あらすじ
鈴木一郎(父)が単身赴任から帰ってみると、母はアルコール漬け、姉はクスリで朦朧としセックスやり放題。しかも、家のなかには不良が入り込んで好き放題をやっていた。すっかり荒廃した家庭を見た父は半狂乱になり…。愛と平和、セックスと暴力――「家庭」こそが、第3次大戦の戦場だった。大反響を呼んだ20世紀最高最後のネオ・ホームドラマ!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家族のえげつない崩壊とささやかな再生の物語
A story of a family's brutal collapse and quiet rebirth.
好きなポッドキャストで紹介され
家族というぬるくて呪われたコミュニティについて、ずっと抱いていた何かが描かれているような気がする。それと、この作家さんの性描写に時々現れる線が美しくて芸術的だった。写真に撮って額縁に飾っても違和感ない。他の作品も見てみよう。
ありがとう(1)
父が単身赴任から帰ると、母はアルコール漬けで何事にも無関心。家のなかには不良が入り込んで好き放題に行動し、姉はクスリにおぼれて不良たちとセックスやり放題。そんな光景を見た父は不良たちに立ち向かい不良たちを家から追い出すが…。いろいろあって警察が介入するが不良のボスの父親は、所轄の警察署長に土下座し穏便に済ませてもらうなどやりきれないことが次々に起こって物語が進んでいく。
Posted by ブクログ
半年振りに出張から帰ってきた父を迎え入れた家は、町の名士の息子率いる不良集団によって占拠されていた。女子高生コンクリ詰め事件をモチーフに、「家庭」を描いた作品。
Posted by ブクログ
最終巻にはなぜか感動。
父。母。姉。妹。それぞれキャラクターが立っている。
個人的には、妹に喝采。姉に劣情。母に笑う。
山本直樹版「逆噴射家族」。