秋川滝美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
居酒屋ぼったくりシリーズの第2弾
今回もおいしそうな料理とお酒で読者の食欲とよだれを誘い、愚痴や弱音を吐いても美音や常連客達が話を聞いてくれて一緒に怒ってくれたり、厳しく優しくやんわりと諭してくれたり、困ったら相談に乗ってアイディアを出してくれたりする人とのつながりに心を温かくするようなお話だった。
今回も気になるのは美音と閉店間際にやってくる男、要との関係。
今巻3話目に登場するカツサンドに釣られる要が何となくかわいい。そしてそのカツサンドのくだりは次の話までちゃんと引っ張られていてむくれる美音がこれまたかわいい。
閉店間際に来るのがわかっているから馨を返して要が来るのを待ち二人きりの時間 -
購入済み
内容ぎっしり
内容は他の方々が素敵な紹介されてるので、あえて省略。
値段の割に読み応えがみっしり!恋愛ものとしても、人間としての成長日記としても素晴らしいお話でした。
読み進めるうちに、主人公の自信のなさの原因もはっきりして改善されるし、話し合う事の大事さを学べる本です。
これ以上、夫の独占欲が強くなるとヤンデレになるんではないかと、主人公の身が心配ですが大団円です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ問題を起こして逢坂にいられなくなった清五郎。両親は清五郎を江戸にやることにし、姉のおきよを世話役としてつけました。父の知り合いの料理屋「千川」で働き始めた二人ですが、清五郎が侍ともめたことでおきよの料理が注目されて ―― 。
不吉と言われる男女の双子のおきよは、自分は要らない存在で両親にも疎んじられていると思っていました。
しかし、そうではないと千川の主人にいわれ、救われる気がしたのでした。
弟の清五郎が前半とは別人のように姉思いのいい奴になって少々違和感を覚えました。
周囲がおきよを認めているのに、本人は「わたしなんて」と卑下しすぎな気がして少し辟易しました。
それ以外は面白かったです。