山本直樹のレビュー一覧
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私は遅れてきた青年であった。浅間山荘事件の頃、高校生でテレビで事件を知った。デモでヘルメットかぶって、石投げたことも無い。当時の大学生と高校生の差は大きかった。せめて、教室のドアを、たいした理由も無く、机でバリ封してみた位。数時間で、誰かがトイレに行きたいと言い出し、机を片付けて終了した。情けない。...続きを読むPosted by ブクログ
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山本直樹の不思議な世界に引き込まれたのは中2の頃でした。単なるエロい中学生だっただけですが、読むにつれて内容がわかった気になってくるのは一応ちゃんと成長しているからだろうか??Posted by ブクログ
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路面電車がいるので広島かと思いきや、
雪が多いので、函館みたい。
彼女の新井玲子、素子ではない、
が可愛いのと、学センセもいい味出してます。まあ、お好みで。 -
この本を読んで、なぜ社会人になって生きづらさを感じているかはっきりした。
男女平等を口々に主張するが、そもそも本当に男性と同じことを女性に求めるのは無理な話である。
身体の作りが、社会の中での役割が違う。
女であり、妻であり、母であるだけでなく、男性と同じくらい仕事をこなす。
現代社会は女性に要...続きを読むPosted by ブクログ -
今は昔の物語である。ソ連が崩壊し中国の経済が共産主義とは言えなくなった今、なぜこの時代の若者が共産主義に憧れ、暴力革命を起こそうとしたのかまるでわからなくなってしまっている。この作品は、もう一度その時代その人達を掘り起こしてみようとする労作である。とは言うものの読んでいて楽しい作品ではない。
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自己肯定感って最近よく聞く言葉だけど、どう高めたらいいのかいまいちピンとこない。
腹落ちまでは行かないけど、なんとなくはわかったかな。
人の目を気にせず自分の気持ちに素直に従って楽しく生きよう。Posted by ブクログ -
漫画で表現するには限界があるし、また時系列的にも若干の矛盾もある。
当時、未成年の学生だった当事者の取材を基にしているので、連合赤軍側視点での観点としては興味深いが、細かい描写が出来ていないのが残念。
連合赤軍側·警察側双方の視点からと
報道側とを組み合わせて読むと違和感を覚えざるを得ない。 -
うーん。恋愛本は何冊か読んできたし、アダルトチルドレン本もいくつか読んだことがあるので、くどいなあと思う部分もあった。ただ基本的にはとても丁寧で、この本に書いてあることができるようになれば、できないよりずーっと生きやすくなると思う。それでも今の社会では女はつらい(男もそれなりにつらい)。まあそれは著...続きを読むPosted by ブクログ
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「レッド 1969~1972」「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」に続く最終章。あさま山荘事件の顛末を描く。
前作までは永田洋子と植垣康博が物語の中心だったのだが、この二人はあさま山荘事件の直前に退場しているので、なんとなく主人公不在な感じ。坂口弘がかろうじて主人公的なポジションだが、キャラ...続きを読むPosted by ブクログ -
1〜3巻まで
普通の(とはさすがに言い切れないが)若者達の歯車が少しずつ狂っていく。空虚な言葉による自己規定、束縛。
「普通に考えたらおかしいと思うようなことに、なぜ人は、とくに集団になると突き進んでしまうのだろう?」ということにずっと興味があって新興宗教関連の本も読んだりしたけど、連合赤軍につい...続きを読むPosted by ブクログ -
「帰りは 三人で手をつないで 原っぱを降りて いきました」
のような、「とってつけた」感がなぜか心地よい。
また「泳ぐ」と表題作は衝撃度高し。
先日wikiで調べたら、Vシネやピンクでの映像化が多くて少し笑った。
確かにWOWOWなどでときどき見ていたが、ピンク映画の虚無的でセンチメンタルで...続きを読むPosted by ブクログ -
連合赤軍の誕生と瓦解を主題に書かれた群像劇。
物語の中半くらいまでは繰り広げられる日常が丹念に描かれるが、そんな日常の合間に彼らは猟銃店襲撃や銀行強盗を行い、交番で拳銃奪取を目論んで射殺され、山に籠もり、同士を殺害していく。
狂った歯車の軋みがどんどん酷くなって、しまいには巻き込んだ周囲を挽き潰し...続きを読むPosted by ブクログ