父ではありませんが 第三者として考える

父ではありませんが 第三者として考える

1,584円 (税込)

7pt

子どものいないあなたにはわからないと言われるけれど――
「ではない」立場から見えてきたこととは。

「父とは」「母とは」「家族とは」の語りに潜む違和感を、「父ではない」ライターが遠巻きに考えてみた。

【目次】
「ではない」からこそ
子どもがいるのか問われない
ほら、あの人、子どもがいるから
あなたにはわからない
子どもが泣いている
変化がない
幸せですか?
「産む」への期待
孫の顔
男という生き物
「お母さん」は使われる
もっと積極的に
共感できません
人間的に成長できるのか
子どもが大人になった時
勝手に比較しないで
あとがき

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父ではありませんが 第三者として考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分は著者と逆の立場ではあるが、著者の視点と同じものを自分の中にも感じる。子を持つ者からのみ語る資格があるように思われている様々な事柄について、丁寧に綴っていく内容は、確かにと納得させられた。
    子は、親である自分とは別人格であるという今更ながら当然の認識があれば、「親である」こと「ない」ことは、語る

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、父ではない著者が第三者の目線で子どもを持つこと、少子化、母親の重圧等について書いている本。
    子どもがいることが普通で、子どもがいないとなぜなんだろうと思われる日本社会。
    子どもがいないと子ども関連のことを発言しても、「知らないくせに」と思われる。しかし、当事者、第三者…いずれの立場か

    0
    2023年08月16日

    Posted by ブクログ

    普通に生きていて気になることが沢山書いてある。みんなに読んで欲しい本。
    私はあまり自分の家族のことは話さない。【母ではありますが】友だちと話してるときは、そのことは忘れてしまう。【女性ではありますが、】男性に「女性って〇〇だから大変だね」と言われても「そうですよねー。」と答えてしまい、そのとき自分が

    0
    2023年06月21日

    Posted by ブクログ

    今年、読めて良かった本の一冊。

    結婚経験のある人や、子育て経験をしたことのある人が上から目線になる感じとか、逆に経験のない人がそのことを引け目に感じたりする世の中に違和感を感じる人は意外と多いと思う。

    そこのところを具体的に言語化して下さっているので、読んですっきりしました。

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    「私たちは常に、何かの当事者で、同時に、何かの当事者ではない。」
    「私たちは「ない」「できない」「持ってない」「やっていない」の経験をたくさん持っている。でも、そっちはあまり語られない。」

    著者と私‥現在の立場はまったく違うのだが「母」になる以前と子育て現役だった頃の自分が考えていたことが次々と思

    0
    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    子育ての当事者になってまだ2年程度で、
    育児本は自分との差異を見つけては辛くて読まない。
    育児エッセイは、子供とのかけがえのない時間…!もしくは育児苦しいよね…共感共感〜〜〜みたいなものが、お腹いっぱいになってしまって読まなくなり、
    でも、子を取り巻く社会のことに興味はあるし、色んな人の話が読みたい

    0
    2023年03月28日

    Posted by ブクログ

    物事を冷静に平等に見る眼が肥えており奥深い。居心地の悪さ、肩身の狭い思いをしている人が声をあげられず不自由さを強いられている。砂鉄さんの一冊が大きな力に。浜田山の喫茶店の愚痴に同感。

    0
    2023年03月23日

    Posted by ブクログ

    やっぱ好きだな、氏の論考。色んな事象に関して、当事者じゃない圧倒的多数が存在するのは事実だろうし、その中でもこと家庭については、確かに”じゃない人”の語りを制限する空気がある。さてこの”空気”だけど、本書内で言うところの”共感”と根を一にするものであり、当たり前の存在のようでいて、その実、とても厄介

    0
    2023年03月10日

    Posted by ブクログ

    自分の人間関係のなかにも、様々な家族形態の人たちがいるわけだが、そのいろんな人に対して、無頓着だったんだなと恥入り、この本に書かれているようなことに関連する過去の振る舞いを反省した。

    自分には3人の子供がいるが、確かに子供がいることで、対子供耐性のようなものは否応なしに身に付いてきた。動じないとい

    0
    2023年02月21日

    Posted by ブクログ

    新しい視点が増えた。
    父ではない人が、父になった人が多い年代を取り巻く環境について語るのは確かに珍しいと思う。
    母や父になる人は、産まれた時からそうというわけでないから独身者の気持ちはわかるはずだが、その年代で母、父でないとなるとどんな境遇か、というのは当事者としては感じられない。確かに。

    子ども

    0
    2024年05月16日

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