有賀裕子のレビュー一覧

  • トレードオフ

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    内田和成の解説が簡潔。
    「本書の内容を一言で言い表せば、『中途半端はだめである』ということに尽きます。まさに『戦略とは捨てることなり』で、成功したければ、上質か、手軽か、その一方を選びなさいということです。
     競争戦略の用語にstuck in the middleというものがあります。直訳すると『中途半端なところで立ち往生する』という意味ですが、差別化にも低コスト化にも不徹底である状態を指しています。
     ケビン・メイニーはこれを『不毛地帯』と空間的イメージで説明しました。欲張って上質と手軽を同時に目指そうとすると、この不毛地帯に陥ってしまうというわけです。」

    以下、本書より。
    「ドイツ生まれ

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    2021年08月08日
  • トレードオフ

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    鈴木敏文さんが絶賛されていたので、ちょいと読んでみた。
    上質を取るか手軽さを取るか…。
    愛されるか必要とされるか…。
    当たり前のことなんだけど、なかなかできないんだよね。
    紹介されている企業の中で、テスラを絶賛していたが、今は苦境に立たされている。
    なかなか難しいもんです。

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    2018年09月01日
  • ブルー・オーシャン・シフト

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    内容自体は面白い。理想を定めるプロセスは参考になる。
    ただ、やはりこの手のものは具体例が多めでちょっと長い。

    あとで書評かく。

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    2018年06月16日
  • スペンド・シフト―〈希望〉をもたらす消費

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    本書は2010年に書かれた。
    その前の年の2009年にリーマンショックが起きる。
    大不況のアメリカでみんなの消費に対する趣向が変わってきたという話。
    たしかにネットがあるおかげで店舗にいかなくてもいいし、衝動買いを抑えられ、じっくりほしいものを買えるというのはそうだろう。

    対して日本のマスコミはネットの危険性を煽るばかり。
    これからも消費者の変化は加速していくように思う。

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    2017年09月29日
  • 世界最強の交渉術

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    要点と具体例が混ざってて読みづらい。
    分配するパイを大きくするための、付加価値を想像する過程という概念を得られた。

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    2017年09月22日
  • 世界最強の交渉術

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    ネタバレ

    交渉術の本。
    少し構成がわかりにくい。

    <メモ>
    原則
    1 交渉の土俵に相手を導く
    2 付加価値を想像する
    3 予想外の結果を期待する
    4 交渉相手の勝利宣言を書く
    5 自分の立場を守る
    6 リーダーシップを発揮する

    ・相手に悪くなく自分にとって最高の交渉結果を引き出す戦略
    1 交渉相手の要求内容や優先順位を変えさせる
    2 相手にとって悪くなく自分にとって最高の提案をする
    3 条件付きの提案をする
    4 交渉相手に手を貸して、望ましい条件を相手の身内に説得してもらう
    5 予測できた危機への備えをする
    6 組織の交渉力を高める
    ・立場ではなく利害に焦点を当てる。出来もしない約束はしない。もし●

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    2017年07月07日
  • リーダーの本当の仕事とは何か

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    本質にまつわる2つの問いに答えなければならない
    1.人々が全力を尽くそうとするのはなぜか
    2.変化の絶えない世の中で成果を向上させるには
    何よりもまず自分自身に対して責任を負う
    相手の話をじっと聞き、テーマの大枠を掴み、課題を前に進める

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    2016年08月29日
  • 世界最強の交渉術

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    購入。

    交渉する際に気を付けるべき原則を紹介している。

    交渉は相手に我慢させてこちらが利益を得るか、その逆か、という単純なものではないということが最初の方に書かれている。双方が分け合うパイをまず大きくすることを考えるとよいようだ。
    また、個人の交渉スキルを高めるだけでなく、組織にそのノウハウを蓄積することにも触れていた。

    『マネジャーのための交渉の認知心理学』を噛み砕いた内容だと感じた。

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    2016年06月13日
  • トレードオフ

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    心を鬼にして上質さとどちらかひとつに賭けようとする者は、煮え切らないものよりも大きな成果を手にする。

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    2016年02月27日
  • トレードオフ

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    様々な会社の例を取り、上質と手軽さを比較。真ん中をとるとヒットしない、確かに。個人的思い込みがある感じもするが、様々な比較対象がうまい。

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    2015年12月23日
  • 女神的リーダーシップ ~世界を変えるのは、女性と「女性のように考える」男性である

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    男性的な行動は現代社会の課題解決に役立たない。

    成功へのカギ(女性的リーダー像)
    つながり、、人脈を築き保っていく能力
    謙虚、、、よく聞いて学び、手柄を分かち合おうとする姿勢
    率直、、、包み隠さず誠実に話をしようという意志
    忍耐、、、解決策がすぐに見つかるとはかぎらないという認識
    共感、、、他者への深い理解につながる気配り
    信頼、、、信頼される実績と人柄
    寛容、、、全ての人や考えを受け止めるあり方
    柔軟性、、、必要に応じて変化、順応する力
    弱さ、、、自分は完璧ではなく失敗もあると認める勇気
    調和、、、調和の取れた目的意識

    米国では16歳人口の免許保有率が、1988年の44%から2008年に

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    2015年07月10日
  • 経営は何をすべきか

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    「コア・コンピタンス経営」などで世界的に著名な経営学者が、経営の専門家として、未だ企業に変革をもたらすほどの成果に至っていないのではないかとの危機感から、今日のマネジメントが直面する真の課題を、経営者や研究者36名との討論を通じて明らかにするとともに、その解決策を提示した一冊。

    著者は、グローバル化やソーシャル化が進展して事業機会が激変するとともに、リーマンショックのような企業の不正が相次ぐ今日、マネジメントが重視すべきは「理念」「イノベーション」「適応力」「情熱」「イデオロギー」の5つであるとして、それぞれの課題ごとにマネジメントが取り組むべき具体策を、ケーススタディも交えながら論じている

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    2015年06月08日
  • つながらない生活 「ネット世間」との距離のとり方

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    内容はとても気に入った。真似できるかどうかはさておき、その理論はとても好ましいように思うし、素晴らしいと思う。しかし、なんだかとても全体的に話が長く(くどいと感じさせる)、やけに読みづらかった。せっかくの内容がぼやけてしまうほどに。4★付けたかったけれど、その分1つマイナスで3★にする。

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    2015年01月29日
  • トレードオフ

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    高給路線で行くか、手軽な安価路線で行くか。上質を取るか、手軽で行くか。
    中途半端は成功しない。
    ビジネス業界の豊富な事例でわかりやすく説明してくれる。
    上質を極めた企業は手軽を、手軽を極めた企業は上質を求めてしまい、中途半端になって失敗してしまうところが面白い。ティファニーやCOACHなど。
    iPhoneがどのような路線をとっていくか気になるところ。

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    2014年10月12日
  • トレードオフ

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    上質と手軽の2軸のグラフ上のポジショニング
     上質=経験+オーラ+個性
     手軽=入手しやすさ、使いやすさ、安さ
    ・テクノロジーの進歩(開発期間中に上質さと手軽の基準が上がる)
    ・評価は時間とともに変わる。より上質な競争相手、より手軽な競争相手が発生する。
    ・同じ商品でもどちらを重視するかは顧客層ごとに変わる。(上質と手軽はセグメントごとに考えなくてはならない)(基準は消費者が判断する)
    ・新しいテクノロジーは不毛地点に産まれる。商品開発で明確な方向性を持つ必要がある。
    ・この概念は個人にも適用できる。スペシャリストになるか、身近で頼られる人になるか。
    ・「ドリルを買う人はドリルそのものを求めて

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    2014年09月21日
  • トレードオフ

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    ネタバレ

    スタバがそのへんにない頃、スタバは特別な場所(上質)だった。値段が高くても、あのマークを持って都会を歩くのがステイタスだった。けれど、今やスーパーにも入っている。オーラがないのに、高い。(上質でもないし、コンビニ珈琲の価格と比べて手軽でもない)ということで、売り上げが落ちているのは当然、という話。

    手軽さと上質さ。
    どちらかでトップをとれば、うまくいく。
    手軽さ(上質さ)でライバルがいるときは、上質さ(手軽さ)を少しプラスする。

    両方を追い求めると、一時のティファニーや、スタバのように(その他失敗して「不毛地帯」に入ってしまった多くのもの)のようになる。

    この考えは、個人にも、国家にもあ

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    2014年08月05日
  • 経営は何をすべきか

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    こういう本を読むたびに思うんだけど、変革する組織やチャレンジをして成功したケースはいいんだけど、その裏でどれだけの企業が「チャレンジや変革の結果」として潰れているのかが分からないとアカンよね。
    非官僚の理想的な組織を作れたら会社があるからといって、そうした組織を志向したけど上手くいかなかった企業が10倍いたら、それは意味ない訳で。
    ピラミッド型の官僚組織はゲインも少ないけどリスクも少ないからこそ多数派なのだよな。イライラするけどさ。

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    2014年04月15日
  • 女神的リーダーシップ ~世界を変えるのは、女性と「女性のように考える」男性である

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    世界中の多数の人が男性の振る舞いに不満を抱いている。今日の理想的なリーダーに求められる資質の多くは「女性的」と見なされている。

    男性の振る舞いに不満・女性のような発想で世の中がよくなると考えている人の比率が、世界に比べ日本はダントツ高い。未知の世界だからの幻想だったりして。

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    2014年04月27日
  • トレードオフ

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    なるほどねぇ…と頷くこと多し。とはいうものの、本書の言うような上質と手軽さを追求するだけでビジネスが成り立つのならば判断は楽なのだと思うが、そう簡単に行かないのが現実。上手い落としどころを、いかにして見つけることができるか、そこが一番知りたいと思った。ただ、こういった判断基準を次善に持っているのと持っていないのとでは対応は違ってくると思うので、そういう意味では非常に参考になった。

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    2013年11月23日
  • 経営は何をすべきか

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    組織の今後の命運を決定づける、根本的な課題として、理念、イノベーション、適応力、情熱、イデオロギーの五つが提唱されている。最初の3つはこれまでも言われてきていることだろう。情熱もこれまでをなぞっている面もあるが、多様な情熱をいかにして組織の力に昇華させるか、これからのFacebook世代に焦点を当てている。
    特筆すべきはイデオロギーだろう。実際の企業を取り上げながら、リーダーシップによってではなく、イデオロギー、つまり組織の哲学や価値観に基づいて事業を行い、株主だけでなく、社会に貢献するというもの。そうした考え方を持っている経営層はまだ少ないのだろうが、10年後には当たり前になっているのだろう

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    2013年07月07日