鴻巣麻里香の作品一覧
「鴻巣麻里香」の「自他の境界線を育てる ――「私」を守るバウンダリー」「あなたのフェミはどこから?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鴻巣麻里香」の「自他の境界線を育てる ――「私」を守るバウンダリー」「あなたのフェミはどこから?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
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小説・文芸
Posted by ブクログ
ここ2,3年、自他との境界線をうまく設定することが自分が特に仕事での人間関係を上手くやっていくために必要なんじゃないかという問題意識を持っていて、日々試行錯誤していたが、たまたまこの本に出会って読んでみた。非常に分かりやすく書かれていて、考え方がスッと入ってきて、日常でも意識できると思った。元々学生とか若い人向けに書かれてるちくまプリマーなので、若い子におすすめだし大学生の時にこういう考え方に出会ってればな〜と思った。最近になって、自他の境界線という概念が広まってる印象はある。現代の問題(貧困やルッキズムまで)を例としてピックアップしてしっかり向き合っていたり、説教くさすぎる感じもなく、良かった。
以下、メモ的に印象に残った部分。
・バウンダリーは単なる線じゃなく、厚さも調節可能で引き直すこともできるもの。穴も空く。
・自分の気持ちは自分のお皿に、相手の気持ちは相手のお皿に、お皿の淵がバウンダリー。
・意見や気持ちは聞かれ慣れないと言うことができない。お皿にまだ何もない、という事実が重要で、空っぽのお皿を見つめることでなぜ言えないのかを掘り下げることができる。
・日常の中で小さな声を聞かれ続けることで、声を聞いてもらえるという信頼が育まれて意見を言えるようになれる。
・バウンダリーを育むのは周囲の環境。特に子ども時代に周囲の大人による、尊重する言葉や行動、まなざしが私たちのバウンダリーを育み、調節機能が健全に働くようになる。
・バウンダリーを揺るがし調節機能を損なうのも、他者からの言葉や行動、まなざし。バウンダリーの揺らぎは、決して個人の問題ではない。
・why am I sad/tiredではなく、what makes me sad/tired、何がそうさせるか、と言う視点への切り替え。
・過去の苦しい経験や理不尽をあってよかったと振り返る大人は、おそらく苦しいだけの無意味な経験が自分の人生にあることがより苦しいから。そういった経験に意味づけをせず、苦しく嫌だと感じたものとして記憶する→今後自分のバウンダリーが侵害された時にきちんと嫌だと感じて自分を守れるし、誰かを侵害する前に踏みとどまれる。
Posted by ブクログ
2026/04/07
メモ
境界線が薄くなる、つまり自分より力を持った人、自分に強い影響を与える人から、自分の意見や気持ちを否定されたり軽んじられることが多くなると、
自分より周囲の意見を優先する
例えば やめてと言えなくなる 意見が異なると自分が間違っていると感じてしまうなど
あるいは、自分の気持ちがわからなくなってしまう 辛いことに対して これは普通だと蓋をしてしまうなど抑圧される
大人たちは みんな仲良く を目指していない
仕事において協力ができれば良い
違いを間違いにしない
誰かに伝わるのは言葉と行動だけ
なので、自分の気持ちは否定する必要はない
行動を変えれば良い 距離を取る、挨拶だけはするなどを
ひとつひとつのことに あってよかった と意味づけはせず、踏みとどまって欲しい
苦しいことは苦しいこと 理不尽なことは理不尽なこととして
それは自分を守るだけでなく、相手のバウンダリーを侵害する前に踏みとどまることにつながる
自分のせい を手放す
仲良くなるより、上手に距離を取る
5章以降が特にためになったし心の支えになった
Posted by ブクログ
なんていいタイトルなんだ。いつからフェミニストになったのか、いつフェミニズムに出会ったのか、ではなくインターネットでは揶揄や冷笑の単語となっている『フェミ』を使い、おなじみの風邪薬のキャッチコピーのようなリズム感でフックと軽快さを両立している。
タイトルの通りなのだが、この本にはあらゆる人がフェミニズムにいつ、どのようにして出会ったのかがリレーエッセイ形式でまとめられている。もちろんトランスジェンダーの書き手も、ノンバイナリーの書き手もいる。
フェミニズムとの出会いが劇的な人もいれば、ぬるっとじわっと出会っていたという人もいて、これはあらゆる人に語ってほしいテーマだと思ったし、私も近いうちにまとめたいと思う。
どのエッセイも読み応えがあり、内容としてもおもしろかったのだが、武田砂鉄さんの”編集者はこの原稿を森喜朗や麻生太郎には依頼しないはずなので、”という一文がウィットに富んでいて痛快で笑ってしまった。
そういえばなんだかんだで武田砂鉄さんの著書はまだ読んでいない気がするので近いうちに読みたい。そしてこの感想を読んでくれたそこのあなたにも答えてほしい。
『あなたのフェミはどこから?』