武田砂鉄のレビュー一覧
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ネタバレはじめに
P8 初手で池上彰さんを持ってくる
P32 医師の話に感化→告白を決意
通常は捨てカットや回想のカットを挟んで納得させにくるかと
P33- 言葉にできないものを携えておく
言葉=成果物なので、ポジショントーク
P39-
粗悪なビジネス書なら、A4一枚でも余る
P67
>中央分離帯に乗り上げたまま暴走
中央分離帯に乗り上げた時点で制御できないのが通常かと
P69 論破もだけど、"w"付きにろくなのはない
P75
コントラバスの重さが12kgと仮定すると、ケース込でも20kg未満
それと、成人が倒れた音と同じに聞こえるものだろうか
P98
池上彰さんの行動は、局内における生存戦略かと
意見を言わないのは、視聴者を誘導したくないとかいう発言があったような
P104
関東大震災における朝鮮人犠牲者問題
中国、台湾、共産党員、吃音の人、方言話者にも言及されてほしい
映画『福田村事件』はあったけど
P112
NHKの怖さ
NHKなら安心という考えなしに受け入れる姿勢は怖い。戦中のNHKの報道も決して軍からの押しつけだけではなかった研究もあるし
P118 着物のコスプレ
コスプレがコスチュームプレイなのか和製英語のコスプレなのか
さらに、コスプレでも本気な人は趣味というより生き方にしている人もいるので、「コスプレ」という言葉がすぐに侮蔑的意味とは言えない
P137
レクチャー形式バラエティにおいての芸人起用は、話の腰を折りにくるので嫌気してる。しかも、つまらないし。なので、実際は起用する立場の人間を嫌っているのだけど。芸人は目立ってなんぼが生存戦略なのはわかっているつもり
P169 伏線の回収
サンキュータツオさんが、「全部を回収するのはやめろ」的な発言をしてました
P188 『コーヒーが冷めないうちに』
宣伝が気に入らないからといって、そこまで酷く言うことはないかと。
P200
飲み物を吹いたことなら、経験あり。投稿はしないけど
P203 関根麻里
居合わせたオーストラリア人にいきなり話しかけるから驚いた。調べたら、海外留学してたのね
P208 2019年 NGT48 運営の対応
表ざたになるだけマシ。アイドルの意思で謝罪という体で進まなくてよかった
P211 通称畜ペン
他チーム横浜のdianaのメンバーにまでちょっかいを出してた
P224 池上彰のわかりやすさ
「わかったつもり」を言われてしまった
P246
書店の棚が読めるレベルにない私にはなんとも
P295
『Qサイクル』がどうこうというより、そこに座った時点で負け
P309- おわりに
新型コロナでわかったように、国は国民を守るつもりなし。なので、防衛力=米国から割高な武器を購入
先の大戦でも、守らなかったし、戦後補償は上級で山分け
P317- 文庫版によせて(新規)
熱というものに戦争を連想する自分。
P329- 解説(新規)
事前情報なしなら、こっちから読むとわかりやすいかと。「わかりやすい」は禁句でしたか
「わかりやすさ」
シングルイシューで票集めとか危険。ナチスとか
ただ、行政手続きを例に、わざとわかりにくくして、一般人を排除する手法もありますよね -
Posted by ブクログ
どの時代も、毒舌家は一目置かれたり賛美されたりする。
誰もが思っているが口には出さないことを代弁してくれて気分がスッキリするからだ。
「毒舌」とは下から上に突き上げる言質である。
上から下だと、管理し制圧する言葉になり、単に力関係の行使(パワハラ)になってしまう。
・武田鉄矢が人気者であると思うたび、私は日本という国が嫌になる。武田鉄矢は暑苦しい。すべてにおいてなんか過剰だ。自分の語りに自己陶酔している。…
・泉ピン子がバラエティー番組などドラマ以外のところに出てくると、もういきなり辟易する。…
歯に衣着せぬ毒舌の気持ち良さに、20~25年程昔の懐かしさが重なって、そんな時代だったなー、と感慨に浸れる。
有吉弘行、マツコデラックス、梅沢富美雄、坂上忍らの「毒舌家」と違うのは、ナンシー関は個人を相手に語っていることだ。
「毒舌」で地位を築いた北野武にしても社会の空気や一般論・全体の思想に批判をしているが、個人をターゲットにはしていない。
本書はまず最初に有名人の名前が出てきて、この人をナンシー関はどのように見ているのかが語られている。
嫌いな所や残念な所だけでなく、その人について考えたことを正直に発言している。
・高嶋ちさ子。「おもしろい人」でなくて「意外におもしろい人」。バイオリニストというジャンルが「意外」度を増幅させている。
・松岡修造。修造は計算していたのである。みんな天然だと思っているのだろうけど、実は相当考えてやっている。
有名人のどこを見て何を思っているのか。
神田うの、長嶋一茂、島崎和歌子、中山秀征、川島なお美、野村沙知代、ヒロミ、浅香光代、織田裕二、沢田亜矢子、
萩本欣一、藤原紀香、石橋貴明、飯島愛、神田正輝、華原朋美、深田恭子、梅宮アンナ、広末涼子、など…
亡くなった方やあまり見かけなくなった方も多いが皆知っている人で面白く読めた。 -
Posted by ブクログ
ここ3年ほどリモートワークのお供にラジオを聴くようになり、武田砂鉄さんを知った。声とテンション低めの喋り方が好きだなぁ、というのが最初の印象。いつもボソボソと何かをぼやいていて、若干面倒くさそうな人なのだけど、それがなんだか面白い。
恥ずかしながら時事問題に疎く政治にまったく興味が持てない私にとっては、考えるきっかけをくれる貴重な人だ。政治家の酷い言動に呆れつつも、ついネタにして面白がってしまいがちなところを、砂鉄さんは淡々と批判する。批判はしても声高に煽らない。そこが信用できる。
ラジオでもこの本の中でも「考えていかねばならない」という言葉が何度も出てくる。それっぽく話題を終わらせるためのよくある言葉なのだけど、砂鉄さんは本当に考え続けている。ほとぼりが冷め皆が忘れてしまった問題も、しつこく何度も話題に出してくる。
政治は生活に直結している。そこに無関心ということは、生活を疎かにしているのと同じ。耳が痛いけど、落ちこぼれすぎてもはやどこから勉強すればいいのかもわからない…。そんな時この本をパラパラめくって気になった言葉をとっかかりにするのでもいいかなと思った。
心に残る名言集のたぐいではない。素敵な言葉も問題ある言葉もどちらもある。どう捉えればよいかわからないものもいくつもあった。なるほどと頷いたり、そうは思わないけどなと首をかしげたりしながら、ゆっくり考えながら読んだ。 -
Posted by ブクログ
社会というより、言葉の力について、その紋切型の言葉をベースに語られる。武田砂鉄さんの本は初めて読むのもあってか、やや思考の変遷や深みへの潜り込み方についていけないぶぶんがあったが、それも自分の社会学的素養や、最近そういった種類の文章に触れていないせいかも、と思い知らされる。
言葉は自由な一方、紋切型になった途端に社会を制約する存在になる。言葉によってバイアスが固定化されていると感じる瞬間は、見渡せば日々の中でも多く、誰でもこの「言葉」というものを操れるのだからこそ、その言葉の果たす役割や影響には、簡単に追従せずよくよく吟味せねば、と感じさせられた。 -
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ネタバレ偉い人ほどすぐ逃げる
著者:武田砂鉄
発行:2021年5月25日
文藝春秋
初出:文学界2016年3月号~2020年10月号
武田砂鉄という人はとても興味をそそる書評を書く人だ。彼の書評を読むと、必ずといっていいほどその本が読みたくなる。この本に書かれていたが、彼は河出書房の編集者をしていたとのこと。本を読んで評価するのがうまいはず。この本は辛口コラムだが、彼はコラムニストでもなければ文芸評論かでもなく、ライターと名乗っている。なお、タモリ倶楽部などのテレビでも見かけたことがあるが、なかなかに面白いキャラでもある。
僕とは政治的な考え方でも一致することが多い側の人だと言える。ところが、この本にしろ、同じく人気本「紋切型社会」にしろ、書いていることには同感だが、あまり面白くない。何故だろうと思う。たぶん、あまりにまともに向かっていきすぎているからだと思う。当代一のコラムニストのひとり、小田嶋隆のような捻くれた挑み方をしていない。ある人の発言を取り上げ、それをキーワードにして何度もいろんな角度から批判していく手法。読んでいるとちょっと疲れてくるし、なかなか進まない。ただ、繰り返すが、書かれている内容には納得できることが多い。
彼は辛辣に権威者や有名人を批判する。安倍晋三や小池百合子をはじめとした政治家や権力、そして、右の文化人、有名人、芸能人はもちろん、どちらかというとリベラルな左派的な人も斬っていく。例えば、鳥越俊太郎、糸井重里・・・
分かりやすい内容のものもあった。例えば、日本では人気ミュージシャンたちがこんな風に歌っているとの内容。
RADWIMPSが「さぁいざゆかん 日出づる国の 御名の下に」
ゆずが「TVじゃ深刻そうに右だの左だのって だけど 君とみた靖国の桜はキレイでした」
そして、僕も下記の事件の当時からまったく同じことを思い、秋元康に大変な憤りを感じていたことがある。
NGT48の山口真帆がファン男性2人に暴行を受けた事件が発覚した際、なぜか山口自身が舞台上で「お世話になった方にも迷惑をかける形になったこと、本当に申し訳なく思っています」と謝罪させられた。AKSの運営責任者・松村匠が「(秋元氏は)やはり憂慮されておられます」と記者会見で言った。運営は自分たちがし、秋元さんはクリエイティブを担当している、というのが理屈だった。
クリエイティブもなにも、秋元康は総責任者であり、トップに立つ経営者ではないか!それをその一部門のせいにして自らも迷惑していると言わんばかり。安倍政治そのものだと感じた。
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ナンシー関は梅宮アンナのことを「恋愛を公開することが、ほぼ唯一の『活動』であった」と書いている。2019年の参院選で某民放局が開票速報で小泉進次郎の選挙期間中の密着映像を流した。彼の演説は上手いとの噂だったが、これまでのキャリアで成果がないのだから、ナンシー関風に言えば、「選挙応援演説を公開することが、ほぼ唯一の『活動』であった」といえる。
赤木さんの妻に財務省職員が「麻生大臣が墓参したいと言っているがどうか?」と問うたところ、妻は「来て欲しい」。しかし、同じ職員はなぜか赤木さんの兄に連絡をして「マスコミ対応が大変だから断りますよ」と一方的に告げた。その後、麻生太郎は「遺族が来て欲しくないとうことだから伺ってない」と発言。
最終的に、アベノマスクは「安倍のマスク」、もっぱら安倍晋三が使うマスクになった。
つのだ☆ひろは、FBにアベノマスクが来た喜びを書き、使用すらせずに「仏壇に供えておく」とした。
2016年伊勢志摩サミットで愛知県警が作成したポスターでは、下記に遭遇したら通報をとしていた。
□見知らぬ人がウロウロ・・・
□変な荷物を持っている・・・
□上着が異様に膨らんでいる・・・
□身を寄せてヒソヒソ話・・・
□不審な車・船が出没・・・
*(iadutika注)こんな人たち、どこにでもいるから通報しまくらなければいけない。そういえば、以前、新幹線の車内アナウンスで「持ち主の分からない荷物を見たら乗務員にお知らせください」というのがあり、網棚の荷物なんてみんな持ち主分からないだろ、との批判があったのでさすがにやめたという歴史がある。
2016年、刑事司法関連改革法が可決・成立。「通信傍受の対象拡大」が盛り込まれ、それまでの4種類(薬物、銃器、組織的殺人、集団密航)から、新たに9種類が追加された。「窃盗、詐欺、殺人、傷害、放火、誘拐、逮捕監禁、爆発物使用、児童ポルノ」。
傷害、窃盗、詐欺は犯罪の中で最も多いので、何でもやれることになった。
北里大学の2018年医学部一般入試で、繰り上げ合格を成績順でなく現役男子を優先していた。「手術に立ち会う際の体力面などを考慮」と大学側は言い訳したが、それなら老医はおしなべて現場を去らなければいけなくなる。
有識者会議「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」が2015年10月に発足。座長に安倍総理の長らくのお友達である津川雅彦が就任。
2020年東京五輪の「大会ブランド保護基準」には、大会名称等の各種用語も保護対象になるため自由に使用することができないと書かれており、事例として「2020へカウントダウン」「2020年のオリンピック・パラリンピックの選手村の建設が予定される豊洲エリアに○○店が新規オープン」もだめだとしている。
つまり東京2020に便乗するなとのことだが、「便乗するな」に便乗する必要はない。あっけらかんと「2020円飲み放題!」なんて宣言する店が出て来たら、日頃は飲まないが、いそいそと出かけたい。
ある大学でのシンポジウムに参加するための事務手続きで、大学側から登録のためにマイナンバーの提出が必須と言われた。マイナンバーには懐疑的なので関係書類は全て破棄し、カードもなく番号も知らないと答えると、身分証明書のコピーを複数要求された。その日のテーマが、大枠でいうと、個人が個人として自由に生きるために、というテーマだったので笑うに笑えなかった。
有森裕子「今競技ができないのは仕方がない。嘆くだけじゃなく、組織も選手を社会に寄り添わせる発言をしてほしい」(東京新聞2020年4月20日)。この発言を評価。
齋藤孝「だれでも書ける最高の読書感想文」には、最高の読書感想文を書く基本姿勢として三つがあげられている。
①「やらされている感」を捨てる。
②「これは自分のミッションだ!」と思ってしまう。
③やる気をダウンさせるネガティブな言葉は使わない。
これって、居酒屋チェーン店の従業員マニュアルに書かれているスローガンとほとんど同じ。
糸井重里がツイッターで「冷笑的な人たちは、たのしそうな人や、元気な人、希望を持っている人を見ると、じぶんの低さのところまで引きずり降ろそうとする。じぶんは、そこまでのぼる方法を持っていないからね」(2017.11.16)と書いた。著者は驚いた。自分は「冷笑すること」が6番目ぐらいに出てくるような物書き仕事をしているから。
坂上忍の存在が分かりやすいが、毒舌が業界内で済まされると、その毒素は権限の強いものには向けられなくなる。安っぽい例ではあるが、落語家が不倫をしても芸の肥やしで済まされるのは、業界内の力関係の典型例だろう。