ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002

ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002

779円 (税込)

3pt

4.3

2002年、39歳で急逝した消しゴム版画家・ナンシー関。その言葉は今なお、テレビの中に漂う違和感に答え続けてくれる。彼女の大ファンで、日常の違和感を小気味よい筆致であぶり出す武田砂鉄氏による、「週刊朝日」の伝説的コラム「小耳にはさもう」傑作77選。

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ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年11月09日

    話の対象になる芸能人に「さすがに最近見ないな」という人もちらほらいるものの、文章自体は没後16年も経っているとは思えないほど面白い。
    小倉智昭の回の「ボクは先代の社長に
    たいへんかわいがってもらってね」という
    何でもなさそうな一言に対する怒涛の考察は
    この本の1つのクライマックスだと思う。

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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    2002年に亡くなったナンシー関が矛先を向けるのは、当時のテレビの中の人たち。だから、十五年以上経過した今となっては、誰だかよく分からん人も登場する。
    けれども、彼女が丹念に拾い集めて指摘する、テレビの中の発言から感じる違和感、もっと言えば不快感は、いまの読者にもありありと伝わってくる。なぜなら、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月16日

    「武田鉄矢のどこが嫌なのかを歯をくいしばって考えてみよう。」
    ナンシー関さんの、テレビについてのコラム。この一文のとおり、ナンシー関さんの文章は、テレビを見て嫌だと感じる部分をなぜ嫌なのかを掘り下げることをメインとしている。そしてその指摘が鋭すぎて残酷だったりして面白い。谷亮子の出馬を予言したりして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月17日

    芸能メディアにおける様々な事柄は、時折何食わぬ顔をして茶の間に乱入する。そこで振りかざす胡乱な価値観は、そっちはありがたく頂戴するでしょ的な思い込みに満たされた代物で、正直迷惑なんだよなぁと訝しむ。その視点を様々な言葉によって綴っていくナンシー関は、啓蒙しようとする癖があるメディアに抗う生活の守護者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月17日

    どの時代も、毒舌家は一目置かれたり賛美されたりする。
    誰もが思っているが口には出さないことを代弁してくれて気分がスッキリするからだ。

    「毒舌」とは下から上に突き上げる言質である。
    上から下だと、管理し制圧する言葉になり、単に力関係の行使(パワハラ)になってしまう。

    ・武田鉄矢が人気者であると思う...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年11月30日

    今、読んでも全然色あせない。さすがナンシー関。
    1993-2002だからさすがに故人になった人たち(大橋巨泉、飯島愛、野村沙知代)もいたけど。
    とにかくその洞察力と分析力と文章力には舌を巻く。
    ほとんど名文。
    最後のふざけたオチのつけ方も秀逸。
    何度か声に出して笑った。

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