ゆうさんのレビュー一覧

結末がどうなるのか楽しみです。

入学した高校に復讐相手が先生として勤務している。大きなチャンスとともに大きな不安を感じてしまう。今までもこれからもいじめは学校にはなかったと校長等の管理職が自分の身を守るために真実を公表せずに事実を曲げてしまう。教育委員会も同じで隠ぺいする。そんな中で真実を解明することが難しかった（不可能だった）。その無念さが伝わてくる作品である。無事にお兄さんの仇を討てればいいのですが、一筋縄ではいかないだろう。お兄さんの無念を是非晴らしてほしい！

ありがとう（１）

父が単身赴任から帰ると、母はアルコール漬けで何事にも無関心。家のなかには不良が入り込んで好き放題に行動し、姉はクスリにおぼれて不良たちとセックスやり放題。そんな光景を見た父は不良たちに立ち向かい不良たちを家から追い出すが…。いろいろあって警察が介入するが不良のボスの父親は、所轄の警察署長に土下座し穏便に済ませてもらうなどやりきれないことが次々に起こって物語が進んでいく。

バーテンダー１

お客さんに寄り添ったお酒を造り心を癒す「神のグラス」と呼ばれる腕を持つ天才バーテンダーが主人公。
お酒の話の中には、材料や作り方だけでなく「世の中に絶対にお客様を裏切ってはいけない仕事がある。ひとつは医師・薬剤師。もうひとつはバーテンダー。どちらも処方ひとつで毒にも薬にもなるものを売っている」。おいしさは味だけでない多分…誰が作り―誰と飲んだかの方が大事なんです等各話には心にしみる深い内容が含まれている。何を語ってくれるのか楽しみで一気に読んでしまった。こんな素敵なバーテンダーがいるなら、毎日仕事帰りに寄って心を癒したい。

いとなみ　いとなめず 1

純情でまじめなサラリーマンが、弁当屋で働く高校生に一目ぼれをした。「付き合って」と言おうと思っていたら「結婚してください」と言ってしまう。返事は…。初めての出会いと思っていたが、以前に出会っていたことなど2人をめぐる運命の糸が絡み合って物語が進んでいく。純粋な思いの２人にいつまでも幸せでありますようにと思いながら楽しく読みました。

生者の行進 Revenge 分

いじめられて自殺しようとしていた女子を助けた榊原省吾。その女子に対するいじめのすさまじさがよく描かれていた。いじめられていた女子が持っていたお守りにとんでもないものが棲みついていて、その化け物による復讐がすっきりした。しかし、あと4人復讐するという白紙の文字からどのように物語が展開していくのかとても楽しみである。