エロってなんだろう?

エロってなんだろう?

ビジネス・実用
968円 (税込)

4pt

現実とフィクションは違う。でも、現実のルールを知らなければ、面白いフィクションはつくれない。エロマンガ界のレジェンドが語る、いまこの社会でエロを表現し、人に見せるということ。◆エロをエンタメにする楽しさとルールを考える エロマンガの巨匠×蛙亭・イワクラ対談「エロいは面白い」収録。 【目次】はじめに――エロいことと、隠すこと/第一章 エロの原点/第二章 エロをつくる/第三章 エロは子どもに有害なのか/第四章 隠すことにもルールがある?/第五章 現実とフィクション/対談 イワクラ(蛙亭)×山本直樹 エロいは面白い

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

エロってなんだろう? のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ・現代文学は、文学とは何だろうを問い直す文学。

    ・エロは、ギャップと落差。

    ・言っちゃいけないことを言うお笑いはかなりエロに近い。

    ・エクスタシーの語源は外に出る。

    ・私は私から外に出ることはできない。

    ・客観性をなくした人間って面白い。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    フィクションと現実を混同してはいけない。
    が後半のキーワードだった。

    スポーツは勝ち負けを楽しむゲームである。=フィクションであると言える。
    かけっこも同様で、順位をつけることはあくまでもフィクションに該当する。
    にも関わらず、フィクションであるはずの順位を、現実の人間の本来の価値であると勘違いしたり、勝ったら立派な人間、負けたらダメ人間という誤りをする人がいる。
    これがフィクションと現実を混同しているいい例。

    本来はフィクションとして楽しんで然るべきもので、それを周知する必要があるが、
    現状はそれに蓋をし、"順位をつけない"と逃げ腰の対応に疑問を感じた。

    エロ、とはかけ離れたところでの意外な気づき。
    とても楽しませていただきました。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    社会的な約束事を理解していないと作品は作れない、エロは特に というくだりが印象深かった エロもだけどバイオレンスもそうだなと思う
    わたしは虚構のものが好きで、現実がうまくいかないと虚構さえあればいいやなんて思ってしまいがちだけど虚構ってあくまでも補助というか道具にすぎなくて、この本の内容でも繰り返し言及されているように結局大事なのは現実の人との関わりなんだよなって思った 山本直樹作品は夕方のおともだちが好きです

    0
    2026年04月21日

    Posted by ブクログ

    山本直樹の『エロってなんだろう?』を読んだ。
    発売された当初から気になっていたのだが、この世にはおもしろそうな本やそのほかコンテンツがたくさんあるため、やや後回し気味になっていた。

    内容は山本直樹のエッセイに近いが、表現規制の歴史や、それが起こった時代の空気が押さえられていて、そのへんについてはぼんやりとしか理解していなかったので自分でも整理できてよかった

    途中までは、ほほお、なるほどなあ。いや、このへんは全然知らなかったわーと思っていたのだが、第四章【隠すことにもルールがいる?】のラストのほうに”社会的な約束事をちゃんと理解していないと作品は作れないんですよね。エロはとくに。そこをちゃんと理解していないと、作り手としてダメだと思うんですよね。”と言い切ったあたりから、第五章【現実とフィクション】に入り、様子が少し変わってくる。
    第五章で山本直樹はずっと現実と他者のことを書いている。もっと言うと他者を人間として扱うこと、現実こそが他者=人間であることをずっとずっと書いている。
    過去に描いた作品のことからもあれこれは言えないけれども、と前置きをしながらも”相手を道具扱いしていまう諸悪の根源が「現実とフィクションの混同」なんだと思います。これが一番性質が悪い。”と言っている。

    それを皮切りに現実の事象と照らし合わせながら、現実を生きている人間を道具扱いすることの最たるものは国家が行う戦争であり、あれは人の命よりも国体の護持が大事なのだと若者を特攻させた、現実とフィクションを現実しているのがロシアのプーチンであり、彼のなかのフィクションの邪魔をするからという理由でプーチンはウクライナへ侵攻した、などである。
    この本のレーベルであるちくまプリマー新書は公式サイトの紹介文を見る限り、若い年齢だと思う。
    そんな読者層を想定してか、山本直樹は話がおおごとになってきているかもしれないが、こういうことを話し出すとこんなことまでいかざるをえないのだと誠実な言葉も記している。
    また新自由主義も批判していた。新自由主義はつまるところお金原理主義であり、人の命よりもお金が大事だと本気で思っている人たちがやっていることで、そもそも人の命よりも大事なものがあるというのは、全部「原理主義」なのだと。
    人の命という現実よりも、お金や国家や会社なんかのフィクションが大事であるというのは山本直樹に言わせれば現実とフィクションの混同だ。

    現実の相手よりも、自分の中にある言葉ですべてをコントロールしたくなる。現実とフィクションの混同=マチズモと言ってもいいと思います。p109

    刊行時に公開されていた目次では知っていたのだが、エロからどう持っていくんだ?と予想していなかった項目がある。
    それが『日本国憲法』だった。
    山本直樹本人も”さっきから話がどんどんエロから離れまくっていますが”と前置きしたうえで彼が考える日本国憲法について書いていた。

    日本国憲法もただの言葉ではありますけれど、「人が生きて暮らして死ぬのがいちばん大事だよ。それより大事なものはないよ」と伝えている言葉です。p112

    つまり日本国憲法という人が生きて、暮らして、死ぬことが何より大事だという言葉はフィクションではない。日本国憲法に書かれている言葉はフィクションではなく現実である。
    でも言葉がフィクションであるときもある。
    世界の古今東西はそれはもう残虐な歴史があって、人より言葉(フィクション)が大事だった場面のほうが圧倒的に多く、だからこそ、今はそれが間違っていたと言わなければならない。イデオロギーよりもお金よりも何よりも人が大事なのだと言葉にしていかなければならない。
    山本直樹はそれが日本国憲法だと言っている。
    日本国憲法の説明として明快で、こういう明快さを打ち出せるのは漫画家らしいなと思ったんであった。

    「人権」というと「なんかむずかしい」とか「左翼っぽい」とか「あんまり言いすぎるとややこしくなるよね。堅苦しくなるよね。」とか言う人も最近多いようですが、「言葉やお金や国より、人のほうが大事だよね」という普通のことだと思うんだけど。p113

    この本はエロからスタートし、エロを解体していくことで、他者とは、人間とはを説いている。もちろんそれは山本直樹の思う、という枕詞がつくのだけれど、なかなかエロを解体している人やその延長で他者や人間のことを語っている人は少ない。
    それはエロというコンテンツが受け手にとって都合の良いものであるからだろう。
    そこに描かれている人間を道具化していけばいくほど、受け手は楽にそれを消費できる。エロと消費はセパレートすることが難しい。
    だからこそ、エロを楽しみながらも真面目に考え、自分の消費しているものは何かを考え続けていかなければならない。エロ楽しむなら本気でやれ、手を抜くなということなのだ。

    そして、人間は反復不可能だし、再生不可能なんです。
    ~略~
    今この本を読んでいるあなたを作ることもできない。p137

    0
    2026年01月17日

    Posted by ブクログ

    現実とフィクションの混同=マチズモにはなるほどと思った。臭い物に蓋をするやり方でお上が規制するのはただの思考停止。映画や漫画、読書から、マチズモではなく、現実とフィクションを混同しない常識を養うことが大事。エロ漫画家だからこその説得力があった。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    エロを自分にとっていいか悪いか判断するのはそれを受け取った本人であって、大人や権力が介入すべきことではない。確かに。
    フィクションと現実の棲み分けができない大人、本当に多いよな〜…

    0
    2026年08月10日

    Posted by ブクログ

    プリマーとしては攻めているなと思ったが、内容としては淡々と筆者の表裏の漫画家歴をインタビュー的な語り口で説くもの。
    エロスにまつわる社会学的な視点もなくはないが、要点としては創作論。それでも経歴の異彩さもあって、類する書物も少なかろう。

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    今や山本さんも大御所なんだなと、月日の経つが早いことに驚く。コミケの話の中で、山本さんにも大友克洋さんの影響が及んでいることに驚く。話の入り口はエロからなのだけど、不健全図書について、それは子どもにとって本当に悪影響なのか、エロとエンタメの本質は同じかも、社会の最低限のルールを守るからこそ面白くなる、時代によって何がエロいかは変化してきている、現実の犯罪との関わり(マンガは現実ではない)など、後半は特に深い内容が多く、興味深い内容になっている。

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    山本直樹さんの新書です
    そりゃあ読むよね
    読まずにはいられないよね

    神漫画家さんです
    『あさってDANCE』とか読んでました

    で、タイトルは『エロってなんだろう?』
    いや〜エグいわ
    だってほんともうわいらからしたら、山本直樹さんなんてエロもう17周くらいしてそうやもん
    エロ界の巨匠よ
    エロ界のスピルバーグよ
    そんな人が今さら「なんだろう?」ってw

    分かってなかったんかい!( ゚д゚ )クワッ!!

    じゃあなんなのよっていうと…まぁそれは興味のある人は読んでもらうとしてね

    やっぱエロは偉大だってことでw

    0
    2025年12月31日

    Posted by ブクログ

    エロマンガ界のレジェンドとも言える著者の半生とエロについてのいくつかの考察

    --------------
    子どもにとってエロは有害?
    不健全図書はどう決まる?

    現実とフィクションは違う。
    でも、現実のルールを知らなければ、面白いフィクションはつくれない。
    エロマンガ界のレジェンドが語る、いまこの社会でエロを表現し、人に見せるということ。

    エロをエンタメにする楽しさとルールを考える
    エロマンガの巨匠×蛙亭・イワクラ対談
    「エロいは面白い」収録。

    監修/稀見理都(美少女コミック研究家)

    ===
    【目次】
    はじめに――エロいことと、隠すこと
    第一章 エロの原点
    第二章 エロをつくる
    第三章 エロは子どもに有害なのか
    第四章 隠すことにもルールがある?
    第五章 現実とフィクション 
    対 談 イワクラ(蛙亭)×山本直樹 エロいは面白い
    ===
    --------------

    山本直樹がエロマンガを描くに至った来歴
    自身の著作が有害図書と指定された経緯やその対応と所感
    エロとは?という問い
    社会がエロに対してどう接するべきかという意見
    虚構と現実をどのように捉えるべきか


    エロとは隠されるからこそエロく感じる
    ただ、隠されるもの全てがエロいわけでもなく、性的なものだとエロと感じるという考察

    概ねそうであろうけど、隠されていないオープンな情報でもエロに繋がる片鱗からエロく感じるものもあると思う
    セクシーさは普通に服を着ている状態でも体の部位やしぐさなどでも感じるわけで
    必ずしも隠されているものがエロとは限らないのではなかろうか?
    エロとセクシーの違いに関しては、セクシーの中でも特に性に強く結びついているものがエロ?
    うーん、違いがよくわからないなぁ
    セクシーの向こう側には、グラデーションがあれどエロが繋がってる気がするのだけど


    山本直樹の作品は都合のいいキャラではないという指摘をされる事があるそうな
    確かに、最終的には主人公(?)とのエロシーンはあるけれども、所謂ハーレム展開はそうそうない
    むしろ、主人公が振られる展開が多い印象がある

    あと、無理やりからの快感はリアリティがないという指摘
    初期作品ではそんな展開はあったと思うけどね?
    だからこそ、そこに思い至ってからはそんな展開がなくなったということだろうか?


    子供へのエロの影響について
    要約すると「家庭ごとの基準でやれ」という主張なのだろうけど
    それでもゾーニングすべき領域というのはある
    まぁ、その辺の線引きが両極端な勢力の間で端っこと端っこなんだけどね

    あと、娘さんが山本直樹のマンガを目にしてしまうエピソード
    【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】でも娘さんのインタビューで語られてたなぁ
    娘さんが小学5年生のときに森山塔のエロ本を見てしまい
    さらにはそれが父であることを知ってしまうというエピソード
    田中圭一のイタコ漫画で、娘さんの肖像が完全に「ありがとう」あたりの山本作品っぽかったやつ

    この体験って、現代では虐待にあたるという解釈もできるんだけど
    本人としてはどうだったんでしょうね?


    最後の章は蛙亭のイワクラとの対談
    蛙亭のネタで、エロ要素があるだけで下ネタと判断されて評価が一段下がってしまうという
    蛙亭ってそんなにエロいネタだったっけ?
    周平が非モテなネタではあるけど、そこまでエロを感じる事はなかったけど?
    ま、私はそこまでネタ番組を見てないからでしょうね


    ちなみに、私と山本直樹の来歴としては
    「ありがとう」で知って、そこから遡って初期作品を読んで
    森山塔、塔山森の本を数冊買って
    山本直樹名義であれば初期作品はほぼ持ってて
    「レッド」以降は熱が冷めたのか読んでない感じでしょうか

    山本直樹の漫画は、他のエロ漫画に比べてスレンダーなキャラが多い
    常識的なバストサイズだし、巨乳とされるキャラクターでも実際にに存在するくらいのリアルさになっている
    「むっちり」というボリュームよりも、肌の「すべすべ」感で勝負している感じだろうか
    そんなところも虚構と現実のすり合わせを行っているのだろう

    逆にリアリティから外れているのは汗などの描写だろうか
    普通に人は汗をかくけど、「そこまで?」と思う程の描写がされてるカットのイメージがある
    そこら辺は、リアリティではなく漫画表現としての技法なのだろう

    あと前述の通り、お約束を外すパターンも結構ある
    ハッピーエンドの作品もあるけれど、短編だと終わり方に哀愁や寂しさなどを残すような感じの印象
    もしくはホラーや不思議な出来事と思わせる終わり方とか
    ただ、完全な悲劇というのは少ない気がする

    あと、作中でたまに哲学的な問いがあったりする

    そんな作家性だからこそ、こんな本も出すのでしょうね

    0
    2025年12月08日

エロってなんだろう? の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくまプリマー新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

山本直樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す