あらすじ
コンプレックスが文化を形成してきたのでは????という仮説を立て、これまで熟考されることのなかった「天パ」「背が低い」「下戸」など10のコンプレックスをとりあげ、数々の文献をひも解きながらカルチャーを考察する。劣等感を武器にして作品を生み出してきた表現者たちへのインタビューも収録。
文庫特典対談:ジェーン・スー×武田砂鉄「東京育ちコンプレックスが抱く“上京”への憧れ」
「天然パーマ」
インタビュー:ミュージシャン 有馬和樹(おとぎ話)
「下戸」
インタビュー:ミュージシャン 澤部渡(スカート)
「解雇」
インタビュー:ハイパー・メディア・フリーター 黒田勇樹
「一重」
インタビュー:アイドル 朝倉みずほ(BELLRING少女ハート)
「親が金持ち」
インタビュー:いきもの&クイズ好きミステリーハンター 篠原かをり
「セーラー服」
インタビュー:イラストレーター 中村佑介
「遅刻」
インタビュー:デザイナー・ソラミミスト 安齋肇
「実家暮らし」
インタビュー:現代美術家 泰平
「背が低い」
インタビュー:ミュージシャン 鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)
「ハゲ」
インタビュー:臨床心理士 矢幡洋
※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
単行本の発刊は2017年ということで、2025年の現在にてらすとまたコンプレックスの置かれた立場は変わっている。今や小中学校ではあだ名の通用は厳しく指導されるため、あだ名で重宝されてきた外見を弄る言葉達は隠蔽されている。もうチビや天然パーマを他者から弄られる事は少ないだろうけど、当人からしたら身体的特徴は消えた訳でもないのに自虐風なオープンなネタとしてコンプレックスを表明することも昔より難しくなっている。
コンプレックスを表す言葉の流通が抑制されると、コンプレックスを感じる事も減るのだろうか、消化されずくすぶり続けるのだろうか。