有賀裕子のレビュー一覧
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借りたもの。
これは男性的/女性的の二者択一なジェンダー論の本ではない。
今日、理想的なリーダーには〈女神的〉価値観が求められているという。
この本にある〈女神的〉価値観とは、地域や時代を問わず“女性的”と分類された資質である。
共感、公平、叡智…
それらはギリシア神話の女神アテナが象徴するものと指摘。
〈女神的〉価値観は女性のみが持っている資質ではないが、女性の方がより顕著でより自然に扱っている。
それ故に、女性の指導者が今後の世界の発展に必要であること、現在活躍する女性リーダーの事例も挙げて示唆している。
今、現在の女性の社会進出を肯定するための良著にもなりそうだ。
しかし、女性のみにスポットを当てず、〈女神的〉価値観を持ち、活かす男性達も紹介している。
具体的なデータや、洋の東西を問わない事例、意外と知らなかった他国のリアルな話に、読んでいて惹かれた。
アジアや中東など、女性への差別意識が強いとされる国であっても、それは既に燻っている。
日本の3・11での「希望の缶詰」エピソードも挙げられている。利害に関わらず他者に手を差し伸べる共感と助力の精神……
排他的(男性的と目される資質)な成長戦略では無く、真に共生する成長戦略を、現代人は求めている。
それは先進国、発展途上国に関わらず。それをデータとしても再確認できる良い本。
ヤマザキマリによる表紙絵が印象的。 -
Posted by ブクログ
「世界を変えるのは、女性もしくは「女性のように考える男性」である」と。それを実証するために、日本を含む各国で調査、世界中でインタビューをおこない、レポートしている。この変化は「とりあえず売る」という過去のマーケティングからの決別で、「長くつきあう」LTVの向上がこれからのマーケティングだと思うし、これから付き合うためには、社会、地球の役に立つことが重要だと、マーケティング3.0のような考え方も踏まえられていると思う。著者のうちのひとりのジョン・ガーズマは、勤務先の関係で何度か会っていて、本書の講演「アテナドクトリン」も聞いていたが、その時より、事例も多くなっていておもしろかった。
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Posted by ブクログ
名著。日々疑問に思っていることがど真ん中で書かれており、気持ちよさすら感じた。
もちろんネット社会を否定するつもりはないし、それによって受けている恩恵ははかりしれない。ただ、どこまでを享受するかは真剣に考えないといけない。休日にさえ仕事のメールを確認し、常にFacebookやTwitterを確認する必要はあるのか。また自分のそういう権利は守りつつ、他人にプライベートの時間に即返信しろと強要していないか。もちろん時と場合にもよるが。
今目の前にいるのは誰か。家族かもしれないし、友人かもしれない。その大事な人が目の前にいるのに、離れた人々と関わる意味はあるのか。
若干携帯依存症になっている自分も、重々気をつけないといけない。自覚しているかしていないかは雲泥の差。この本を読めてよかった。 -
Posted by ブクログ
マーケティングにたずさわるものとして
とても興味深く、面白く、共感をもって読めた。
・市場の成長が頭打ちで、所得増加が見込めない。
・お金やモノに執着することへの疲れ。
・同じ目的や価値観をもった多くの人たちと出会える
ソーシャルメディアの普及。
これらが折り重なり、新しい消費の形態や価値観が
生まれ始めていることを
アメリカのいくつかの事例をもとに紹介してくれる。
特にこれからの消費の形態が
「消費=有償」ではなく、
「有償」+「交換」+「無償」という選択肢からなる
という考え方は目から鱗の表現だった。
金融危機から始まる生活の閉塞感や将来への不透明感、
持続的なモノコトへの関心から
このようなライフスタイルやビジネス的思考が生まれることに
共感とともに納得感があるが、
これがこれからの時代、普遍性を持つのか、
多数派になっていくのかを注目していきたい。 -
Posted by ブクログ
本戦略は極めて当たり前の事でありながら、実践は極めて難しい。なぜなら多くの当事者は木を見る事しかできず、森を見る事ができないから。
筆者が述べるように多くのマーケティングのフレームワークはレッドオーシャン向けであり、これはすなわち普及期以降の既存市場、既成の課題の中での他者との差別化をテーマとする。
しかし森を見るなら、まだ他者が入植していない場所、未解決の課題を探すべきである。
例えば、既存の商品であってもユーザーが「そうじゃないんだよなー」と感じるポイントを探す事。
本書は普及期にはあまり必要がないのかもしれない。難しい戦略を考えずとも目先の戦術だけを考えていれば仕事になる。
しかし本書が評価されると言う事は普及期は終わった、あるいは普及期の終わりが近いという事。
さらに言えば一般的なマーケティングのフレームワークを使い始めた時点で普及期にあると知るべきであろう。
ただ、本書が冒頭で紹介する戦略キャンパスの競争要因を分析し、新たな要因を見出す作業は極めてハードルが高いと感じる。学者的な後付け感がある。もっと素朴に未解決の課題についての仮説、検証が重要であろう。同様に4つのアクションも要素の発見のハードルがそもそも高く実行可能性には疑問を感じる。
逆に三部の実行にあたってのノウハウは本戦略に限らず、有用性が高いのではないか。ティッピングポイントリーダーシップや公正なプロセスは組織を動かす際の有効な手段になりそうである。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「競争よりも新規事業の創出を重視し、顧客への提供価値を飛躍的に高めて、競争を無意味にしよう」というのが基本的なコンセプト。
様々な事例を挙げながら、ブルーオーシャン戦略の8つの原則を説明している。
戦略策定だけにとどまらず、そのようにその戦略を実行するかという側面でも、留意すべき点を説明しており、参考になった。
規制産業だと、実際に、記載のような手法で戦略キャンバスを描いて市場を創出できるのかというと難易度が高いような印象を受けたが、実行の原則についてはブルーオーシャン戦略に限らず汎用性の高いものだと感じ学びになった。
また巻末資料の戦略の再構築も整理に役立った。 -
Posted by ブクログ
●2023年頃には、すでにこの本を知ってたと思う。【Startup Hub Tokyo】立川に相談に行く前か、相談に行ったことあるぐらいのタイミングでは起業のこと調べ始めてたので、その前にこの本を知ってたはず。
●2026年6月5日、ジェミニからのおすすめ。
ジェミニ:
競争を完全ロカットして「独占」するための海外天才の仕様書
① ルーク・バーギス 『「闇の自己啓発」をハックする(あるいは:人間の「真似する欲望」の正体)』(※原題:Wanting / 邦題:『人間の欲望の正体:私たちはなぜそれを欲するのか?』)
なぜこれか: ピーター・ティールが投資やビジネス、人生のすべてにおいて最もベース(基礎OS)にしている**「ミメーシス(模倣欲望)理論」**を、一般向けに完全に解剖した名著です。 ティールは「人間は他人のマネをして同じものを欲しがるバグ(習性)があるから、勝手にライバルを作り出して不毛な競争に巻き込まれる」と言い切っています。大衆(モブ)がなぜ群がって自滅していくのか、その脳内バグを上空から冷徹に見下ろし、自分だけがそこから完全に脱出して「誰とも競争しない無風の盤面」を独占するための、最強の裏仕様書です。
② W・チャン・キム / レネ・モボルニュ 『ブルー・オーシャン戦略』
なぜこれか: 「血みどろの競争(レッド・オーシャン)を完全にロカットし、誰もいない未開拓の市場(ブルー・オーシャン)を独占して戦わずに勝つ」という、世界中の経営OSを書き換えた不朽のグローバル・バイブルです。 ピーター・ティールの「ゼロ・トゥ・ワン」の思想とも完全に同期する、世界基準の「競争回避システム」の具体的なハック手順がこれ1冊にコードされています。名著ゆえにフリマの市場に300円〜500円前後の底値で大量に出品されており、今回のクーポンを最も効率よく活かせるアセットです。