山本直樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
〈完〉とあるものの、実に中途半端な所で終わるので、続く「最後の60日」「最終章」などを読まないと消化不良かも知れないが、個人的にはもうお腹いっぱい、という感じもする。序盤から中盤にかけて、実に若者らしい無計画さと正義感、恋愛を含む個人的な人間関係、そして大人社会への反発やそれと裏腹の組織的統制=軍隊への志向など、青春ドラマの要素が溢れていて、面白く読めたのだが、5巻辺りからはどうしても陰惨さが漂い、後は事件の詳細を改めて辿りなおすだけの作業と思えて気力が萎えてしまった。
永田洋子の『16の墓標』を読んでいてもこの感覚は同じで、当初の躍動感が山岳ベースの中で内向きにネジ曲がり、狂気としか思えない -
-
-
Posted by ブクログ
とても良かったです
文字数少なめ・読みやすい文章ですらすら読める
「心の穴」がキーワードでした
人間はみんな子供の時に親から心の穴(傷)を開けられるみたい
親だけじゃなくて友達や他人との関わりで受けた傷やトラウマも心の穴になると私的には思う!
で、その心の穴を肯定し合えるような恋愛が良い恋愛で、セックスはお互いの心の穴に触れ合う行為になれば幸せを感じるみたい
恋愛本かと思いきや、自分と向き合おうぜ的なマインド系の本でした
でも嫌な感じしなくてスーッと入ってくるし、ちゃんと理解しようと真剣に読み込めた
これから変な人に出会ったら「この人はどんな心の穴が開いてるのかな」って考えちゃいそう
-
Posted by ブクログ
夕方のフレンド、という映画を見て原作漫画の山本直樹さんを知った。
というか、80年台から90年台にかけて、スピリッツとか「青年誌」欠かさず読んでたから、この絵には見覚えがあって…多分この人の漫画はよく読んでたような気がする。
凄いやらしい、扇情的な線を描ける人だなと改めて思う。すげえ。
でもなんかむかしもそうだったように、今もこれこれって感じで、追いかけるような気持ちにもなれない。
こうなるようにできている、ということに抗い難く流される。どこか寂しい気持ちになる物語。
表題作。
妄想、耽溺、覚醒の兆し、の物語なのかな。
ちょっと良かったような気もする。
通勤電車で読み切っちゃったけど…
-
ネタバレ 購入済み
モデルは函館
路面電車がいるので広島かと思いきや、
雪が多いので、函館みたい。
彼女の新井玲子、素子ではない、
が可愛いのと、学センセもいい味出してます。まあ、お好みで。 -
-
購入済み
もう一度その時代その人達を
今は昔の物語である。ソ連が崩壊し中国の経済が共産主義とは言えなくなった今、なぜこの時代の若者が共産主義に憧れ、暴力革命を起こそうとしたのかまるでわからなくなってしまっている。この作品は、もう一度その時代その人達を掘り起こしてみようとする労作である。とは言うものの読んでいて楽しい作品ではない。
-
-
購入済み
仕方無いか
漫画で表現するには限界があるし、また時系列的にも若干の矛盾もある。
当時、未成年の学生だった当事者の取材を基にしているので、連合赤軍側視点での観点としては興味深いが、細かい描写が出来ていないのが残念。
連合赤軍側·警察側双方の視点からと
報道側とを組み合わせて読むと違和感を覚えざるを得ない。 -