武田砂鉄のレビュー一覧

  • 今日拾った言葉たち

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    何気なく受け取ってしまっていた言葉達を、自分の中の“普通”をバッサリ斬ってくれた。目が覚めた部分もあれば、何度も読まないと理解出来ないものもあり、凝り固まった“普通”を解きほぐしてくれた。
    でもここで大切なのは、簡単に同意・反論しない事。
    考えるということをやめないでおきたい。
    砂鉄氏の文章はこれからも読んでいきたい。

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    2024年08月30日
  • マチズモを削り取れ

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    著者が男であるためか意図的かわからないが、フェミニズムと強調されておらず、男性優位社会ってよくないよねと繰り返し語る本になっている
    ジェンダーに関することは専門的な本が多いと感じていて、文庫本として手に取れるものは珍しいと思うので気軽さもある 難しくしすぎないことも寄り添う姿勢を感じていいなと思った
    野球部のマネージャーってなにが楽しくてやってんねんと思っている人は一読すべきものかもしれない

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    2024年08月14日
  • 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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    思春期にナンシー関に傾倒した身としては、いま武田砂鉄がいてくれる事は、とてもありがたい。
    全米が泣いたとき、南米は怒り、アジアは眠りこけていた。そして僕は途方に暮れていた。
    卓抜した観察眼と言葉への拘り、純粋な批評性が気持ちいい。まさに、原点にして頂点。
    こちらも紋切型な言葉ではありますが。

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    2024年08月03日
  • なんかいやな感じ

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    ♪ やめられない とまらない ~
    と同じように
    読み始めると ぐっと 入り込んでしまい
    いつのまにか 心地よい 
    その文章のリズムに 入り込ませてもらえる

    はい いつもの 砂鉄節であります

    そうなんだよねぇ
    そのときに抱く 感じ は
    まさに そのとおりなんですよ

    と 深くうなづきながら
    楽しませてもらっているうちに
    「あとがき」なっている

    詰まり気味であった 頭の中の 思考回路が
    するーっ と 通った感じでありました




     

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    2024年06月13日
  • わかりやすさの罪

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    読んでる間心が痛かった…。図星の指摘がグサグサと刺さる。感想聞かれて「おもしろかった!好き!」だけで返してしまうことなんてあるあるだ。キャッチーで早いもの。
    わかりやすく伝える努力は必要かもしれない。でも、そこからいろんな要素が抜け落ちていることを聞く側は意識しておかないといけないと思った。
    世の中複雑なんだから、もっと、自分で考えよう。

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    2024年03月06日
  • わかりやすさの罪

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    これはまだ、単行本でギリギリ読んでなかった。存在は知っていたから、てっきり読んだつもりでいた。見事にぶれないな~、という視点に改めて拍手。ただ、主張をそのまま受け入れて、ひたすら追従するって立場は、著者からすれば却って不審を感じるものだろうし、あくまでゆっくり立ち止まって考えるきっかけとしたい。周りより早く上手く、空気を読んで従うことが要求されるTV番組。即効性のためにサビから始まり、飽きさせないために複雑な展開が要求される楽曲群。身近なところには分かりやすさを求める圧力だらけ。だからこそ、すぐに分かろうとしない努力、分かりにくくする試みを、自分の中に絶やさずにいきたい。

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    2024年02月14日
  • なんかいやな感じ

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    砂鉄さんの新刊。昭和最後〜最近まで、当時のニュースと当時の自分を振り返りながら語っていく本です。タイトルどおり、ずっと曇天みたいな語り口なんですけど、たまにクスッとする突風が吹いてくる感じがクセになります。

    砂鉄さんが自分と同い年なので、読みながら当時の自分も振り返って、高校生のときバーバリーのマフラー買ってもらったなぁ。とかビールのラベルは上って習ったなぁ。とか色々思い出しました。今は痛烈な批評をする砂鉄さんも新人時代は郷に入れば郷に従いまくってたと知って、なんか嬉しくなりました笑

    こないだラジオの相談で砂鉄さんが、「誰かに嫌なこと言われて瞬時に言い返せなくてもいい、嫌なやつだなとずっと

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    2024年01月14日
  • なんかいやな感じ

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    筆者の過去は社会の情勢や地域の情景に絡めると、途切れながらも “いやな感じ” が発露する。そこに共感を求めていない。あくまで向き合っている自己に “迷い” や “違和感” を温存していく。結論はない。”感じ” はその形状を流動として捉え存続する。カテゴライズすら拒絶する。古い言葉で ”ファジー”、だが決して肯定的に落ち着いてはならない。なにせ、なんかいやな感じ、なのだ。

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    2023年10月23日
  • 今日拾った言葉たち

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    武田砂鉄さんを読むたびに
    馬鹿にならないように
    いや
    馬鹿にされないように
    ちゃんと
    考え続けなければ いけない
    と 思わせてもらえる

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    2023年09月06日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    タイトルの通り、父ではない著者が第三者の目線で子どもを持つこと、少子化、母親の重圧等について書いている本。
    子どもがいることが普通で、子どもがいないとなぜなんだろうと思われる日本社会。
    子どもがいないと子ども関連のことを発言しても、「知らないくせに」と思われる。しかし、当事者、第三者…いずれの立場から意見を言ってもいいし、その方が多角的に見られるし、解決するのではないかということで書かれた本。

    私も子どもがいないので、共感の嵐。日頃モヤモヤしていたことが言語化されている。
    特に「子どもが泣いている」という章の子どもへの接し方が分からないし、接しているのを周りから見られて慣れていないなと思われ

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    2023年08月16日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    普通に生きていて気になることが沢山書いてある。みんなに読んで欲しい本。
    私はあまり自分の家族のことは話さない。【母ではありますが】友だちと話してるときは、そのことは忘れてしまう。【女性ではありますが、】男性に「女性って〇〇だから大変だね」と言われても「そうですよねー。」と答えてしまい、そのとき自分が女性だということをすっぽり忘れてしまう。
    そういう話苦手だし、理想の回答ができなず、シーンとさせてしまうであろう。

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    2023年06月21日
  • 今日拾った言葉たち

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    こんな本をずっと読みたかったような気がする。
    本のことばかりを取り上げてる訳ではなく、いろいろなところから飛び込んできたり拾った言葉が書かれているのだけど、書評の評のような本のような。
    言葉が好きで言葉を綴り、言葉を尽くして日々を生きていきたいなと読みながら何度も思った。
    これをきっかけに読んでみたい本もいくつか。
    寺尾紗穂さんの言葉が美しくてとても好きでした。

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    2023年06月11日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    今年、読めて良かった本の一冊。

    結婚経験のある人や、子育て経験をしたことのある人が上から目線になる感じとか、逆に経験のない人がそのことを引け目に感じたりする世の中に違和感を感じる人は意外と多いと思う。

    そこのところを具体的に言語化して下さっているので、読んですっきりしました。

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    2023年04月30日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    「私たちは常に、何かの当事者で、同時に、何かの当事者ではない。」
    「私たちは「ない」「できない」「持ってない」「やっていない」の経験をたくさん持っている。でも、そっちはあまり語られない。」

    著者と私‥現在の立場はまったく違うのだが「母」になる以前と子育て現役だった頃の自分が考えていたことが次々と思い出され、何度も膝を打ちながら興味深く読んだ。

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    2023年04月11日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    もう本当に、わたしは又吉さんの文章が好きすぎる。

    砂鉄さんも気になっていたのでこれは読まねば…!と手にとった。
    最後のやりとりで砂鉄さんがこの往復書簡を「違和感を嗜むやりとり」と表現されていたのが、とってもしっくりきた。

    こういう感覚って私にもあるけど、こんなに解像度高く文章にできるって本当にすごいことだな…

    又吉さんのやさしい文面と、砂鉄さんのちょっとチクッとするような文面の対比はありつつ、思考のベクトルが似ているおふたりなので、お互いの思考が混ざり合うようで面白かった。

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    2023年04月08日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    子育ての当事者になってまだ2年程度で、
    育児本は自分との差異を見つけては辛くて読まない。
    育児エッセイは、子供とのかけがえのない時間…!もしくは育児苦しいよね…共感共感〜〜〜みたいなものが、お腹いっぱいになってしまって読まなくなり、
    でも、子を取り巻く社会のことに興味はあるし、色んな人の話が読みたいのになぁ、というところで見つけた武田さんの話は、私はこういうものが読みたかったのかも!と新鮮だった。
    こうやって色んな視点から、子育てを内包する社会のことが語られていったらいいなと思うし、
    育児の話は経験者のみの特権、みたいなムードは薄まっていけばいいなぁと思う。

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    2023年03月28日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    物事を冷静に平等に見る眼が肥えており奥深い。居心地の悪さ、肩身の狭い思いをしている人が声をあげられず不自由さを強いられている。砂鉄さんの一冊が大きな力に。浜田山の喫茶店の愚痴に同感。

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    2023年03月23日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    やっぱ好きだな、氏の論考。色んな事象に関して、当事者じゃない圧倒的多数が存在するのは事実だろうし、その中でもこと家庭については、確かに”じゃない人”の語りを制限する空気がある。さてこの”空気”だけど、本書内で言うところの”共感”と根を一にするものであり、当たり前の存在のようでいて、その実、とても厄介な存在。そんな目に見えない縛りから自由に、色んな視点から見て、それぞれに優劣なんかつけず、フラットに考えましょうよ、と。通底するのはいつも通りの氏の考察だけど、いつもながら新たな気付きを得る。

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    2023年03月10日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    自分の人間関係のなかにも、様々な家族形態の人たちがいるわけだが、そのいろんな人に対して、無頓着だったんだなと恥入り、この本に書かれているようなことに関連する過去の振る舞いを反省した。

    自分には3人の子供がいるが、確かに子供がいることで、対子供耐性のようなものは否応なしに身に付いてきた。動じないというか、余裕を示せるというか、諦念をまとっているというか。

    しかし、自分の子供以外の子供にはうまく接することができないのがデフォルトである。時々にしか会わなかったり、週に何度も会うことがあっても数十秒程度の上っ面の言葉を交わすだけで、関係が深まるといった類の他人の子は、いないのが現状である。

    保育

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    2023年02月21日
  • 今日拾った言葉たち

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    ここ数年、聞いた言葉、聞き流していた言葉。
    政治の隠蔽やごまかし、コロナ、オリンピック、ウクライナ戦争なんかの大きな事件から、その傍にある小さな暮らしまで。
    向き合ってきた言葉もあれば、何かと理由をつけて、もしくは何も理由なんてつけずに無視してきた言葉もある。どうしようもなくて、どうにもならないことばっかだった数年の出来事に、一つひとつと向き合って考えることで、どうにかしなきゃと思うことがまずは必要だったのかも。
    考えるのを止めることほど怖いこともないと。

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    2023年01月09日