武田砂鉄のレビュー一覧

  • 今日拾った言葉たち

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    どうしても今年のうちに読み切りたかった本。
    濃いチーズケーキぐらい中身が濃く、示唆に富むので、あれこれ考え、行きつ戻りつしながらじっくり読みました。社会を映す言葉に対してじっくり向き合うことは社会と向き合うことであり、それはそれは濃かったです。
    僕たちが時代の流れの中でいつのまにか失ってしまった観点、人間として失いたくない観点に溢れており、過度に思考回路が自動化された現代人の脳の眠りについた部分を呼び起こしてくれる優しい本だと思います。
    やはり武田砂鉄さんの著作は素晴らしい。

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    2022年12月24日
  • 今日拾った言葉たち

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    聞いたことあるニュースばかりなのに、自分が驚くほど詳しい情報に無知なことに気がつく。いかに表層だけを聞いて、声なき声に耳を傾けずに生きているか、身につまされた。政治家って、悪い人ばかりなのではないかと思う。そうではないと信じるために、調べてみたいと思う。

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    2022年11月21日
  • 今日拾った言葉たち

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    武田砂鉄さんらしい細かい言葉への言及が心地良いです。言葉について真剣に考えるきっかけをいつも与えてくれて、真剣に考えて良いやと立ち直らせてくれます。

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    2022年11月20日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    あっという間に読んでしまったが、あっという間に読める本ではない。頭のいい人は、すぐ理解できると思うけど、私にとって何度も何度も読み返したい本。

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    2022年11月03日
  • 今日拾った言葉たち

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    雑誌「暮しの手帖」で2016年から続く連載を1冊にまとめたもの。

    あとがきにもあるように、ここ数年は戦争・感染症・元首相の銃撃など大きな出来事が続いたが、著者はあくまで日常の暮らしの中にアンテナを張り言葉を拾い集める。

    これだけまとまった量の文章があると、著者が言葉に求めているもの、正確にいえば言葉を発する人間に求めるものが浮き彫りになっているように感じられる。
    それは決して「言葉遣いの巧みさ」などではなく、「言葉の根っこにある誠実さ」ではないかと思う。

    著者がその言葉に誠実さを認めれば、5歳の子供が電話相談で投げ掛ける質問さえ面白さと驚きと共に拾い上げるし、不誠実な言葉で責任を逃れ問題

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    2022年10月15日
  • 今日拾った言葉たち

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    人の言葉をあれこれつっこんで考えることは
    一歩間違えば揚げ足取りになったりもしそうですが
    それを恐れずに言えば、

    人の言葉の使い方には、その人の思想が表れる。

    2018年、東京電力の原発再開宣言の際の
    東電ホールディングス社長記者会見での言葉

    「二度と事故を起こさないような
    技術を作れる事業者になれると信じて」

    この言葉には、二度と事故を起こさないという自信は存在しない。
    やりながら模索しようという言葉だ。
    だから軽く聞き流してはいけないのだと思う。

    言葉を発した側の真意、受け取り方の可能性、一面的に受け取らない受け取る側の思慮。
    この本はそれらの大切さを教えてくれる。


    思い込

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    2022年10月03日
  • 今日拾った言葉たち

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    色んな場面で自己責任を求められるけど、それを求める側から聞かされるのは、通り一遍の空虚な言葉の数々。その空気にならされるのを嫌い、おかしな言葉のいちいちにしっかりと声を上げ続けていく。更には、必死に抗う小さな声は、ちゃんと拾い上げていく。当たり前のことと言われるかもしれないけど、これはまさしく名人芸。いつもながら、勉強になります!

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    2022年09月29日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    日本人は忘れっぽいのか、優しいのか、時間が
    経ったり新しい問題が発生すると、それまでの
    議論されていた問題は無かったかのように忘れ
    てしまいます。

    メディアがそれに拍車をかけて、新しいことへ
    と誘導するのも一因にあります。

    だからこそ、無かったことにはさせない、いつ
    までも未解決の諸問題を追求するぞ、という姿
    勢のこの著者には敬意を払って応援しなければ
    いけません。

    内容は2016年〜2020年あたりに起きた時事問
    題に対する追求です。

    政治やセクハラ問題、五輪実施までの道のりな
    ど「あれ、そういえばあの問題って結局うやむ
    やじゃん」と思い返すことが多いと思います。

    忘れてはいけない

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    2022年07月18日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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     少し読みにくい文章だが、内容が面白くてどんどん読み進められる。100分de名著で著者を知りタイトルで手に取ったが、日頃感じているモヤモヤがきちんと言語化されていたので、私はこう思っていたんだな、と気持ちを確認できた。斜に構えて冷笑したり、ポジティブに評価しよう、も悪いとは言わないが、怒るべき時には怒らなくてはいけない。アベノマスクや素手でトイレ掃除の回が面白かった。

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    2022年06月18日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    初めに白状してしまうと、自分は政治家の不祥事(特に与党)が発覚して批判が起きた時にはどちらかというとまたメディアや野党がなんか言ってら、と批判される側に同情的になってしまいがちである。従って筆者が考える「呆れることが多すぎて批判が追いつかない」と真剣に批判する立場はとっていなかったし、「冷笑系を下に見て、愚かな同調圧力をかけてくる」側の人間であると思う。
    というわけで自分とは立場が違う人の書いた本であったが、諸問題に対する筆者の意見・批判は適切、明瞭、且つ文章としても読みやすいもので確かにと感じる部分が多かった。
    民主党下野後からではないかと思うが、権力側の不祥事に寛容な意見を出すことの方が心

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    2022年05月07日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    日本社会に跋扈する「偉い人」ら。
    具体的には、自民党や政府やJOCや、その周りの取り巻きたち。
    彼らの無知蒙昧で卑怯で誤魔化しばかりの言動に、丁寧にNoを突きつける本。

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    2022年02月20日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    「天邪鬼」「ひねくれ者」という呼ばれ方は、自分にとっては長らくほめ言葉だと思ってきた。
    だが最近では、そういう人を「面倒くさい人」「ウザい人」として社会が忌避するばかりか、公式非公式に弾圧すらされるようになってきたと感じる。
    武田氏の著書で叫ばれる「当たり前さ」は、こういう世の中で「天邪鬼」でいることの誇りを取り戻させてくれる。

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    2022年02月20日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    自分らしさを演出しないと保てない自分なら、自分を助けてくれることもないので捨てればいい

    又吉の言葉と、それを引き出す武田砂鉄の質問が心地よい良い本でした。装丁もスキ。

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    2022年01月04日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    小池百合子の「満員電車ゼロ」や「安倍のマスク」、「素手でトイレを磨く」、センター入試のオリンピック賞賛文章。プレミアムフライデーを促した人が、「もっと働け」と言っていたなどに対し、皮肉を混じえて、書かれており、面白かった。

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    2021年09月10日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    2016年からの『文學界』で連載している「時事殺し」から選びカテゴリー分けをして掲載されている。
    安倍菅政権で起こった、理不尽だったり理解不能だったり説明しないままになっている出来事を思い出すので、また怒りが湧いてくる。
    しかし思い出して怒って声を上げることをしなければ権力者の思うツボだ。そのことを繰り返し思い出させてくれる。
    各章の最初にその章立てをした理由となるような解説があるのだが、それがまた秀逸。

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    2021年08月16日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    タイトルが秀逸すぎる。
    コロナ禍でのオリンピックを見ただけでも、逃げた「偉い人」、たくさんいたなぁ。
    どうして、謝ることができないのだろう。完璧な人はいないし、ぬる~い人権感覚が晒された日本という社会で、私も含めて愚鈍(という言葉が適切かも心もとない)な部分がたくさんある。だからこそ、指摘されたこと、批評されたことは、真摯に向き合うことが大事なのではないかと感じる。そして、適切ではなかったり、間違っていたりしたことは、きちんと謝る。なんか、謝ることが負けみたいな変な空気(?)が蔓延しすぎているような気がする。

    武田さんが取り上げていたことで、言われてはじめてそうか!それが問題の本質だ!と気づ

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    2021年08月10日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    これはもうタイトルが絶妙過ぎて笑う。与党政治家、ネトウヨ作家、出版社社長、大手マスコミ…。この国に蔓延る不誠実で無責任な発言の数々にしっかりと対峙し、精緻に批評して見せる武田砂鉄氏の論説は、私に胸のすく思いをさせてくれる。読んでいて何度も快哉を叫ばせてもらった一冊。

    #武田砂鉄

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    2021年07月17日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    安倍政権から続く世の中の不条理、理不尽を作者が爽快にぶった切りする一冊。

    読んでいくうちにそういえばそんなことあった、こんな事言っていたというのを思い出した。
    最初のうちは大多数は怒るがそれが

    半数ほどが怒りを残す

    一部しかもう怒っていない

    大多数が忘れ結局なかったみたいな事に繋がる。
    これを忘れてもらおう作戦と筆者は名付けている。

    去年から色々ありすぎて、何が起きたかほぼ忘れていて気付けば結局ずーっと同じことを繰り返す。
    菅政権になってもそれは一緒。

    これらをスパッと切った筆者は爽快である

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    2021年07月16日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    私たちはいつから、偉い人が間違っていることをしたことに対して声を上げられなくなってきたんだろう。
    偉い人だけじゃなく、大衆に異論することに臆病になってしまったんだろう。

    一人の大人として情けなく、このままではいけない。声を出していこうと鼓舞された思いです。

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    2021年07月14日
  • 偉い人ほどすぐ逃げる

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    ”災間の唄”の感想で書いたように、本作者の幕間コメントに大いに惹かれた身としては、単著たる本作は、どうしても読みたくなる一品。すぐ逃げる偉い人と言われると、真っ先に現&前首相が浮かぶ訳だけど、本書における矛先はそこに留まらず、企業のトップとか、各業界の権威にまで及ぶ。卑怯な逃げ方のオンパレードに、いい加減うんざりしてしまうんだけど、切り返しの妙が素晴らしくて、何なら笑えてしまうような文言まで散りばめられていたりして、実に痛快。言われてみれば確かにそうだよな、って大いに納得できる反面、でもそれ、自分で考えて自分で判断できなきゃいかんな…って、ちょっと自信喪失してしまったりもする訳だけど、”偉い人

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    2021年06月21日