武田砂鉄のレビュー一覧

  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    ネタバレ

    母として、父として、出産や育児を語る本はたくさんあるけど、これは父ではない立場から結婚や出産についていろんな角度から考えた本。
    第一印象としてはフェミニスト視点の本(でだいすき)だ!と思ったんだけど、勝手に型にはめたくもないな、とよくよく考えると「男尊女卑なヘルジャパンに警鐘を鳴らす人」「社会の中で当然のように居座る"普通"を、本当に"普通"なのか?って考えられる人」という印象を受けたからだったんだと思う。

    結婚や子どもを持つことが普通っていうこの社会で生きてると、結婚しないこと・子どもを持たないことには理由がいるからめんどくさい....
    正直「子ども

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    2023年11月24日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    マジョリティから見えづらい立場にいる人びとにも必ず意見はあり、その声をぞんざいな対応でかき消すと多様性は失われ、民主的な社会から遠ざかり全体主義が跋扈する。”~でない” “~しない” という一見消極性を帯びているようでも “そうでない” ひとつの選択肢であり、それをなかなか認めようとしない世情は、優位を絶対的価値として置いてしまう競争社会に通底する。なぜ比べるのか、無いものをなぜ足りないと拙速にジャッジするのか、現在見ている角度をほんの少し変えるだけでその答えは見つかるかもしれない。筆者武田砂鉄の文章にそのヒントがある。分からなかったことをほんの少し分かるのは好奇心の賜物であり、その “少し”

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    2023年11月24日
  • なんかいやな感じ

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    ラジオを聴いて、いつも気になっていた方
    初めて著書を読む。

    時代の中で起きたことと自分の身の回りで当時起きていたことの間にある点を、少しずつ浮き彫りにしていくような感じ、一つの視点から見て、また別の視点からの否定や肯定を繰り出してくるリズム。読んでいて武田さんの語り口が脳内再生される。

    違和感をどう見ていくか、いつも感じるあれは何なのだろうかと、たぶん全然違う感覚なんだろうけど自分のことにも置き換えてモノを見てみる。

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    2023年10月31日
  • なんかいやな感じ

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    いつもの武田節。今回は、自身の人生とほぼ重なる、平成時代の振り返りを通して、現代の”感じ”を論考するもの。嫌な思い出もいい思い出も、自分が覚えておきたいことしか覚えていない訳で、当然、そこからこぼれ落ちているあれやこれやは数多存在する。旧友との会話など、何かのきっかけでってのはあるけど、基本的には”無かったこと”になってしまっているあれこれ。注意が向かない方に積極的に注意を払い、記憶から消したいことをこそ心に留め置く。そんな心がけからこそ見えてくる、他者の気持ちもありますわな。

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    2023年10月04日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    砂鉄さんは好きなコメンテーターで、
    この本で彼が言うことはよくわかる。
    「普通」ってなんだ、
    子育てするのが普通の夫婦なのか!
    普通なんてないんだ。
    といいたいのだと。

    確かに、結婚「できない」男女が増え、
    子供を持たない夫婦も増えている。
    夫婦子供二人が標準家族、
    何てのは昔の話。
    独り世帯が多数、という現実はある。

    普通なんてないのだ。

    ただ、、、子供のことになると、
    素直にそうだそうだと言い切れない自分がいる。

    自分に子がいるから?孫がいるから?
    そうかもしれない。
    しかし、それ以前に、
    どこかしら、

    人は何のために生きているのか、
    というところで、
    次の世代につなぐため
    とい

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    2023年09月29日
  • 芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり

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    上梓された氏の著作の中では、かなり初期の作品。芸能界を通して、普遍的な違和感を抉り出しているってのが本質だから、本作においても基本的なスタンスは変わらない。安心の武田節。TVは見ないけど、本作で扱われる人や事は、概ね付いていけたから、それなりに背景も分かった上で楽しめた。

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    2023年08月30日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    父ではない
    産んだことも、育てたこともない。ということ。それに付随するいろいろ。
    とにかく、「普通」の価値観を押し付けないでほしいし、「普通」であることが万人にとって幸せであるわけではない。「普通」から外れても幸せなことを、「普通」の人は想像しないんだろうか。

    砂鉄さんの本も何冊か読んで、ラジオも時々聴いていたら、あれ、この本読んだことあるっけ??というどこかで聞いたことのある話が出てくる。それぐらい、同じことばっかり言っている。繰り返し言うことの大切さ。一度じゃ忘れることもあるし、その時々によって響き方も違う。考えてみれば当たり前のことが一向に当たり前にならないので、何度も同じことを繰り返

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    2023年08月27日
  • 芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり

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    政治臭の強い同筆者のエッセイなどは、意見の合う合わないではない部分でなにか勿体ないなと思っていたのもあったが
    この本としてはこういうシニカルなエッセイは昨今あまり見ないもので、週刊誌などで拾い読みする手軽さがありこうやってまとまった形でも変遷が辿れて面白かった。

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    2023年08月19日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    「である」という状態から言説が多過ぎるのではないか、「ではない」という状態からの言説が黙殺されていないか。
    「である」と「ではない」は常に表裏一体、そこに貴賤も上下も無いはずなのに、ふりさけみれば「である」からの言説ばかりが目につく。
    社会に蔓延る「普通」を内面化し過ぎないようにしようと思うが、これがなかなか難しい。

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    2023年08月14日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    武田砂鉄さんがラジオでお話しされているのは聴いたことがあったけど著者を読むのは初めて。頭をぐるぐる回転させながら読んだ。
    ・当事者じゃなくても、「第三者という当事者」の視点から考えることが必要じゃないか。
    ・子どもがいる人、いない人、欲しいと思ってる人、思っていない人、みんなそれぞれ立場が違うのだからそれぞれの立場で考えればいい。子どもがいる人を基準にするのはおかしい。
    ・「子どもがいない人には分からない」という言葉の暴力性
    共感したり、反省したり、自分を肯定してもらった気持ちになったり、読んでよかった一冊でした。
    改めて、自分が一番世間でいう「普通」にとらわれてしまっているんだなぁと思う。

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    2023年07月30日
  • 今日拾った言葉たち

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    『暮らしの手帖』2016年から2022年に連載されたものを一冊にまとめたもの

    先日、松尾貴史との対談『ちょっと違和感』をリモートで視聴した
    二人とも淡々と大切なことを語っていた

    世界中で、とんでもないことが次々起こり、次々記憶から消えていく
    ふと気がつくととんでもないことに!

    自分の暮らしを大切に「おかしいな?」という感覚を常に持っていたい
    「言葉」を大切にしたい、と改めて思わせてくれた一冊だった

    ≪ ちょっと待て 溢れる言葉 立ち止まれ ≫

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    2023年07月20日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    多数派であるから正解だと思っている人や、属性で決めつけられることが何より嫌いである。
    それなのに、当事者であるだけでその意見は重要視されるはずだとか、「普通は」を隠れ蓑にして多数派の正義を振りかざしていたかもと、あれこれの言動を思い返して落ち込む。
    そして、あとがきに書かれている担当者とのやり取り、「互いに『確かにそう思います』『いや、そうは思いませんけど』を繰り返しながら、この本がここまでたどり着きました。」
    なんて健全なのだろう。いろんなコメントを見るたびに、あるテーマとか人物とか特定のものに対して、全否定か全肯定のどちらかが圧倒的に多くて息苦しさを感じていた。自分で考えることを放棄してい

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    2023年07月02日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    ライター武田砂鉄さんの著書を初めて読んだ。
    武田砂鉄さんを知ったのはラジオだった。言葉を選んで、しっかり話す方だなあと好印象を持ったものだった。

    父ではない立場の、父ではない主張がしっかり届いた。私は母ではなく、子供もおらず、結婚もしていないので、世の中の普通に焦ることもあるのだが、武田さんほどは感じ考えることなく生きてきた。もしかしたら、私は世の中の普通ではないくせに、人に普通を押し付けた言動をとったことがあったかもしれないなと思った。

    読み進めていくと、武田さんのことをこの人めんどくさいな、こんなに敏感に感じていたら、考えていたら、生きづらいだろうにと思った。このように日々感じた「んっ

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    2023年06月07日
  • 今日拾った言葉たち

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    さまざまな分野の人たちがさまざまなメディアを通して発言された言葉たち。
    この言葉という窓を通して社会の問題点が浮き彫りになる。
    いろんなことを考えさせられた。
    沖縄の基地問題、それに付随しの米兵たちのトラブル及び事件、自衛を隠れ蓑にしての軍備増強、それにしても麻生大臣の呆れるほどの失言、いやこれは著者が指摘しているように、失言ではなく本音なのだろう。
    こんな政治家がいること事態、日本の恥だと思う。

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    2023年06月05日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    悪意のない言葉の暴力。自分も経験をしてきたし、今もたまに経験することもあるが、この悪意のない言葉の暴力は時として自分も誰か他者に向けて振りかざしてしまうこともある。

    そういう危険性を孕んでいることを、読んでいて何度も感じた。

    正解はないし、すべての人に好かれたり批判されないことはあり得ないので、考えすぎると身動きできなくなるが、ふと著者の言う『普通』が立ち現れた時、自分で言葉を慎重に選んだり、考えたりできるようにと改めて思う1冊。

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    2023年06月03日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    ある友人から子育てについて相談を受けた時の事。私はこう思うよ、と伝えた後、思い切って聞いてみた。
    「私は子供がいてないから、私が言った事、子供もいて無いのに何が分かるん?っていう気持ちにならへんかなっていつも気になるねん。」
    すると友人は
    「全然思わへん。子供がいる人は、自分の子育ての経験を持ち出したり、自分と比べたりするから、寧ろ子供のいないmukumiの意見の方が冷静な感じがしていいねん。」
    そう言われて、ちょっと嬉しくて、いい友人を持ったな、と思った。
    私の事も公平にみてくれてるんだなと。

    私は子供がいない事、結婚してない事にいつも負い目を感じて生きて来た。
    時折、結婚していない芸能人

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    2023年05月22日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    思考のヒント、きっかけを与えてくれる本
    部長が私の上司に向かって「お前も早く結婚しろよ〜」と言ったいたのにどうももやもやして、その部長のSNSのアイコンが子どもの写真なのも含めて、全てにもやもやしていたから、この本を上司に読ませてあげたい、読んでほしいと読みながら思った

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    2023年04月04日
  • 今日拾った言葉たち

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    TV、ネットニュース、本、その他様々なメディアで拾った気になる言葉を筆者が読み解く。切れ味鋭い言葉が並んでいます。納得する点もあったり「そうなのかな」と疑問に思ったりと考えながら読みました。政治、国際・国内情勢に興味がある方におすすめです。

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    2023年03月21日
  • 今日拾った言葉たち

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    これってどうなの?やこれは大事なこと、など色んな意味合いで拾われた言葉たち。
    連載のまとめなので、その時々を思い出させてくる。
    欄外にこの頃何があった?と書いてあるのも良い。
    本からの言葉も多く、読みたい本が増えた。たくさん増えた。でも楽しみだ。

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    2023年03月20日
  • 父ではありませんが 第三者として考える

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    第3者の視点からの意見。
    親に「いつ結婚するの?」という質問をされると本当に
    気分が悪くなり、なんらかの理由をつけて話を遮断したくなる。

    結婚するのが普通、子供を産むのが普通という
    世の中の昔からの普通というものを叩き壊してくれる良い本だった。

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    2023年02月22日