佐々大河のレビュー一覧

  • ふしぎの国のバード 2巻

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    140年前の日本はまさに現代からみても不思議の国・・・。
    しかしバードさん、ほんと無茶だわ、すごいわ・・・。

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    2016年05月28日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    明治時代の日本に、蝦夷ヶ島を目指して訪れた女性冒険家バードさん。
    通訳ガイドのイト(伊藤)と共に失われつつある江戸の文化を記すために日本を旅する物語。

    好奇心旺盛なヒロインと、冷静で有能なイトと、その地の人々との交流と、当時の日本の風俗がおもしろい。
    何度読み返しても楽しめる作品。

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    2016年04月13日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    このマンガで描かれる、未開で、文明から取り残され、粗野な日本は誇張ではない。昨今伝統的な日本のあれこれが礼賛され、再評価されてなんだか日本人であることが誇らしくなったりするけれど、当時日本は現代人から見るととてつもなく不潔で野蛮な暮らしをしていたのだと再評価。私たちはいまやバードさんと同じ目線で旅をしているのだ。でも、バードさんは人々の優しさや、強さを見つけてくれる。あの時代の暮らしには意味があったのだと教えてくれる。バードさんありがとう。あなたの手記も読みます。そして、イトは早くデレるといいと思います。

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    2016年02月11日
  • ふしぎの国のバード 11巻

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    嫋やかに畝る刺繍の文様_憂を帯びた瞳の光 茅部郡森村 急激に発展した開拓地には如何わしい連中もいます 本州のみならず清国への輸入品としても昆布は古来より蝦夷の名産です まるで砂浜の足跡のように 異人仲買は日本人を騙す外国商人の手先と思われてよく差別を受けるんです 山が海まで垂直に落ちてる…!見事な海蝕崖だわ この国では一般的にアイヌをそう呼ぶんです 和人は丸餅を神の魂と捉え_西洋人はパンを聖体と信じ_アイヌは鮭を神の魚と呼ぶ_人類にとって食糧の獲得は_根本的な信仰と結び付く行為よ

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    2026年08月06日
  • ふしぎの国のバード 13巻

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    旅の積み重ねが報われる

    アイヌ文化の丁寧な描写だけでも読み応え十分。それ以上に心を動かされたのは、旅で出会った人たちとの縁がイヌリカを救う力になったこと
    それまでの旅が一本につながって「旅を続けてきた意味」が実を結ぶ。
    「もう旅も終わりに近いんだな」という寂しさも漂う。

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    2026年07月16日
  • ふしぎの国のバード 11巻

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    開拓初期の道南を舞台に、和人の開拓民とアイヌのあいだで生じる対立や同化の様子が描かれている。アイヌの内部でも、同化を目指す者と固有の民族習慣を守る者がおり、立場はさまざま。この流れからすると、今後はより色濃いアイヌ文化の描写も見られるのだろうか。

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    2026年03月11日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    通訳・伊藤をめぐる、元雇主マリーズとの交渉がメイン。冒険記としてはひとやすみといった印象で、次巻からの再開を待ちたい。

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    2026年03月11日
  • ふしぎの国のバード 9巻

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    ネタバレ

    文明の多くの現象は、気候風土の奥深くに起源をもつとも言われる。日本は自然が豊かで潤沢である一方、厄災や滅びもまた日常の中にある。作中でも、厄災や滅びを当然のこととして受け入れる文化が描かれており、この点は興味深かい。

    ただ、一番印象的だったのは、戊辰戦争へ参戦した青年の深い精神的混乱や虚無感、絶望的な心理状態を残酷に描いたシーンかな。

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    2026年03月08日
  • ふしぎの国のバード 5巻

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    「身近な植物も薬に使うというより、薬種だからこそ身近に植えられているのです。」

    日本の庭は、美と実用が分かちがたく結びついていると知り、バードではないが感動してメモを取った(実際はスクリーンショット)。素晴らしい。

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    2026年02月28日
  • ふしぎの国のバード 13巻

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    まだまだ続く、北海道アイヌ編。
    旅の終わりまで間があって、ちょっと嬉しい。

    ピピチャリの祖母で
    村人の信頼も篤いイヌリカが病に付す。
    バードさんの持っている医薬品では役に立たず
    伊藤とピピチャリは函館から薬をもらうべく
    ふたりで町まで早駆けすることに。

    後半から次巻にかけては
    アイヌの祭事についても丁寧に描かれて
    毎回本当に興味深いこと!

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    2025年10月28日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    人間は2種類に分けられる_雇い主か屑かだ 人々の悴む心に光を灯す_理想的な常盤木(エヴァーグリーン)です 幌泉郡えりも町は昆布の産地です 泥炭_火山灰_重粘土_蝦夷は農耕に不向きな土壌が多く不毛の地とされてきたそうです 穢れの感覚というべきか_仏教思想の影響…?

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    2025年04月06日
  • ふしぎの国のバード 9巻

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    ネタバレ

    ここまで無理をして急ぐ必要があるだろうか。
    かえって体にも障ると思う。

    人なら良いとは言わないが、馬が死ぬのは可哀想過ぎる。
    自分の意志ではなく危険な旅につきあわされ、
    異変はわかっていたのに逃げられずに死んでしまうのは
    あまりに申し訳ない。

    山の恵で暮らしているから、山の怒りを嘆くなんて
    とんでもない、という考え方が凄い。
    取越正月のような元の担ぎ方は、現代から見れば
    非科学的でしかないのかもしれないが、
    人の思いの真っ直ぐさと強さに感動してしまう。
    大切な儀式には必ず文明の主食を用いるという発見が素敵だと思う。

    咄嗟にこの辺りの訛で警察だと叫ぶ伊藤の機転が素晴らしい。
    主の祈りのシーンでアーメンと言ったのは、
    或いは伊藤だったのだろうか。

    特権は実際与えられたのだろうか。
    日本政府ではなくイギリスがやらせたというのが引っかかるし、
    これまたどの口が世界平和を唱えるのかと言う感じである。
    パークスの描き方と言い、作者はイギリス贔屓なのだろうか。
    特権があるならマリーズをなんとかして欲しいものだが。

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    2025年02月23日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    ネタバレ

    マリーズは伊藤を買っているのではなく
    雇用者側という立場にしがみつきたいだけ。
    現代なら国際問題に発展しかねないが
    相手がアジア人だから見下し発砲してものうのうと
    している。
    腰巾着の癖に暴力ばかりで人を笑うようなジョンの人間性も不愉快。
    開拓使の証文はバードさん相手に発行されたものを
    勝手に譲渡するのか?
    この漫画には市民は出てくるが日本政府の人間が出て来ないのが不可解だ。

    伊藤がやっていることは通訳に留まらないし
    ガイドというよりも更に秘書かマネージャーの域だ。
    その上マリーズには奴隷扱いされている訳で、
    これが罷り通るのが腹立たしいのだが。
    結局ダーウィンという権威にひれ伏し
    今更手拭いを伊藤が使えと言ったところで
    これまでの無礼は何ひとつ許されない。

    正直これまでどんな人生を歩んできたとか
    プラントハントに関しては真剣だとかは
    どうでもいいと思ってしまう。
    案内は頼まれても危険な目に遭うとは思っていない
    ガイドを勝手に逃げるなと横暴な振る舞いをし
    きちんと危険手当は支払ったのだろうか?
    自分の勝手で危険なことをした上
    ヒグマではなくツキノワグマだったと言っても
    熊相手に拳銃で立ち向かおうとする浅墓さ。
    子供とご飯を守りたかっただけなのに、
    撃たれた熊も可哀想だ。
    よくあれだけの傷で済んだものだが
    もっと痛い目に遭えば良かったのに。
    それでも懲りずにガイドを怒鳴りつけて済ませそうだが。
    マリーズだけの問題ではないが、新種だ新大陸だと
    常に西洋視点なのも不愉快。

    実際のチャールズ・マリーズはどんな人だったのだろうか。
    今のところマリーズのイメージは最悪である。

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    2025年02月23日
  • ふしぎの国のバード 6巻

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    ネタバレ

    西洋医学を憎んでいた師匠が、
    弟子をみんな破門して西洋医学を学ぶと言い出すのが恰好良い。
    小林先生のキャラも面白い。

    火事もそうだが紙漉きのエピソーのが特に好きだ。
    千年残る仕事をする誇らしさが堪らない。

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    2025年02月19日
  • ふしぎの国のバード 7巻

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    ネタバレ

    按摩を習えたことも良かったし、
    お互い腹を割って話せたことが兎に角良かった。

    伊藤が礼状をきちんと書いていたのが偉いと思う反面
    むかしの日本人はそれが当たり前だったのかもしれないとも思う。

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    2025年02月19日
  • ふしぎの国のバード 8巻

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    ネタバレ

    お歯黒が美しいもので幼い時から憧れていた
    という描写が良い。
    身だしなみに気を遣うという姿勢が好きだ。
    現代の気の使い方よりも丁寧さを感じる。

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    2025年02月19日
  • ふしぎの国のバード 5巻

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    ネタバレ

    峠から見た気色、美しさがよく伝わる。

    信頼できる医者との出会いは、残念ながら運であり
    その点バード女史はここに来てやっと良い出会いがあったのだな。
    運命はいつも自分自身の意志中にあるという言葉も
    この時出会ったのか。

    郷に入っては郷に従えなのに、現地の人を見て
    はしたないという感性がはしたないと思う。
    横座りは機能面でも安全面でも馬には跨った方が良かろうに。
    人の顔に飯を吹きかけるのははしたなくないのだろうか。

    なんのために旅をするのか
    分からない人に説明しても理解されないし
    わかる人には言葉なんて必要ない
    というのはわかる。

    身近な物も薬に使うのではなく
    使うものだから身近に植えているのいうのが
    なるほどなと思った。
    本来なら飼っていれば卵を産んでくれる鳥を
    買って潰すからには、余す所なく使って
    料理にしてくれるところが良かった。

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    2025年02月15日
  • ふしぎの国のバード 4巻

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    ネタバレ

    おゆうちゃんも可愛い人だ。
    当時の日本人は人懐こく正直だったというから
    割とみんなこんな感じだったのだろうなと思う。

    公使夫人のエピソードはシンプルに、
    メダルを投げるのはダメだと思うのだが
    これは胸のすくエピソードなのか?

    マリーズは本当に腹が立つ。
    これまでの仕打ちは勿論のこと、母親のところへ行くなんて
    伊藤への暴力やパワハラに加え、脅しではないか。

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    2025年02月14日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    ネタバレ

    甚兵衛さんがとても良い人だ。
    チップくらい受け取っても良いのに。
    昔の日本人はこんな感じのひとが多かったからこそ
    色んな異国人が礼儀正しいと褒めて記録に残したのだろうな。

    食事はどうしても相性があるし、
    合っても飽きてしまうことは仕方ない。
    簡単な宿のご飯ではなく、伊藤が用意してくれるのは本当に有り難いなと思う。

    渡される時に大事に使えと言われていた筆なのに、
    そもそも借りるべきでもなかったし
    筆なんかバード女子が扱えるのか疑問。
    明らかに大事なのが分かってい他のではと思うが
    大事なの?と訊いたりすぐ謝ったりもせず
    新潟に着いて先ず筆を買うかと思えば郵便局へ行って
    自分だけ手紙を出すなんてあまりに傲慢。
    伊藤も出したいと言っていたではないか。

    滅んだ文明の記録を読んでそれに感謝し
    その人の国を偉大だと思うのは、
    その国が文明を滅ぼすのに加担していない時だけだと思うが。

    伊藤が給料優先で先約の仕事を無断で蹴ったのは
    史実のはずだが、好きな時に月7ドルは実際こんな契約だったのだろうか。
    金額が低過ぎるし、事前予約もなければいない間の給料補償もせずに
    拘束だけするのはあんまりだ。
    日本人だと思って馬鹿にしているのだろうか。

    自分は知り合いの家に泊まるから別の宿を取れ
    と言われるとは思っていなかった。
    キリスト教が嫌いと言ったら理由も聞かず
    「じゃあ好きにならないとね」は可笑しい。

    部屋の中でみんな土足なのに何故伊藤だけ裸足なのだろう。
    経費を立て替えてもらっておいてがめついというのも可笑しい。
    筆を弁償しないならせめて自分のペンを貸すこともしないのだろうか。
    手紙を出したいと言っていたのになと思う。

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    2025年02月14日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    ネタバレ

    お春ちゃんが一生懸命で可愛い。

    お風呂のエピソードは、どうしたって習慣が違えば
    恥ずかしいと思うのは当たり前だと思う。
    しかしこの頃の日本は裸に誇りがあったし、
    褌一丁で美しい刺青や、その為にムダ毛を切るような
    美学が興味深い。

    伊藤が甘いものと煙草が好きで、
    勉強熱心で道中いろんなことを質問してきたというのは
    史実通りに持ってきているようだ。

    害虫が多い宿は嫌過ぎる。生理的にもそうだが、
    病気などにならないかも不安。
    村人たちに囲まれた時はどうしようかと思った。
    教えられる知識と作れる薬があって良かったし
    それで皆が納得してくれてほっとした。
    大事なお守りなのに、バードさんにかけてくれる多助の気持ちが優しい。

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    2025年02月12日