織のヤバいところは結局「頭が良く口達者な者が指導的な立場に立つ」というところで、ただ誠実で努力家なだけでは立ちゆかなくなってしまうことが、組織に余裕がなく...続きを読む
  • レッド 1969~1972(8)
    ひとまず『レッド』は完、しかし内容的には全く中途半端というか、まだまだこれからですね……。しかし、もし自分がこの場にいたとしてこの凶気に呑まれないという自信がない。
    頑張れ!と叫びながら殴る光景に涙を流し見守る図のヤバさが本人たちには分からない。
  • レッド 1969~1972(6)
    赤城さんが限界になりつつあるのか、ちょっとだけ台詞回しがおかしくて、同じフレーズを何度も繰り返したり、いつもの理路整然とした物言いや反論も弱く、今後の展開に不安がよぎる。
  • レッド 1969~1972(8)
    とにかくおもしろい!なぜエリートで善良なる人があそこまで狂気の連合赤軍事件、浅間山荘になったのか?
    しかも作家が山本直樹。すごいマンガ。
  • イブニング 2014年6号
  • レッド 1969~1972(8)
    感想、書きにくいなー。

    「総括が足りない」というのと「非国民め」とどこが違うのか。顔の向きが違うだけで、まったく同じに見えるんだけど?

    ターゲットを選んだら、因縁を付けるかのようにつるし上げ、それを全体に波及させていく。目を背けるだけで自分も疑われるという、ものすごい全体主義。それを支える、根回...続きを読む
  • 恋とセックスで幸せになる秘密
    こころに空いた穴を埋めるために、歪んだ男女関係を持ってしまって、傷つく恋愛ジャンキーにお手当になります。

    男女関係に限らず、親に開けられた穴もしかり。

    優しい口調で、激しく斬る筆者さんも魅力的。職業柄ですかね。
    おともだちが恋愛で傷ついてたら、プレゼントします。それくらい信用できそうな意見。
  • 恋とセックスで幸せになる秘密
    「自己肯定」できてないのに「ナルシシズム」が強いから辛い恋ばかりしてしまう。

    自分が好きだけど、嫌いっていう感情はこういうことだったのか。

    ありのままの自分を認めること、難しいのぅ
  • 恋とセックスで幸せになる秘密
    恋愛がうまくいかないと悩んでいる方にオススメの本。
    心理学や精神世界系の本を読んだことのある方ならばおなじみの内容ですが、そういった本を読んだことのない方にも解りやすく書かれています。