あらすじ
ついに銃砲店から銃を奪取した革命者連盟だったが、それ故に権力からの追及は厳しさを増す。来るべき闘争のため彼らが辿り着いた潜伏地は厳寒の北海道だった。一方、赤色軍の岩木(いわき)たちは闘争資金強奪作戦・通称『G作戦』を成功させるが、同時に全国に指名手配されてしまう。それぞれ緊張を強いられる状況での逃避行だったが、そこにはごく普通の青春があった。決して特別ではない若者たち。彼らの欲しかった未来とは何だったのか?
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Posted by ブクログ
1969年の安田講堂が陥落し、全共闘運動は衰退していく。
そんな中、活動を過激化させていく革命者連盟は、赤色軍と協力関係を築き武装闘争を続けていこうとするが……。
連合赤軍の事件を山本直樹が漫画化。
登場人物の姓は日本の山の名前に変えられ、死亡する人物の頭には何番目に死ぬかがナンバリングさらている。
(当時の)普通に学生運動をしていた学生達が、山に篭もり仲間を殺害、あさま山荘事件を起こす過程が丁寧に描かれていく。
新興宗教(オウム?)を描いたビリーバーズも読んでみたいな。
Posted by ブクログ
昔の学生は、待つことに慣れていたと思う。携帯もメールも無いので、連絡係は重要だった。待つことで、思いは深まる。今のように、連絡がすぐ取れないから人は群れる。狭い部屋にぎっしり詰まってたりする。そうすると、良くも悪くも濃い人間関係になっちゃうんだ。昔は、突然「誰かの友達」なるものが訪ねてきても、ご飯出してくれたり、泊めてくれたりした。今より知らない誰かを信じれた時代だった気がする。以上、読んだババアの思い出でした。