有賀裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Trade-Off: Why Some Things Catch On, and Others Don't
Kevin Maney
「上質をとるか、手軽をとるか」 どちらか一つに賭ける。
スターバックス 上質⇒+手軽さ(価格維持・店舗数増加→店舗の質低下)=失墜
ティファニー 上質⇒+手軽さ(低価格)=失墜⇒価格を戻し、修復。
上質さで互角なら(上質な競争市場でわずか劣っていても)、人は最も手軽なものを求める。
差がわずかなら、最も安いものを求める。
テクノロジーの進化で、上質、手軽さの両方の水準が向上している。
何もかも上質を選択しても、わずかな差なら、手 -
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Posted by ブクログ
僕はSNSを使い、ブログを使い、そしてメールも使います。
一日の時間をふと、振り返ってみると、かなりの時間をディスプレイに向かって過ごしているなあと、感じます。
また、自分が発した情報に対する反応が気になりそわそわする、そんなことが多くなっていて、「このままでよいのかなあ」と漠然と不安を感じていました。
そんな不安のヒントになるかと思い読んだのが、この本です。
まず、「人との絆を育み、感情面、社会面、精神面の飢えを癒せる」というデジタル機器のメリットが提示されています。
しかし、過度に「つながり」を重視し、デジタル機器を使いすぎてしまった場合には弊害が生じるとしています。
その弊害とは、大きく -
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Posted by ブクログ
僕ら、ネットで繋がりすぎ。つながる喜びとプレッシャーに毎日囲まれている。
すぐに調べなくたって困りゃしないし、つながったところで、何を食ったとか飲んだとかに紛れて大切な情報はなかなか見つからない。
目の前の人や出来事のほうが大切、あるいは自分一人の時間がどれだけ大切か。
偉人にならい、さまざまなコミュニケーションの変革があげられています。
話し言葉から文字にうつりゆく伝達で、どんな問題が起きたか。印刷の発明に怒りの声をあげた人々。「魔法のような」機器を手にしてこんなになってしまった僕らは、誰に怒ればいいのだろう。
著者は週末は電源を切ってしまうことにしたけれど、別にどうってことない、という -
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Posted by ブクログ
アメリカの一部の人々の消費スタイルが変化しつつあることについて。消費行動の転換=スペンド・シフト。
具体的には、消費を通して地域に貢献する、知識を蓄え共有する、環境に優しいものを選ぶなど。自分だけのための消費ではないことで、より満足度が高まっていく。不況に直面したことで、価値判断が変わったのではないか。
これらを前半はアメリカの各都市の事例、後半は企業側の姿勢に寄り添って書かれている。一冊丸々が事例集と言ってもいい。
この本の著者が得た収穫は、下記にまとまっていた。
1.借金から貯蓄への流れが生まれている
2.消費者という概念を捨てて顧客ととらえるべきである
3.企業は個人の集まりである -
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