武田砂鉄のレビュー一覧

  • 「いきり」の構造

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    不思議な表現で騙そうと
    している人に気をようと思った。

    だけど


    いきりって

    強がっていることなんだ

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    2025年12月14日
  • 「いきり」の構造

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    もやっとしてばかりいた
    それぞれの場面
    石丸って人がやたら支持されていたり
    上川さんのたとえが非難されたり

    後めちゃ個人的な話し
    小学生がひろゆき氏の言葉言い続けていたりした時
    の全てにスッキリして
    多分砂鉄さんてそばにいるといささか面倒くさい人かなぁとは思うけど
    話しは聞きたいし
    本も読みたいと思いました

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    2025年11月10日
  • マチズモを削り取れ

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    現代社会に蔓延るマチズモに糾弾した本著。
    私自身、男性として生を受け男性として生きてきたが、ホモソーシャルを内心では嫌っているのに、ホモソーシャルに馴染もうとした過去があった。今は当時の言動や行動を反省しており、自分を客観視して内省を繰り返している次第だが、まだまだ私の見識の浅さや視野の狭さに気づかされる本だった。
    七章の「会話に参加させろ」における会話の主導権を男性が握り、女性がそれに従わざるを得ない問題や、十章の「寿司は男のもの?」における寿司屋での、こちらも男性が主導権を握るような立ち居振る舞いの問題は、私自身気づかなかった視点だったので、勉強になった。
    ほか、部活における女子マネージャーの役割の必要性については、長らく疑問を抱いたので著者の考えに同感だったし、電車内や歩行中のときの男性のアクションについての記述も、頷くことばかり。

    何より著者の武田砂鉄氏が、編集者のKさんの疑問に真摯に向き合っている。時には2人で結婚式場や寿司屋に出向いて、世に広まったマチズモを調べ、問題点を分析していた。その姿勢が素晴らしい。
    やや一文が長く主語が分かりにくいと感じた箇所もチラホラあったが、日常に横たわるマチズモがテーマなので興味深く読めた。特に男性に手に取っていただいたい一冊。

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    2025年11月09日
  • マチズモを削り取れ

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    P.10
    母 福を呼ぶ ハンター的な感じ?福がないとは言えないような。
    父 福を逃さない →守護者、家を守る的な価値観が見て取れるような。

    P.22
    犯行理由を探索することと、
    その免罪をすることは全く別。

    P.39
    不均衡なテコの上で中立に立つと、不均衡なまま。

    P.53 鉄道会社の痴漢防止への取り組まない問題。

    P.69 下駄を履かされ続ける男たち

    P.71 慣例、便宜で続けられる格差

    P.80両論併記による無効化、優位性の維持。歴史修正などと同じだな。

    P.88AI技術が進んでより加速されるジェンダーバイアスの強化

    P104立小便は男のプライド?そうなのか?

    P126性的同意について。密室。有害男性の基準がゆるゆる過ぎる。

    P135結婚が女にとって極めて不利な権利義務の規定である

    P141女性にとって家を借りることの大変さ。

    P148結婚の強要。高島さんの言葉を思い出す。

    P163とても受動的かつ祝いを強要されている、マチズモに溢れていても流されてしまい、感動してしまう。

    P174 男性ぽい面白いことを女性らしく言う?

    P226 体育会系。理不尽、しごき、犠牲。必要か?社会組織や企業がそれを求めているから必要というよりは、むしろその元である体育会系を無くしていけば、社会もそれが必要ないものになっていくのではないか。そうすることには、体育会系への順応以上の力が必要なのかもしれないが。
    P244極端な体育会系出身者が指導者となり構造を再生産させる。

    P252 女に下駄を履かせると、、と文句を垂れる、下駄を履かせてもらった男たち。

    P278 男性の幼稚性、幼児性、男児化。それを許す社会。

    P302 人事と、男社会が守られたドラマ、半沢直樹

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    2025年11月17日
  • 「いきり」の構造

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    仕事で毎日忙しく、また会社の中での不満や組織体制に対する疑念を抱く生活をしていると、広く政治や世論のおかしさを面倒がって完全にスルーしてきた1、2年だった。忙しさや周りへの不満は個人的な理由でしかなく、たぶん政治にも何ら期待は持てておらず、興味もやはりなく見向きもしていなかった自分の態度の悪さからくる成れの果てだと思っている。そこで本書を読むとわざと自分で靄をかけて見ないようにしていたことをバンバンと当てられる感覚に陥る。そしてよくぞそこまで咀嚼し文章にしてくれたことよと爽快感を感じ、スッキリする。全然世の中は良くなる気配がないけれど、作者のような思考の持ち主がちょうどずつ増殖すれば、いつか壁を壊せる時がくる…とまでは簡単にはいかないけど、まずは己の目の前の靄を付けぬよう、なるべく取り払う努力はしようと思った。

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    2025年11月03日
  • 現代用語の基礎知識 2025

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    この本の電子書籍が手に入って、なんとなく斜め読みしてみた。
    辞書のようなもの、、と思っていたら、違った。
    まず、文章を書いている人がすごい。

    著 / 小泉悠/上脇博之/武田砂鉄/塚田穂高/五野井郁夫/水無田気流/小嶋華津子/塩田祐子/小林美穂子/山本章子/鶴岡路人/立山良司/鈴木エイト/森山至貴/やくみつる/生島淳/常見陽平/ほか

    そうそうたるメンバーが、テーマごとに世相を切っていた。読み応えある文章。
    続いて、2024に流行った言葉の解説が続く。

    今は亡き森永卓郎さんも「貯蓄から投資」は危険な政策 と厳しく語っている。
    全体的に反政府的。
    最近言われるところの「右翼」が好まない言葉がたくさん出てくる。LGBTとかね。
    どうしてアメリカのポチを右翼というのか、私にはどうしても理解できないが。。

    その意味でこの「本」は読みやすかった。
    去年は「とらつば」がはやってたんだなあとあらためて。

    さらに過去の流行語大賞。
    未だ残っている言葉もあれば、一発屋の一発芸で忘れられたものも。
    どんだけーは頑張ってる。
    2019の対象がONE TEAM、ラグビー日本代表だったとは。



    【巻頭特集】
    パリオリンピック・パラリンピック メダリスト 生島淳


    【巻頭キーパーソン】
    宮藤官九郎 / 河合優実 / 伊藤沙莉 / imase / 岡部たかし / アンジェリーナ1/3
    Creepy Nuts / 立川晴の輔 / ロバート秋山 / 吉田恵里香 / カマラ・ハリス


    【現代用語ジャーナル】
    〇冤罪と死刑制度  深田卓/下平尾直
    〇裏金事件~不正・不透明・不誠実な政治~  上脇博之/五野井郁夫/土屋彰久
    〇あらためて読む 日本国憲法
    〇パレスチナとイスラエル おさらい講義  立山良司


    【ニュースのおさらい】
    「どうした」「そもそも」「どうなる」の3ステップニュース解説

    〇刑務所改革 塩田祐子
    〇排除ベンチ 五十嵐太郎
    〇桐生市生活保護違法事件 小林美穂子
    〇米兵犯罪の非公表 山本章子
    〇解散命令と指定宗教法人 鈴木エイト
    〇靖国神社と自衛隊・閣僚参拝 塚田穂高
    〇「定額働かせ放題」報道 勝野正章
    〇「永遠の化学物質」PFAS汚染 諸永裕司
    〇小林製薬紅麹サプリ健康被害問題 吉川学
    〇『SHOGUN 将軍』 大高宏雄
    〇甲子園球場100周年 生島淳
    〇蔦屋重三郎 車浮代
    〇SLIMの月面着陸 寺薗淳也
    〇神宮外苑再開発反対運動 五野井郁夫
     ほか


    【KEY NUMBER 数字で読む2024】
    【やくみつる世相フラッシュ】
    【2024トレンドカルチャー】
    【新語・流行語大賞全記録】
    【巻末:カタカナ語・外来語・欧文略語】

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    2025年10月31日
  • あなたのフェミはどこから?

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    ネタバレ

    まるで朝ドラ「虎に翼」の「はて?」というセリフのタイミングを集めたような本。
    当たり前だと思っていたのに「あれ?おかしいかも?」と気づく場面。
    様々な立場の方の寄稿が集まってて一つ一つ短い。軽そうで、全然軽くない。

    この本にはフェミニズムというテーマだが、「弱さを認めて、差別を減らして、共に生きていく社会」みたいな風潮が感じられる。弱さを見つめるために、それぞれが自分の生い立ちを話している項が多い。



    以下、ネタバレ
    ・・・・・・・・・・
    鴻巣麻里香「脱抑圧の三代記」
    p.69
    「子どもがいるんだから、そんなに無理して働くことはないんじゃないか。一度仕事のペースを落として、子育てに専念したらどうだ」
    言われたその場で号泣した。仕事を取り上げられることが怖かった。私から仕事を取り上げないでくれと、泣いた。そして腹が立った。同僚には子を持つ男性もいる。彼らがいくらプライベートを犠牲にして働いても、どれだけ不調をきたしても、飲みに誘って慰労するくらいで「子育てに専念したらどうか」とは言われない。なぜ私だけ、仕事を奪われなければならないのか。
    あれ。もしかしてこれって、私が女だから?

    p.70
    ・精神を病む女性の多くが経験している性被害
    ・DV被害者の圧倒的多数が女性であること
    ・ひとり親の大半が女性であり、多くが働いていながら、貧困率が非常に高いこと
    ・無職在宅の成人男性は「ひきこもり」として問題視されるのに、同じ状況で暮らす成人女性は「家事手伝い」という名が与えられアンタッチャブルなまま放置されること
    ・外国から、特にアジアから嫁いでくる女性がおしなべて若く、そして配偶者である日本人男性のほとんどが高齢であること
    ・望まない妊娠における男性の不在
    ・「毒親」とラベリングされる母親の影に隠れた、話を聞かない父親の存在
    ・「障害者の性」にまつわる議論から排除される女性障害者

    p.70
    環境への懐疑的な眼差しは、男性の優位性を何よりも脅かすものである。そして医療や福祉といった対人援助の組織は、マッチョ化しやすい。誰かが誰かを支援するという不均衡な関係は、支配に限りなく近いものであり、支援する側は無意識的に支配力を希求する。

    星野概念「パワーのこと」
    p.102
    「負ける精神医療」の「負ける」は、精神医療の医療っぽい、権威的な側面を医療者が手放し、人としての側面への意識を強く持ち続けるという雰囲気をまとっているように感じます。一見、専門職性が薄くなるような負け感があるかもしれませんが、これこそが対人的かかわりの奥義なのではないかと思っています。
    ※「負ける精神医療」は精神科医・山本昌知先生の言葉

    水上文「BLとフェミニズム」
    p.116
    いわゆる「女性向け」の物語において、少女たちはなぜこんなにも「男性から選ばれること」ばかりを夢見させられているのか。問いの全てはBLと共にあった。だからわたしにとってBLについて考えることは、世界について考えることと同義だった。大袈裟にすぎるようにきこえるかもしれないけれど、でも本当にそうだった。

    金井冬樹「The powerless Do Have Power.」
    p.123
    社会が自分の味方をしてくれると感じている元気な男の子たち、そもそもそんなことを考えずに済む人たちとは、いずれ別の生き方をするのだろう、と。
    このとき感じたこの感覚が、良くも悪くも僕の人生の核に近いところにあると今になって感じます。
    (中略)
    僕の大好きなパーソナル・ジンの魅力の一つは、多数の読者に読まれることを想定していないため、言いたいことを言える、つまりセーファースペースを確保した上で話ができることです。必然的に「話す相手を選ぶ話題だけれど、話さずにはいられないこと」が書かれる傾向が強く、それは、いつかの友達の笑っていいのかわからないジョークー傷ついてもやり過ごさなければならない時の、乾いた、怒りと苦しさと諦めがないまぜになったあのユーモアを思い起こさせ、勇気を与えてくれます。
    ※ジン(zine)個人や少人数による自主制作の出版物

    p.124
    男性にとってフェミニズムとの距離感は難しい面もあると思いますが、単に女性に対して反省を示したり感謝したり、女性を守ろうとすることではなく「男性も女性も、いずれかに当てはまらない人も、ジェンダーによる差別をうけない社会を目指すこと」や「階級や障害によるあらゆる差別のない社会を目指すこと」、つまり自分の今いる場所から差別をなくそうと努めることが、フェミニズムへの参加につながるのだと思います。

    能町みね子「神はいないが」
    p.154
    私に神はいない。ずっとそう思っていた。今も思っている。
    私はそういったものを幼い頃から徹底して持てず、何かを絶対的存在に捉えたり、すがる存在を持ち続けたりできる人のことをうらやましかった。

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    2025年09月07日
  • あなたのフェミはどこから?

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    多様な職業や様々な性自認を持つ19人が「あなたのフェミはどこから(はじまりましたか)?」の問いに対して、ナラティブに応えてくれる。個人的な生育歴や経験は多様でもどこかで共通する体験が語られ、フェミニズムとの出会いや現在の活動、到達点などを綴るリレーエッセイとなっている。1948年に定められた世界人権宣言の第1条は「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と記載され、第1条のあとに「人間は、理性と良心を授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない」と続く。○国ファーストと排外主義が飛び交う今日において、人権感覚を研ぎ澄まし、ジェンダー平等の視点で、フェミニズムを学ぶことは、人間としての良心を磨くことであり、自身のこれまでの生き方・考え方を内省する重要な機会と捉えるのは私だけだろうか?

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    2025年07月21日
  • あなたのフェミはどこから?

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    自身がフェミニズムに対して、ちゃんとつかまえることができていないからだと思うが、わかりやすく入ってきたのは、星野概念さんと武田砂鉄さんの文章。フェミニズムだけでなく、自分とは異なる人との対峙には、必ず客観性を忘れてはならない、という点はいつも思うことだし、そうすることで少しでも中に入り込むきっかけになるかもしれないのだと改めて思い返した。適度な距離と、想像力と、それを反芻する能力が高まることでお互いがもやもやせず、もう少し前を向いて生きていけるような雰囲気が作り出せそうな気もするが、それがなかなか難しいのだよな、と改めて思ってしまった。

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    2025年06月29日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    ネタバレ

    自分の人生で往復書簡形式の本はこれで2冊目。対談よりもこういう文通のほうが好きかもしれない。矢継ぎ早に言葉が飛び交うのより、時間をかけて相手に言葉を渡すのが心地よいからか。

    実は又吉直樹も武田砂鉄もちゃんと文章を読むのはこれが初めてだった。だからこそ、又吉直樹のあの無気力そうでミステリアスな風貌からどんな思考が出てくるのか、ネット上で名前をよく見た武田砂鉄はどんな事を話すのか、とても楽しみだった。
    読んでみると、だいぶ安っぽい感想になるけど、自分に刺さった言葉がたくさんあった。15頁の「人は言動を瞬間的に変えながら〜」に触れた時、この本を買ってよかったとすら思った。私も「2週間前の自分は別の人」と自分で言っているくせに、他人に対しては「あの人前に〇〇って言ってたのに!」とか思ってしまう。その度に、自分だけは一貫した態度を何に対しても取っていこうと決意したりする。でもそうじゃなくていいし、それは周りだってそうなんだよな。
    他にも気づきが豊富なエピソードがあるので是非読んでほしい本。

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    2025年03月24日
  • わかりやすさの罪

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    読んでる途中は、『分かりやすいとか、分かりにくいとかよりも、大事なお客さんや大切な人への言葉を一生懸命考えて、何回も推敲するような事が大事だと思う。』と言うような見当違いな事を考えながら読んでいました。

    でも読み終わってみると、『物事をA対Bとか、どっちが優れているとか、そんな単純なものの見方ばかりしてると、自分が何が分からないのかも分からなくなっちゃうから気をつけよう。』と思うようになりました。

    全体的に分かりにくいし、全部に納得できた訳ではないのですが、何となく自分なりに考える事や納得した部分もありました。
    自分に耳障りの良い話や共感できるような本ばかり手に取ってしまいがちですが、物事を簡単に考えずにもう少し複雑に考えてみようと、考え方に対する自戒の念を意識する事ができました。

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    2024年12月17日
  • テレビ磁石

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    芸能人寛容論の続編みたいな感じ。2018年から現在までって、自分がTVを全く見なくなってからにすっぽり当て嵌まっちゃうけど、全く分からないっていう部分が殆ど無かったのは、氏の著作やらで、何となく目にしたことがあったりするからかも。勝手に流れてくるネットニュースやらで、意図せず目にすることも多いし。通読して思ったのは、批判的思考を養う目的において、TVは格好の材料かもしれない、ってこと。著者が、まさにそれを実践している本書に触れ、追従するだけでなく、能動的に声を上げる在り方に、改めて思いを馳せた次第。

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    2024年10月30日
  • 今日拾った言葉たち

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    著者があらゆる媒体で見聞きした文章や発言を鋭い視点で解説した一冊。
    主に政治家の失言や広告のキャッチコピー、芸能人のネットの呟きなどが取り上げられている。
    著者の批判的で核心を突いた解説に、情報を鵜呑みにせず多面的に捉えることの重要性を痛感した。
    多くの人に見てもらう、興味を持ってもらうためにつくられた言葉は主観的であり特定の人の尊厳を踏みにじる可能性がある。
    自分は関係ないからといって見逃すのではなく、あらゆる視点から批判的に観察することを忘れないようにしたい。

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    2024年10月03日
  • わかりやすさの罪

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    たまたま本屋で出会っ本。こっそり並べてあったんだけど。わかりやすくすることばかりを考えてたから、逆に目が止まりました。

    本は、頭の中であっちこっち、いろんなことと繋げてみたり、立ち止まって考え込んでしまったり。そんな頭の中で思考が巡り回るのが好きだったりする。
    一方、動画やセミナーは頭の中をすーと通り過ぎている感じ。

    本を読みながら、自分自身、何かとわかりやすさばかりを求めてきでたなあと振り返る。
    この本を読んで「わからないという体験が分かり始めるという現象の始まり」と思う。

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    2024年09月29日
  • 今日拾った言葉たち

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    何気なく受け取ってしまっていた言葉達を、自分の中の“普通”をバッサリ斬ってくれた。目が覚めた部分もあれば、何度も読まないと理解出来ないものもあり、凝り固まった“普通”を解きほぐしてくれた。
    でもここで大切なのは、簡単に同意・反論しない事。
    考えるということをやめないでおきたい。
    砂鉄氏の文章はこれからも読んでいきたい。

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    2024年08月30日
  • マチズモを削り取れ

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    著者が男であるためか意図的かわからないが、フェミニズムと強調されておらず、男性優位社会ってよくないよねと繰り返し語る本になっている
    ジェンダーに関することは専門的な本が多いと感じていて、文庫本として手に取れるものは珍しいと思うので気軽さもある 難しくしすぎないことも寄り添う姿勢を感じていいなと思った
    野球部のマネージャーってなにが楽しくてやってんねんと思っている人は一読すべきものかもしれない

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    2024年08月14日
  • 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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    思春期にナンシー関に傾倒した身としては、いま武田砂鉄がいてくれる事は、とてもありがたい。
    全米が泣いたとき、南米は怒り、アジアは眠りこけていた。そして僕は途方に暮れていた。
    卓抜した観察眼と言葉への拘り、純粋な批評性が気持ちいい。まさに、原点にして頂点。
    こちらも紋切型な言葉ではありますが。

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    2024年08月03日
  • わかりやすさの罪

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    読んでる間心が痛かった…。図星の指摘がグサグサと刺さる。感想聞かれて「おもしろかった!好き!」だけで返してしまうことなんてあるあるだ。キャッチーで早いもの。
    わかりやすく伝える努力は必要かもしれない。でも、そこからいろんな要素が抜け落ちていることを聞く側は意識しておかないといけないと思った。
    世の中複雑なんだから、もっと、自分で考えよう。

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    2024年03月06日
  • わかりやすさの罪

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    これはまだ、単行本でギリギリ読んでなかった。存在は知っていたから、てっきり読んだつもりでいた。見事にぶれないな~、という視点に改めて拍手。ただ、主張をそのまま受け入れて、ひたすら追従するって立場は、著者からすれば却って不審を感じるものだろうし、あくまでゆっくり立ち止まって考えるきっかけとしたい。周りより早く上手く、空気を読んで従うことが要求されるTV番組。即効性のためにサビから始まり、飽きさせないために複雑な展開が要求される楽曲群。身近なところには分かりやすさを求める圧力だらけ。だからこそ、すぐに分かろうとしない努力、分かりにくくする試みを、自分の中に絶やさずにいきたい。

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    2024年02月14日
  • 日本の気配 増補版

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    星五つは著者が嫌がるかも知れない。
    忖度するのにうんざりしている昨今。あぁ自分は自分のままでいよう。と、勇気付けられる。

    コミュニケーション能力が有ると自分では思って来たが、どうも最近のコミュ力と呼ばれるモノは自分が思うコミュニケーションの力のことでは無いらしいと気づく。
    最近の書店に積まれている本のタイトルを見る。
    話すのが上手いヒト。ロンリ的に話すヒトが優秀らしい。話すのが苦手な人は無能だと思われるらしい。
    批判的に事物を眺め、変なことを変だと言える事の大切さを感じる一冊でした。

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    2023年12月18日