【感想・ネタバレ】レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(1)のレビュー

あらすじ

あの連合赤軍事件をモチーフに、1972年2月のあさま山荘事件へ向かう当事者達最後の60日を、山本直樹が徹底した取材を基に丹念に描く。第1巻では、1972年1月3日までの山岳ベースにおける総括要求、仲間内のリンチ、そしてメンバー二人の壮絶な"敗北死"が描かれる。山岳という閉鎖空間に集った若者たちの自己正当化と、思考停止。他人事ではない、すべての組織が抱える闇。組織に属する者、束ねる者必読!

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Posted by ブクログ

「甘えるな!」という言葉が飛び交い、総括を強要する(「援助する」という名目で暴行する)ことにもはや疑問を抱かなくなりつつある赤色連盟。この革命者組織のヤバいところは結局「頭が良く口達者な者が指導的な立場に立つ」というところで、ただ誠実で努力家なだけでは立ちゆかなくなってしまうことが、組織に余裕がなくなってくるとことで露呈する。
甘えるな、と言っている最高指導者である北も赤城も煙草を吸っている。そこに関しては説得的な言い訳が上手いだけなのに。

0
2018年06月12日

Posted by ブクログ

1971年、日本で革命を目指す赤色軍と革命者連盟は統合し赤色連盟を結成する。
赤色連盟は榛名山へ合同軍事訓練のため集結するが、
そこで行われたのは「総括」という自己批判、相互批判の応酬であった。
「総括」はエスカレートし遂には死者をだす。
そして1972年・・・。

連合赤軍、あさま山荘事件を扱った『レッド』の新章。
連合赤軍とか三島由紀夫とか、歴史の授業では扱わない現代の話は映画や漫画で知ると時代がわかってとても面白い。
この漫画では死亡する順番に登場人物に番号が付けられているのだが、予想通り新章では人が死ぬ死ぬ・・・。
「自分の顔を殴れ!」

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2016年12月09日

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