有賀裕子のレビュー一覧
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ネタバレ【トレード・オフ】
●卓越した人々は、慎重に考え抜いた上で難しい選択をする勇気を持ち合わせているうえ、「何もかもできる」などという錯覚に陥ることなく、自分が抜きん出る可能性のある分野だけに力を注ぐ。
●「心を鬼にして上質さと手軽さのどちらかひとつに賭けようとする者は、煮え切らない者よりも大きな成果を手にする」
●ハリネズミの概念を持つとは、①情熱(自分の信条に沿っていて心から打ち込める分野)、②資質(資質に恵まれていて抜きん出た成果をあげられる分野)、③価値ある貢献(経済や社会に貢献しながら生活の糧を得られる分野)、以上三つの円が重なる分野で進むべき道を切り開くことを意味する -
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ネタバレ概要まとめ
個人がハリネズミの概念を持つ事
・情熱(やりたい事)、資質(できる事)、貢献(価値のある事)
の3つの円が重なる分野で進むべきである。
オズボーンのオズフェストをチェックする
◆上質=経験+オーラ+個性
→この足し算によって上質度は決まる
オリジナル作品は目に見えない価値を醸し出している
→オーラに包まれる経験とは格別なものである
◆手軽=入手しやすさ+安さ
目的地にたどり着くまでの経験を上質なものにする為に
手軽さに対してお金を払うという場合、本当のところは
上質さを買っている場合が多い
愛されるか、または必要とされるかで決まる
→手軽であるとは「必要とされる」事で -
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Posted by ブクログ
私たちは、豊かに暮らすために、交換の約束としての”お金”を持つ。
その約束のお金は、手元に在る何かを相手と交換した約束である。
そして、その約束の価値がお金の量に違いをつくる。
その価値がシフトしている。
そのシフトの方向性を分析すれば、
「本物」「親切」「正直」といったこと。
それはモノやサービスに「これ」といって上乗せできる、また画一的に設定できるものではないように思う。
というのは、
それは、”わたし”と”あなた”の関係に存在し、
その関係ごとに様々な質がある。
つまりは、ひとり一人の在り方に関わってその質が変わる。
そして、そのひとり一人の集合体が企業である。
マーケティ -
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たまたま梅田丸善で見つけて購入。
もともと関心ある話題だっただけに、本書は自分の中でモヤモヤと考えていたことを整理してくれた。
デジタルツールは現代を生きていくうえで必須であり、何より便利です。
しかしながら、あくまでそれらは情報処理ツール、コミュニケーションツール。
そこから得た情報もろもろから何を自分の糧とするか、何を生み出すかは、静かな場所で、落ち着いて、ひとつのことに集中して、自分の心と対話しながら考える・掘り下げる必要がある。
しかしながら、絶え間なく新着メールが届き、魅力的な宣伝リンクが目に入ってくる状況でそれは難しい。
それを克服するにはどんな環境を作り出せばいいか、どんな -
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東京マラソンを見ていても、走っている最中に、携帯電話をしていたり、
ツイッターをしている人がけっこういる。元来、マラソンというのは孤独なスポーツではなかったのかと思うのだが。ネット経由で、励ましをうけ、練習状況をつぶやくことも、モチベーションに寄与するし、それは、それでいいと思うが、マラソンのもついい意味での孤高なる精神が失われると思う。
本書を読むと、多くの人とつながっていると意識が外に向かい、つながりが少なくなると内向きになり深く物を考えらると説く。
それは、決してネットが誕生して発生したことではなく、古い昔から問題であることを、ソクラテス、グーテンベルグ、シェークスピアなどの歴史から学ぶ -
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ネタバレスペンドシフトとは?
・自分を飾るより、自分を賢くするためにお金を使う
・ただ安く買うより、地域が潤うようにお金を使う
・モノを手に入れるより、絆を強めるためにお金を使う
・有名企業でなくても、信頼できる企業から買う
・消費するだけでなく、自ら創造する人になる!
少なくとも世界的に先進国に住んでる人の心理は変わってきてると実感させてくれる本。
自分自身も消費に対しての気持ちの変化を感じていたので、すんなりと共感できる部分も多かった。また、そこにはビジネスチャンスを感じることもあった。
メインはアメリカの事例ではあるが、「欲しいものから必要なものを重視する」、「虚栄心を満たす商品への関心を -
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Posted by ブクログ
ネタバレリーマンショック後に大不況となったアメリカを舞台に展開している。
様々な地域におけるその土地土地の本来の文化と通じながら、人と人との間の距離(企業とお客様の距離)を縮めていくような事業を行っている人々の活動を取材し、それらの行動や信念などを解説している。
企業とお客様の距離について距離を縮めるにはどうしたら良いか?を悩む自分にとって、この著書の中で出てくる様々な人々の行動や信念は、事業を行うための当たり前の心構えを再認識できたり、新たな視点の発見につなげることができた。
実体験を基に記述された内容は一読の価値があると思います。 -
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