有賀裕子のレビュー一覧
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ブルー・オーシャン・シフト
新たな成長機会を掴むステップ
著:W・チャン・キム
著:レネ・モボルニュ
訳:有賀 裕子
レッド・オーシャン 大多数の企業が競争する既存の全業界をさす 血みどろの競争の世界
ブルー・オーシャン 新たに創造される業界すべてを指す、競争のない、穏やかな世界
レッド・オーシャンと思われる領域を細かく分析することにより、そこをブルー・オーシャンに再構築するというのが本書の本旨です。その方法論を、ブルー・オーシャン・シフトという
気になったのは、以下です。
ブルー・オーシャン・シフトを成功に導く3つのカギ
①ブルー・オーシャンの視点を取り入れて視野を拡げ、事業機会の -
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企業のブルーオーシャン戦略考案の手順が書かれている。
自分の会社や業界のポジション確認やチームをどう運用していくかなどの経営、マネジメント手法も具体的。
買い手の効用マップという、顧客体験を細かく分析すると常識的で当たり前とされていた慣習が見えてくる。買い手の不満が分かるので、減らす取り除くなどして差別化していく。
ただ差別化のために何かサービスを増やすのではなく、まずコスト削減のために減らす失くすことが重要。その後に価値あるサービスをプラスし、他社にないことも新しく創造していく。
何が必要不要かも、6つのパスで他業界や別の買い手グループに目を向けたり補完サービスを見渡すなど様々。
他者との戦 -
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マーケティング論の本質を学ぶことができた.
本書はセオドア・レビット(マーケティング界の巨匠)が「ハーバード・ビジネス・レビュー」に投稿した全論文およびインタビュー内容のまとめたもの.
ページ数が625ページと多く,また難解な表現も多いため,読み終えるのに時間を要した.内容は理解しやすかった.
私はマーケティング論の初学者で,
「MBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた (KADOKAWA)」
に本書が紹介されていたため,本書を読むことを決意した.
本書を通して,マーケティング界の大家だというセオドア・レビットの考えを知り,マーケティングの本質を学んだ気になれたため,非常に本書を -
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考え方「競争よりも新規市場の創出を重視して、競争を無意味にしよう」
ブルーオーシャン戦略の基本フレームワークは、バリューカーブを使った戦略キャンバスを描くことであり、何かを取り除いたり、付け加えたりする事を他社とのベンチマークで考えていく。そのなかで、自社のターゲット領域の周辺を代替案やそこに使われるコストなどを考えて、境界を引き直すアプローチが必要。
初版がでたころにブルーオーシャン企業として挙げられている企業も現在の姿から考えると、追い付かれてレッドオーシャン化しているものや、淘汰ないし自然消滅に近いものもある。
本書の中では、戦略をたててから実行に移す際の組織内部での注意点として根回 -
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・仮にコミックリリーフが差別化か低コスト、どちらかの戦略を追求していたなら、戦略はどのようになっていただろう。差別化戦略を選んでいたら、業界の既存手法に何か足すだけで、コストを下げる為に何かを取り除くか減らす可能性に突いてはほとんど注意を払わなかっただろうか。差別化戦略ではなく、低コスト戦略を選んだなら、従来の競争要因の一部を取り除く一方、何かを創造して差別化につなげる努力はしなかっただろうか
・生活を支える身の回りのものやサービスは皆、取り立てて賢いわけではない、自分たちと同じような人々によってつくられた
・ブルーオーシャン戦略家は差別化と低コストを同時に追求する。価値とコストのどちらかを選 -
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死屍累々のレッドオーシャンでもがくのではなく、ブルーオーシャンへと漕ぎ出すにはー。
いまや当たり前に使われる「レッドオーシャン」「ブルーオーシャン」という用語が普及するきっかけになった書籍の続編である本書は、組織においてどうブルーオーシャンへとシフトしていくかのエッセンスが詰まっている。
一言でいってしまうと「いかにまわりを巻き込めるか」に尽きる、という結論。
結局は実際に動く一人一人に腹落ちさせなければというのは実感としてもしっくりくる。
巻末の、日本国内事例も秀逸。知られている会社ばかりなので本文中の事例より感覚を掴みやすいのでは。 -
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「ブルーオーシャン」の著者が書かれた、その理論を実現するための行動に関する指南書です。どうすれば赤い海から青い海に移れるのか。そのための具体的な方法が細かく書かれています。この理論が有名になり、あらゆる場所で試行錯誤していくことに、著者が一緒になって取り組んで行かれた努力が生み出した内容になっていると思います。イノベーションを起こすために必要なことは何か。それに伴う最大の障害は何か。それに対するためになにをしなければならないか。
読者が実践できる具体的な内容が書かれていますので、読んですぐ活用できるものになっています。
色々なビジネス上のフレームワークに関して、今ままで流行になり、それに伴って -
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世のサービスは、上質か、手軽かの2つに区分され、どちらに振れるかでビジネスの成功と失敗のカギを握っている。事例とともにそれぞれが語られており、納得度が高い内容。
・消費者は絶えず上質か、手軽のどちらか一方を選びとっている。
・テクノロジーの進歩はこのどちらも押し上げていく。
・上質さも手軽さも秀逸ではないサービスは不毛地帯に追いやられる。
・上質さと手軽さ両面で卓越するのは不可能だ。
・上質の頂点→iPhone、
手軽の頂点→ウォルマート。
・上質さと手軽さをめぐるほかの条件が同じ場合、社会的価値を加味することでサービスへの期待があがる
(iTunesは自分一人で聞くから高いと思う