武田砂鉄のレビュー一覧

  • ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002

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    2002年に亡くなったナンシー関が矛先を向けるのは、当時のテレビの中の人たち。だから、十五年以上経過した今となっては、誰だかよく分からん人も登場する。
    けれども、彼女が丹念に拾い集めて指摘する、テレビの中の発言から感じる違和感、もっと言えば不快感は、いまの読者にもありありと伝わってくる。なぜなら、その違和感は、いまのテレビ、マスコミ、ネットからも常に垂れ流され、自分たちも確かに感じているんだけど、目をつぶってやり過ごしているものと同じだから。そして、その「おかしいな」「何か嫌だな」という感情に目を瞑らず、かと言って怒り散らすわけでもなく、その違和感の源をピシャリと言い当てる彼女の言葉、その言葉

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    2018年10月28日
  • ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002

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    「武田鉄矢のどこが嫌なのかを歯をくいしばって考えてみよう。」
    ナンシー関さんの、テレビについてのコラム。この一文のとおり、ナンシー関さんの文章は、テレビを見て嫌だと感じる部分をなぜ嫌なのかを掘り下げることをメインとしている。そしてその指摘が鋭すぎて残酷だったりして面白い。谷亮子の出馬を予言したりしている。

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    2018年10月16日
  • 日本の気配

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    読んでいるとだんだん辛くなってくる箇所(日本の政治家について)もありましたが、後書きの「今、いちいちこんなことを言わなくてはいけないのだ」という一文に納得しました。

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    2018年09月16日
  • 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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    「全米が泣いた」「そうは言っても男は」など、日常で何気なく聞いたり目にしたり使ったりする「紋切型」の言葉が持つ曖昧さや胡散臭さなどに正面から立ち向かっていく著者の圧倒的な知識量と構成力が凄い。政治からエンタメまで幅広い分野での例を挙げながら、時に皮肉を交えて展開する持論は説得力があるし、読んでいて痛快だった!

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    2016年10月29日
  • 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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    おお、頑固おやじさんだ。いやいや、隣にいないというのはこれほどありがたく面白いか。おばさんとおじさんとは大いに違うんですねえと思うがそれはそれとして、なかなかいやはや。

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    2015年11月19日
  • 「いきり」の構造

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    全体を無視したり、考えるを否定してとにかく言い切ったもん勝ちみたいなものを痛快に否定していて、面白かったです
    (いつも通りくどかったです)

    いきっている人は熟考しない、はパワーワードですね

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    2026年05月01日
  • NHK「100分de名著」ブックスル・ボン 群衆心理 「みんな」には騙されない

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    子供の頃から、群れるのが苦手だった。人の手を踏んでも謝らない大人たちが集まる餅投げも、わっしょいしか言えず、長時間拘束されるお神輿も、人気ゲームソフトの発売日に行列に並ぶのも。そういう自分が自分でなくなってしまいそうな環境が苦手だったのだな、とこの本を読んでいて思いました。なんにせよ、煽動者にはやりやすい世の中になってしまいましたね。

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    2026年05月01日
  • そんな気がする

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    標題作の「そんな気がする」が特に名作。
    観察からの小さな発見と妄想、それが時間経過とともに淡々と移ろう。年末特有の日常のなかに入り込んだ非日常感は楽しい。そこから突如、日常を破る天災の発生。固有名詞は一切出さない。

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    2026年04月30日
  • べつに怒ってない

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    私もそこそこ変だねって言われることあるけど、砂鉄さんのヘン度には脱帽、めちゃくちゃ楽しませてもらいました。人生なんかつまんないって言ってる友達に貸してあげよう、想像は人間がもてる無料の遊び道具だよって( ˶'ᵕ'˶)⸝‪‪‎♡

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    2026年04月26日
  • NHK「100分de名著」ブックスル・ボン 群衆心理 「みんな」には騙されない

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    群衆と連帯の違いが分かりにくかった。ハタから見ていたら群衆に見えるものも、中にいる人たちは連帯だと思っているだろうし、最初に理想があるかどうか、世の中をよく変えたいと思っているかどうかが分かれ目なら、暴走したトランプ支持者たちも、理想があり、世の中を彼らなりに良く変えたかった末の行動だったのでは?
    そういうことも含めて、考えることを止めない、誰かの意見を自分の意見としないことを肝に銘じていきたいと思わせてくれる、良い本でした。

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    2026年04月12日
  • そんな気がする

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    やはり時事批評コラムにこそ、氏の真骨頂を見てしまうんだけど、こういうちょっとしたエッセイも面白い。なるほど、そういう着眼点で見てるんだ、っていう。

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    2026年04月10日
  • わかりやすさの罪

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    わかる!その通り!と思うこともあれば、納得のいかないこともあった(他人の意見なので当たり前)
    無理に結論を出したりせず、立ち止まって考えるべし。
    与えられた選択肢に疑問を持つことから始めてみようと思う。

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    2026年04月03日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    武田氏の本は好きでよく読むが、「第三者」という立場からの様々な発言は、マイクロ・アグレッションのように読めてしまった。確かに私自身「普通」とみなすことがあまりに当たり前すぎて、その前提のもとに発言したり行動したりすることがある。そこから外れていると自覚する人達から見れば、想像力が欠如した繊細さに欠ける言動のように思えるのかもしれない。そういう気づきを与えてくれることに一定の評価をしても、やはりモヤモヤした気持ちはぬぐえない。
     コスパやタイパなどと言い始めたら、絶対子供を産み育てる気にはなれないだろう。失敗を恐れていたら、子供を育てる予測不能の事態に対する恐怖を払拭できないだろう。それでも子供

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    2026年03月13日
  • 「いきり」の構造

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    考える、議論する、ということが減っている。考えなくても、検索すれば答えらしきものが出てくるから。なんでだろうね、と一緒に考える前に、スマホを開く目の前の相手。検索欄に、chat GPTに、私が相手に投げかけた質問を打ち込む。
    そんな社会で、何か話をしていると、それってあなたの感想ですよねとか、切り抜きですよね、とか言われて疲弊する。考えることをやめたくなる。諦めたくなる。話したくなくなる。だけど、それこそ相手の思うツボだと。自分で考えることが抵抗になるのならば、それをやめずにいたい。

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    2026年03月09日
  • 現代用語の基礎知識 2026

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    例年のごとく、数か月をかけて通読。読んだ傍から忘れていっているのはまあご愛嬌として、多方面的に情報を吸収できる機会は貴重。

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    2026年03月05日
  • 「いきり」の構造

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     メディアやネットの言い分を聞いていると、自分の方がおかしいのかと思わざるを得ないような感覚に陥っていたところなので、著者の言っていることを読んで、まさにこれを聞きたかったのだ、とモヤモヤがちょっとだけ晴れてきたような気がした。それにしても大変な時代になったものだ。不正を行なったり嘘をついたり節度のないことに対して野党が批判すると、「悪口」を言っているとみなされるんだから。そういう態度は権力者・強者を利するだけで、結局弱者・持たざる者が虐げられる。24年に書かれたこの本は、26年の今起きていることともぴったり符合する。
     「いきり」というのが文脈上どうにも収まりが悪いところもあったが、意見の中

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    2026年02月18日
  • べつに怒ってない

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    日常で感じたことについて書かれているエッセイです。
    1つのテーマについて2ページで書かれているのでちょっとした隙間時間とか電車の中でとか読むのにちょうど良いと思います。
    だよねだよねと思ったり、んー、考えたことなかったなと思ったり、時々声を出して笑ったりしながら読みました。

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    2026年02月14日
  • なんかいやな感じ

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     武田砂鉄さんの著書を初めて読む。というかオーディブルで聴く。ラジオを何回か聴いたことがある。あの人は美声(好みの問題?)なのでご自分で読んでくれたらいいのに、と思ってしまったが、聴いてるうちにこれはこれで悪くない、と感じるようになった(朗読で聴く読書体験、これ自体がいまだに興味深くて何か語りたくなってしまう)。
     武田砂鉄が感じてきた「なんかいやな感じ」を、自分史のような社会史のようなスタイルで語っていくエッセイ。私はだいたい同世代で同じ東京生まれでもあるので、だいたい近い感覚で聴くことができて、その“だいたい同じ”立ち位置での感想は、ついに同世代がこんなに堂々と中年らしい昔語りをするように

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    2026年02月13日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    小田島隆なき今、時事問題で追っかけて行くべきライターは武田砂鉄 しかいなくなってしまった。 何気なく度々読んでるうちに結構 冊数を重ねたなあ。 その中でも 今作は一番過激かもしれない。 結構 露骨にいろんなところに噛み付いていて、 コロナの時代の全体的に ギスギスした年を思い出した。まさか武田砂鉄 その人がそんな時代の空気に影響されたとは思いたくないが、どうなのだろうか?

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    2026年02月08日
  • 「いきり」の構造

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    自身はいきっていない側だと思ってきたのだが、その自信こそが「いきり」に繋がるのかもしれないとハッとさせられた。
    こうするべき、正解はコレと誘導されることもないので自分はどうだろう?と考えながら読み進めることができた。

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    2026年01月30日