山本直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想、書きにくいなー。
「総括が足りない」というのと「非国民め」とどこが違うのか。顔の向きが違うだけで、まったく同じに見えるんだけど?
ターゲットを選んだら、因縁を付けるかのようにつるし上げ、それを全体に波及させていく。目を背けるだけで自分も疑われるという、ものすごい全体主義。それを支える、根回しのようなロジック。
8巻を見ている限りでは、指導者がクソだと集団は壊滅するということなのかなあと思いましたが、それだけではここからの先行きに説明が付けられない…。
いよいよ始まりました、なのですが、それでもなかなかカウントは上がらない。
それにしてもにおいでわかるんだな…。
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Posted by ブクログ
「そうですよ」「うそですよ」表題作をパラッと読んで大好きになってしまいました。
学生時代わたしにとって校舎は息づく大きな生き物であり、教室はその臓腑であり、雨が降ると閉鎖空間になって、中で出所もわからない噂だの茶番だの足音だのが出口を見つけられずに響きさ迷っているような。全部気のせいなんですけど
そんな空間がはてもなく広がっていそうな錯覚を楽しんでいたもので
そこに
「おおいみんな出てこいよお」
「もっと大きなここよ」
で与えられるメタ的視線。きもちいいなあ。
他には「渚にて」「ファンシー」「鶏男」「素晴らしき新婚旅行」など、大好きです。でも説明できない。力がない。 -
Posted by ブクログ
山本直樹のマンガに出てくる人物たちは
いつも閉塞された空間の中でセックスしている。
家、車の中、学校、漁師小屋、田舎という閉じられた世界・・・。
彼らはどこにも行くことができず、逃げることもできない。
淫靡で悲哀に満ちたセックスを繰り返しては別れていく。
ただただそれだけだ。
それは少し情けなくもあり、やるせなくもある。
けれど、結局のところ世界とはそういうものなのかもしれない。
「この先、死ぬまでほかの誰かと、こんなふうに過ごし、
こんなふうな気分になることは、もう二度とはないのだろう。
そんなことを考えると、なんだか悲しくなってしまって、気持ち良いほど涙が出た。」
(「肉彦くんとせん
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