武田砂鉄のレビュー一覧

  • 日本の気配

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    武田砂鉄のコラム集。
    もともとこの人のことをTwitterでしか知らず、1度文章をしっかり読みたいと思っていたところで古本屋で見つけたので購入した。
    今の日本では「空気を読むこと」「気配を察すること」が各人の行動原理になっていて、問題にしっかり向き合って追及することがないがしろにされているという批評。
    特にその風潮は政治家に利用・応用されていて、そこに正しく対応できていないマスコミも糾弾する内容だった。
    2018年の本だったので、政治的なトピックが若干古く入っていきづらかったが、批評における態度は誠実だと思った。
    「コミュニケーションを『能力』で問うな」の、自分が管理人にうまく挨拶できなかった

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    2024年11月02日
  • 今日拾った言葉たち

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    武田砂鉄さんが、新聞、ラジオ、SNSなどなど、各媒体で出会い、なんらかの思いを抱いた言葉達を集めたもの。
    共感があったり、発見があったり思うところはこちらも様々だったが、こんな風に日々、出会った言葉たちをしっかり受け止めるような生活を、自分はしてきていないなぁというのを強く感じた。
    最近は、新聞にしてもテレビにしても、ナナメ読み流し見ばかりで、知らず知らずのうちに、タイパ重視の風潮に染まってきているのかもしれない。時には立ち止まって振り返って噛みしめることを大事にしたい。

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    2024年08月25日
  • わかりやすさの罪

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     朝日新聞出版から出ている雑誌「一冊の本」に二〇一八年から二〇二〇年まで連載されていたコラムをまとめた本。テーマは書名の通りで、連載当時に世の中で流通していたわかりやすい言説に対して著者が疑念なり考察なりをめぐらせていく。二〇二四年の文庫化にあたり各章に「いま思うこと」という付記が加わっている。書かれている対象はさまざまで、池上彰の『わかりやすく<伝える>技術』だったり川口俊和の『コーヒーが冷めないうちに』だったりするのだけれど、どちらも電車内の広告や書店で平積みされているのをチラッと見る程度しか馴染みのない(なんだか嫌だなこういう本は、と感じるだけで、手に取ろうとは全く思わなかった)自分に

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    2024年07月30日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    TBSラジオ選挙特番での石丸伸二氏へのインタビューでヒリヒリさせられた後、「そう言えば、砂鉄さんの本読んだことないな」と気づいて選書。このテーマ、この試みだからこそのじっくりと省察しながら練り上げられた文章で、何度も頷かされた。

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    2024年07月15日
  • マチズモを削り取れ

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    社会のありとあらゆる場面に潜在する男性優位な発言、習慣、暗黙の了解を独自の目線で切り抜き削り取っていく。
    女性が活躍できない環境を解決しようとすると必ず「男も大変」という人が出てきて現状維持=男性優位社会を維持しょうとする。結局社会を作っているのは男性で、女性が台頭すると家庭でも社会でもいろいろと不都合な事があるのだろう。
    現状、女性を昇進させるのも男性管理職の匙加減だから男性のご機嫌をとらなければいけない今の私には物凄く刺さる内容だった。
    しかしAVやトイレの問題は生物学的な違いがあるから、そこまで平等にというのはちょっと違う気がする。体の構造が違う以上男性のほうが欲求が強く女性が受け身であ

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    2024年07月15日
  • マチズモを削り取れ

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    読みやすいしわかりやすい。真っ向から戦う感じのではなく、論点のすり替えを許さない感じのフェミニズム本。
    金原ひとみ氏の解説にあるように、時代はこの本が書かれてほんの数年でまたかなり変わったと思う。

    クソみたいな田舎で、自分が女であることに何度も傷つきながら、でもそんなもんだと思って生きてきたけど、娘には同じ思いを絶対にさせたくないなと思いながら読みました。

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    2024年07月14日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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     普通に囲まれて生活しているなかで、たまに自分が「ではない」側を歩いているかも、と気づく。
    「ではない」側にいる時に感じるモヤモヤを、言葉にしてくれているなと感じた。
     

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    2024年07月13日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    期待に反してあまり響かず
    一便が短すぎるためやり取りが深まらず、往復書簡の良さを活かせていないと感じた

    2016-2018に交わされた書簡
    本になるのが時間かかったのも、さもありなん

    もちろんさすがはこの2人で、輝く一文があったりはするのだが。

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    2024年07月01日
  • マチズモを削り取れ

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    日本で暮らし働く時にそこここに感じる違和感、うまく言語化できなかったかなりの部分にマチズモが関わっているとわかりました。

    G7最下位の男女平等に甘んじている我が国も、もっと性別を意識せず暮らせるようになることを願います。

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    2024年06月27日
  • マチズモを削り取れ

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    画一化された男らしさの価値観にずっと馴染めない私は、常々居心地の悪さを感じてきたが、世に蔓延る男性優位主義(マチズモ)の成れの果ては、既得権益に縋り、変化を拒む男たちの未練がましさの残滓でしかない。第十章「寿司は男のもの?」における高級寿司店の得も言われぬ気持ち悪さの解釈が特に秀逸だ。物言わぬ妙齢の女性相手にドヤ顔で講釈を垂れる中年男性の気持ちは生涯分かりたくない。体育会系の縦社会が美徳と言われた時代を過ぎた今、行き過ぎた順応はいつか身を滅ぼす羽目に成りかねない。違和感の種を手放さないことが変化の第一歩。

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    2024年06月22日
  • コンプレックス文化論

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    タイトルに惹かれて開いた本。

    シンプルに文章が巧くてページをめくるのが楽しい本でした!話の面白い教授の授業を受けているような気分で、良い意味で本を読んでいるような感覚があまりなかったです。
    内容に同意出来る出来ない、共感出来る出来ないは個人的にあまり関係がなくて、共感出来るところは出来るし、出来ないところは自分なりの考えを展開する良いきっかけになりました。刺激を受けられるとても楽しい本です。

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    2024年06月01日
  • なんかいやな感じ

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    著者、斜に構えすぎなんにでも突っ掛かりすぎ。
    批判は誰でもできる。
    平成のなんか嫌な感じだったところを想起している内容だが、
    皮肉なことにそのいやな感じが染み付いてるのが著者なんじゃないか。

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    2024年05月25日
  • わかりやすさの罪

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    世の中の物事は複雑で、自分の頭の中も複雑なのだから、その複雑な状態を簡単に手放して、わかりやすく考えてみようと強制してくる動きにからめとられないようにしよう。

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    ル・ボン『群衆心理』 2021年9月 (NHK100分de名著)★3

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    2024年05月12日
  • わかりやすさの罪

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    簡単にわかりやすさを選ばないで、違和感やわかりにくいというところを大事にしよう。というのでこの本も最後に結論という章は無かった。
    武田氏の感じるモヤモヤ感は共感できるところも多いが、そもそもが誰かに対しての反論で構成されているような本書、そこがちょっとスッキリしなかった。

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    2024年04月29日
  • わかりやすさの罪

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    わかりやすく端的に説明することが美であったり、複雑な世の中の事象を二者択一で判断しようとする(させる)ことへの警鐘。

    途中までは、面白かった。

    途中から、政権(自民党)や名古屋市長などの批判がつらつら書いてあり、納得感もなく、「あ、この人左系なんだ」と思った。分かりやすく右か左か判断してしまっている自分もいるし、なかなか二者択一の判断をしないのって難しい。著者がこういうこと狙って、わざと低レベルな政権批判をしたのかな。そしたら見事にハマった。

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    2024年04月27日
  • なんかいやな感じ

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    ホント何かわかんないけど、イヤな感じが蔓延してる。「人は社会の中に生きていて、生きていると思っていて、しかしその社会は『時代』というレールをなくして、もう前には進まない。同じところをグルグル回っていて、そのことで『先へ進んでいる』という錯覚が生まれているだけなのかもしれない」それが平成、現代。昭和は「失敗や過ちを『まるでなかったことにして前進し続けた』時代」ふーむ、言われてみればそうかもだけど…。

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    2024年04月01日
  • わかりやすさの罪

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    ネタバレ

    はじめに
    P8 初手で池上彰さんを持ってくる

    P32 医師の話に感化→告白を決意
    通常は捨てカットや回想のカットを挟んで納得させにくるかと

    P33- 言葉にできないものを携えておく
    言葉=成果物なので、ポジショントーク

    P39-
    粗悪なビジネス書なら、A4一枚でも余る

    P67
    >中央分離帯に乗り上げたまま暴走
    中央分離帯に乗り上げた時点で制御できないのが通常かと

    P69 論破もだけど、"w"付きにろくなのはない

    P75
    コントラバスの重さが12kgと仮定すると、ケース込でも20kg未満
    それと、成人が倒れた音と同じに聞こえるものだろうか

    P98
    池上彰

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    2024年03月15日
  • わかりやすさの罪

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    普段、仕事は分かりやすく話すように伝えていましたが、この本を読んで、全てを分かりやすく簡潔に伝えることは果たしていいのかと考えさせられました。

    自分の立場だけではなく、様々な立場から考えたとき、誰しもが同じ考え方ではないなぁと思いました。

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    2024年02月07日
  • なんかいやな感じ

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    社会派エッセイ?著者のアンテナの張り方に頭が下がる。
    何気なくスルーしてることも、言葉も”それ、おかしくね?”
    と切り込む。
    理屈っぽいけど頷ける部分も多々あり。

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    2024年02月02日
  • なんかいやな感じ

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    時代にふれてその時その時の…という書き方をされているので、個人的な感覚としてはいつもの3割増で表現がボワっとしててちょっとハマらなかった

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    2024年01月30日