武田砂鉄のレビュー一覧

  • コンプレックス文化論

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    タイトルに惹かれて開いた本。

    シンプルに文章が巧くてページをめくるのが楽しい本でした!話の面白い教授の授業を受けているような気分で、良い意味で本を読んでいるような感覚があまりなかったです。
    内容に同意出来る出来ない、共感出来る出来ないは個人的にあまり関係がなくて、共感出来るところは出来るし、出来ないところは自分なりの考えを展開する良いきっかけになりました。刺激を受けられるとても楽しい本です。

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    2024年06月01日
  • わかりやすさの罪

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    世の中の物事は複雑で、自分の頭の中も複雑なのだから、その複雑な状態を簡単に手放して、わかりやすく考えてみようと強制してくる動きにからめとられないようにしよう。

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    ル・ボン『群衆心理』 2021年9月 (NHK100分de名著)★3

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    2024年05月12日
  • わかりやすさの罪

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    簡単にわかりやすさを選ばないで、違和感やわかりにくいというところを大事にしよう。というのでこの本も最後に結論という章は無かった。
    武田氏の感じるモヤモヤ感は共感できるところも多いが、そもそもが誰かに対しての反論で構成されているような本書、そこがちょっとスッキリしなかった。

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    2024年04月29日
  • わかりやすさの罪

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    わかりやすく端的に説明することが美であったり、複雑な世の中の事象を二者択一で判断しようとする(させる)ことへの警鐘。

    途中までは、面白かった。

    途中から、政権(自民党)や名古屋市長などの批判がつらつら書いてあり、納得感もなく、「あ、この人左系なんだ」と思った。分かりやすく右か左か判断してしまっている自分もいるし、なかなか二者択一の判断をしないのって難しい。著者がこういうこと狙って、わざと低レベルな政権批判をしたのかな。そしたら見事にハマった。

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    2024年04月27日
  • わかりやすさの罪

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    ネタバレ

    はじめに
    P8 初手で池上彰さんを持ってくる

    P32 医師の話に感化→告白を決意
    通常は捨てカットや回想のカットを挟んで納得させにくるかと

    P33- 言葉にできないものを携えておく
    言葉=成果物なので、ポジショントーク

    P39-
    粗悪なビジネス書なら、A4一枚でも余る

    P67
    >中央分離帯に乗り上げたまま暴走
    中央分離帯に乗り上げた時点で制御できないのが通常かと

    P69 論破もだけど、"w"付きにろくなのはない

    P75
    コントラバスの重さが12kgと仮定すると、ケース込でも20kg未満
    それと、成人が倒れた音と同じに聞こえるものだろうか

    P98
    池上彰さんの行動は、局内における生存戦略かと
    意見を言わないのは、視聴者を誘導したくないとかいう発言があったような

    P104
    関東大震災における朝鮮人犠牲者問題
    中国、台湾、共産党員、吃音の人、方言話者にも言及されてほしい
    映画『福田村事件』はあったけど

    P112
    NHKの怖さ
    NHKなら安心という考えなしに受け入れる姿勢は怖い。戦中のNHKの報道も決して軍からの押しつけだけではなかった研究もあるし

    P118 着物のコスプレ
    コスプレがコスチュームプレイなのか和製英語のコスプレなのか
    さらに、コスプレでも本気な人は趣味というより生き方にしている人もいるので、「コスプレ」という言葉がすぐに侮蔑的意味とは言えない

    P137
    レクチャー形式バラエティにおいての芸人起用は、話の腰を折りにくるので嫌気してる。しかも、つまらないし。なので、実際は起用する立場の人間を嫌っているのだけど。芸人は目立ってなんぼが生存戦略なのはわかっているつもり

    P169 伏線の回収
    サンキュータツオさんが、「全部を回収するのはやめろ」的な発言をしてました

    P188 『コーヒーが冷めないうちに』
    宣伝が気に入らないからといって、そこまで酷く言うことはないかと。

    P200
    飲み物を吹いたことなら、経験あり。投稿はしないけど

    P203 関根麻里
    居合わせたオーストラリア人にいきなり話しかけるから驚いた。調べたら、海外留学してたのね

    P208 2019年 NGT48 運営の対応
    表ざたになるだけマシ。アイドルの意思で謝罪という体で進まなくてよかった

    P211 通称畜ペン
    他チーム横浜のdianaのメンバーにまでちょっかいを出してた

    P224 池上彰のわかりやすさ
    「わかったつもり」を言われてしまった

    P246
    書店の棚が読めるレベルにない私にはなんとも

    P295
    『Qサイクル』がどうこうというより、そこに座った時点で負け

    P309- おわりに
    新型コロナでわかったように、国は国民を守るつもりなし。なので、防衛力=米国から割高な武器を購入
    先の大戦でも、守らなかったし、戦後補償は上級で山分け

    P317- 文庫版によせて(新規)
    熱というものに戦争を連想する自分。

    P329- 解説(新規)
    事前情報なしなら、こっちから読むとわかりやすいかと。「わかりやすい」は禁句でしたか

    「わかりやすさ」
    シングルイシューで票集めとか危険。ナチスとか
    ただ、行政手続きを例に、わざとわかりにくくして、一般人を排除する手法もありますよね

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    2024年03月15日
  • わかりやすさの罪

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    普段、仕事は分かりやすく話すように伝えていましたが、この本を読んで、全てを分かりやすく簡潔に伝えることは果たしていいのかと考えさせられました。

    自分の立場だけではなく、様々な立場から考えたとき、誰しもが同じ考え方ではないなぁと思いました。

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    2024年02月07日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    二人の頭の中を少し覗けたようで面白かった。同じような出来事でも、こういう捉え方をするんだと新鮮に感じたり、確かにそうだなとハッとさせられたりする文章が多くて良かった。特に又吉さんの感性は優しく時に独特で、本を読んで面白くないと感じてもそれは自分が面白さをわからなかっただけじゃないかと思うと言っていたのが印象的だった。

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    2024年01月24日
  • わかりやすさの罪

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    著者はゴールデンタイムのTBSラジオでパーソナリティを務められている方、程度の認識しか持ち合わせていなかったが、タイトルに惹かれて手に取る。私自身は白黒思考の傾向が強い性格なので、著者の論述に頷きつつも、自分のことを言われているようでギクリとする部分もあったり。著者の職業柄なのか、皮肉が効き過ぎて個人攻撃に思える箇所もあり、本書に同調して吟味もせず安易な批判に転じる危険性を孕んでいる気はした。二元論化が著しい昨今の日本社会や受け手の感受性を軽視したエンタメ作品に対し、違和感を持ち続ける癖を手放したくない。

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    2024年01月21日
  • 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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    Twitter(面倒なのでコレで通す)での引リツやリプ、広告(特に映画の予告やチラシ)、雑誌、誰かのインタビューなどなど。ありとあらゆるところで同じような文章を見聞きする。そんな紋切型の言葉に着目したこの本。

    途中、何度読んでもよく分からん部分があった。具体的にいえば最後の章の"「抽象論を持つより…"以降の流れはよく分からない。
    とはいえ、分かる部分では自分も同じようなことを考えていたので読んでよかった。

    世間にゆるく流れる暗黙の了解や深イイ話は疑ってかかりたいし、辛口批評はどんどん増えてほしいと思う。

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    2023年12月14日
  • ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002

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    どの時代も、毒舌家は一目置かれたり賛美されたりする。
    誰もが思っているが口には出さないことを代弁してくれて気分がスッキリするからだ。

    「毒舌」とは下から上に突き上げる言質である。
    上から下だと、管理し制圧する言葉になり、単に力関係の行使(パワハラ)になってしまう。

    ・武田鉄矢が人気者であると思うたび、私は日本という国が嫌になる。武田鉄矢は暑苦しい。すべてにおいてなんか過剰だ。自分の語りに自己陶酔している。…
    ・泉ピン子がバラエティー番組などドラマ以外のところに出てくると、もういきなり辟易する。…

    歯に衣着せぬ毒舌の気持ち良さに、20~25年程昔の懐かしさが重なって、そんな時代だったなー、と感慨に浸れる。

    有吉弘行、マツコデラックス、梅沢富美雄、坂上忍らの「毒舌家」と違うのは、ナンシー関は個人を相手に語っていることだ。
    「毒舌」で地位を築いた北野武にしても社会の空気や一般論・全体の思想に批判をしているが、個人をターゲットにはしていない。

    本書はまず最初に有名人の名前が出てきて、この人をナンシー関はどのように見ているのかが語られている。
    嫌いな所や残念な所だけでなく、その人について考えたことを正直に発言している。

    ・高嶋ちさ子。「おもしろい人」でなくて「意外におもしろい人」。バイオリニストというジャンルが「意外」度を増幅させている。
    ・松岡修造。修造は計算していたのである。みんな天然だと思っているのだろうけど、実は相当考えてやっている。

    有名人のどこを見て何を思っているのか。
    神田うの、長嶋一茂、島崎和歌子、中山秀征、川島なお美、野村沙知代、ヒロミ、浅香光代、織田裕二、沢田亜矢子、
    萩本欣一、藤原紀香、石橋貴明、飯島愛、神田正輝、華原朋美、深田恭子、梅宮アンナ、広末涼子、など…
    亡くなった方やあまり見かけなくなった方も多いが皆知っている人で面白く読めた。

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    2023年06月17日
  • 今日拾った言葉たち

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    ここ3年ほどリモートワークのお供にラジオを聴くようになり、武田砂鉄さんを知った。声とテンション低めの喋り方が好きだなぁ、というのが最初の印象。いつもボソボソと何かをぼやいていて、若干面倒くさそうな人なのだけど、それがなんだか面白い。
    恥ずかしながら時事問題に疎く政治にまったく興味が持てない私にとっては、考えるきっかけをくれる貴重な人だ。政治家の酷い言動に呆れつつも、ついネタにして面白がってしまいがちなところを、砂鉄さんは淡々と批判する。批判はしても声高に煽らない。そこが信用できる。
    ラジオでもこの本の中でも「考えていかねばならない」という言葉が何度も出てくる。それっぽく話題を終わらせるためのよくある言葉なのだけど、砂鉄さんは本当に考え続けている。ほとぼりが冷め皆が忘れてしまった問題も、しつこく何度も話題に出してくる。
    政治は生活に直結している。そこに無関心ということは、生活を疎かにしているのと同じ。耳が痛いけど、落ちこぼれすぎてもはやどこから勉強すればいいのかもわからない…。そんな時この本をパラパラめくって気になった言葉をとっかかりにするのでもいいかなと思った。
    心に残る名言集のたぐいではない。素敵な言葉も問題ある言葉もどちらもある。どう捉えればよいかわからないものもいくつもあった。なるほどと頷いたり、そうは思わないけどなと首をかしげたりしながら、ゆっくり考えながら読んだ。

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    2023年03月31日
  • 日本の気配 増補版

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    しばらく武田砂鉄さんの本はもういいかな、と思うぐらい堪能笑 あらゆる事象を鵜呑みにせず、まず疑い、考え、発信するパワーがすごい。
    個人的には、稲田朋美の章が爆笑。

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    2023年02月12日
  • 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

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    社会というより、言葉の力について、その紋切型の言葉をベースに語られる。武田砂鉄さんの本は初めて読むのもあってか、やや思考の変遷や深みへの潜り込み方についていけないぶぶんがあったが、それも自分の社会学的素養や、最近そういった種類の文章に触れていないせいかも、と思い知らされる。
    言葉は自由な一方、紋切型になった途端に社会を制約する存在になる。言葉によってバイアスが固定化されていると感じる瞬間は、見渡せば日々の中でも多く、誰でもこの「言葉」というものを操れるのだからこそ、その言葉の果たす役割や影響には、簡単に追従せずよくよく吟味せねば、と感じさせられた。

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    2023年01月28日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    文學界の連載コラム。引用もしっかり、一本書くのにそれなりに資料を読んでいるということだ。keeo going.という感じ。

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    2023年01月22日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    学生時代にしていた交換ノートを思い出した。
    どうでも良い話だったり、日常の引っかかりなど、
    読んでて楽しかった。

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    2022年11月18日
  • 今日拾った言葉たち

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    わかってもらえないことや、わかってあげられないことが、ちゃんと心地よいままでいたい。わかんない部分があるからあなたと私は他人なんです。

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    2022年10月29日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    ネタバレ

    偉い人ほどすぐ逃げる

    著者:武田砂鉄
    発行:2021年5月25日
    文藝春秋
    初出:文学界2016年3月号~2020年10月号

    武田砂鉄という人はとても興味をそそる書評を書く人だ。彼の書評を読むと、必ずといっていいほどその本が読みたくなる。この本に書かれていたが、彼は河出書房の編集者をしていたとのこと。本を読んで評価するのがうまいはず。この本は辛口コラムだが、彼はコラムニストでもなければ文芸評論かでもなく、ライターと名乗っている。なお、タモリ倶楽部などのテレビでも見かけたことがあるが、なかなかに面白いキャラでもある。

    僕とは政治的な考え方でも一致することが多い側の人だと言える。ところが、この本にしろ、同じく人気本「紋切型社会」にしろ、書いていることには同感だが、あまり面白くない。何故だろうと思う。たぶん、あまりにまともに向かっていきすぎているからだと思う。当代一のコラムニストのひとり、小田嶋隆のような捻くれた挑み方をしていない。ある人の発言を取り上げ、それをキーワードにして何度もいろんな角度から批判していく手法。読んでいるとちょっと疲れてくるし、なかなか進まない。ただ、繰り返すが、書かれている内容には納得できることが多い。

    彼は辛辣に権威者や有名人を批判する。安倍晋三や小池百合子をはじめとした政治家や権力、そして、右の文化人、有名人、芸能人はもちろん、どちらかというとリベラルな左派的な人も斬っていく。例えば、鳥越俊太郎、糸井重里・・・

    分かりやすい内容のものもあった。例えば、日本では人気ミュージシャンたちがこんな風に歌っているとの内容。
    RADWIMPSが「さぁいざゆかん 日出づる国の 御名の下に」
    ゆずが「TVじゃ深刻そうに右だの左だのって だけど 君とみた靖国の桜はキレイでした」

    そして、僕も下記の事件の当時からまったく同じことを思い、秋元康に大変な憤りを感じていたことがある。
    NGT48の山口真帆がファン男性2人に暴行を受けた事件が発覚した際、なぜか山口自身が舞台上で「お世話になった方にも迷惑をかける形になったこと、本当に申し訳なく思っています」と謝罪させられた。AKSの運営責任者・松村匠が「(秋元氏は)やはり憂慮されておられます」と記者会見で言った。運営は自分たちがし、秋元さんはクリエイティブを担当している、というのが理屈だった。
    クリエイティブもなにも、秋元康は総責任者であり、トップに立つ経営者ではないか!それをその一部門のせいにして自らも迷惑していると言わんばかり。安倍政治そのものだと感じた。

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    ナンシー関は梅宮アンナのことを「恋愛を公開することが、ほぼ唯一の『活動』であった」と書いている。2019年の参院選で某民放局が開票速報で小泉進次郎の選挙期間中の密着映像を流した。彼の演説は上手いとの噂だったが、これまでのキャリアで成果がないのだから、ナンシー関風に言えば、「選挙応援演説を公開することが、ほぼ唯一の『活動』であった」といえる。

    赤木さんの妻に財務省職員が「麻生大臣が墓参したいと言っているがどうか?」と問うたところ、妻は「来て欲しい」。しかし、同じ職員はなぜか赤木さんの兄に連絡をして「マスコミ対応が大変だから断りますよ」と一方的に告げた。その後、麻生太郎は「遺族が来て欲しくないとうことだから伺ってない」と発言。

    最終的に、アベノマスクは「安倍のマスク」、もっぱら安倍晋三が使うマスクになった。

    つのだ☆ひろは、FBにアベノマスクが来た喜びを書き、使用すらせずに「仏壇に供えておく」とした。

    2016年伊勢志摩サミットで愛知県警が作成したポスターでは、下記に遭遇したら通報をとしていた。
    □見知らぬ人がウロウロ・・・
    □変な荷物を持っている・・・
    □上着が異様に膨らんでいる・・・
    □身を寄せてヒソヒソ話・・・
    □不審な車・船が出没・・・
    *(iadutika注)こんな人たち、どこにでもいるから通報しまくらなければいけない。そういえば、以前、新幹線の車内アナウンスで「持ち主の分からない荷物を見たら乗務員にお知らせください」というのがあり、網棚の荷物なんてみんな持ち主分からないだろ、との批判があったのでさすがにやめたという歴史がある。

    2016年、刑事司法関連改革法が可決・成立。「通信傍受の対象拡大」が盛り込まれ、それまでの4種類(薬物、銃器、組織的殺人、集団密航)から、新たに9種類が追加された。「窃盗、詐欺、殺人、傷害、放火、誘拐、逮捕監禁、爆発物使用、児童ポルノ」。
    傷害、窃盗、詐欺は犯罪の中で最も多いので、何でもやれることになった。

    北里大学の2018年医学部一般入試で、繰り上げ合格を成績順でなく現役男子を優先していた。「手術に立ち会う際の体力面などを考慮」と大学側は言い訳したが、それなら老医はおしなべて現場を去らなければいけなくなる。

    有識者会議「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」が2015年10月に発足。座長に安倍総理の長らくのお友達である津川雅彦が就任。

    2020年東京五輪の「大会ブランド保護基準」には、大会名称等の各種用語も保護対象になるため自由に使用することができないと書かれており、事例として「2020へカウントダウン」「2020年のオリンピック・パラリンピックの選手村の建設が予定される豊洲エリアに○○店が新規オープン」もだめだとしている。
    つまり東京2020に便乗するなとのことだが、「便乗するな」に便乗する必要はない。あっけらかんと「2020円飲み放題!」なんて宣言する店が出て来たら、日頃は飲まないが、いそいそと出かけたい。

    ある大学でのシンポジウムに参加するための事務手続きで、大学側から登録のためにマイナンバーの提出が必須と言われた。マイナンバーには懐疑的なので関係書類は全て破棄し、カードもなく番号も知らないと答えると、身分証明書のコピーを複数要求された。その日のテーマが、大枠でいうと、個人が個人として自由に生きるために、というテーマだったので笑うに笑えなかった。

    有森裕子「今競技ができないのは仕方がない。嘆くだけじゃなく、組織も選手を社会に寄り添わせる発言をしてほしい」(東京新聞2020年4月20日)。この発言を評価。

    齋藤孝「だれでも書ける最高の読書感想文」には、最高の読書感想文を書く基本姿勢として三つがあげられている。
    ①「やらされている感」を捨てる。
    ②「これは自分のミッションだ!」と思ってしまう。
    ③やる気をダウンさせるネガティブな言葉は使わない。
    これって、居酒屋チェーン店の従業員マニュアルに書かれているスローガンとほとんど同じ。

    糸井重里がツイッターで「冷笑的な人たちは、たのしそうな人や、元気な人、希望を持っている人を見ると、じぶんの低さのところまで引きずり降ろそうとする。じぶんは、そこまでのぼる方法を持っていないからね」(2017.11.16)と書いた。著者は驚いた。自分は「冷笑すること」が6番目ぐらいに出てくるような物書き仕事をしているから。

    坂上忍の存在が分かりやすいが、毒舌が業界内で済まされると、その毒素は権限の強いものには向けられなくなる。安っぽい例ではあるが、落語家が不倫をしても芸の肥やしで済まされるのは、業界内の力関係の典型例だろう。

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    2022年03月27日
  • 日本の気配 増補版

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    ムカつくものにムカつくと言うのを忘れたくない。
    個人が物申せば社会の輪郭はボヤけない。
    個人が帳尻を合わせようとすれば、
    力のある人たちに社会を握られる。
    今、力のある人たちに、自由気ままに社会を握らせすぎだと思う。

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    2022年02月22日
  • 日本の気配 増補版

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    世の中のいろんなことを知っていくと左寄りになっていく(と思っている)ので、ものの見方的なものは参考になった

    ただ、やはり批判的な論調に必要なものはユーモアで、このひとの文章にはそれが欠けているので息苦しくなる

    ま、おれにはユーモアの欠片もないのだが

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    2021年11月17日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    所々の強烈な皮肉に吹き出しながら読んだ。内容は概ね賛成。政治や強者の放つ言動に対して怒る人や感情を出す人を冷笑し、自分は一段階上にいて俯瞰していますよという態度がスマートだとされる世の中の風潮も良くないと思う。日本人の国民性もあり世の中全体が変わることは難しい。このような活字の力を通して、自分の頭で考えて発言、行動できる人が老若男女問わず増えていく社会であってほしいと思う。

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    2021年08月29日