佐々大河のレビュー一覧

  • ふしぎの国のバード 1巻

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    このマンガで描かれる、未開で、文明から取り残され、粗野な日本は誇張ではない。昨今伝統的な日本のあれこれが礼賛され、再評価されてなんだか日本人であることが誇らしくなったりするけれど、当時日本は現代人から見るととてつもなく不潔で野蛮な暮らしをしていたのだと再評価。私たちはいまやバードさんと同じ目線で旅をしているのだ。でも、バードさんは人々の優しさや、強さを見つけてくれる。あの時代の暮らしには意味があったのだと教えてくれる。バードさんありがとう。あなたの手記も読みます。そして、イトは早くデレるといいと思います。

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    2016年02月11日
  • ふしぎの国のバード 11巻

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    開拓初期の道南を舞台に、和人の開拓民とアイヌのあいだで生じる対立や同化の様子が描かれている。アイヌの内部でも、同化を目指す者と固有の民族習慣を守る者がおり、立場はさまざま。この流れからすると、今後はより色濃いアイヌ文化の描写も見られるのだろうか。

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    2026年03月11日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    通訳・伊藤をめぐる、元雇主マリーズとの交渉がメイン。冒険記としてはひとやすみといった印象で、次巻からの再開を待ちたい。

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    2026年03月11日
  • ふしぎの国のバード 9巻

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    ネタバレ

    文明の多くの現象は、気候風土の奥深くに起源をもつとも言われる。日本は自然が豊かで潤沢である一方、厄災や滅びもまた日常の中にある。作中でも、厄災や滅びを当然のこととして受け入れる文化が描かれており、この点は興味深かい。

    ただ、一番印象的だったのは、戊辰戦争へ参戦した青年の深い精神的混乱や虚無感、絶望的な心理状態を残酷に描いたシーンかな。

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    2026年03月08日
  • ふしぎの国のバード 5巻

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    「身近な植物も薬に使うというより、薬種だからこそ身近に植えられているのです。」

    日本の庭は、美と実用が分かちがたく結びついていると知り、バードではないが感動してメモを取った(実際はスクリーンショット)。素晴らしい。

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    2026年02月28日
  • ふしぎの国のバード 13巻

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    まだまだ続く、北海道アイヌ編。
    旅の終わりまで間があって、ちょっと嬉しい。

    ピピチャリの祖母で
    村人の信頼も篤いイヌリカが病に付す。
    バードさんの持っている医薬品では役に立たず
    伊藤とピピチャリは函館から薬をもらうべく
    ふたりで町まで早駆けすることに。

    後半から次巻にかけては
    アイヌの祭事についても丁寧に描かれて
    毎回本当に興味深いこと!

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    2025年10月28日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    人間は2種類に分けられる_雇い主か屑かだ 人々の悴む心に光を灯す_理想的な常盤木(エヴァーグリーン)です 幌泉郡えりも町は昆布の産地です 泥炭_火山灰_重粘土_蝦夷は農耕に不向きな土壌が多く不毛の地とされてきたそうです 穢れの感覚というべきか_仏教思想の影響…?

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    2025年04月06日
  • ふしぎの国のバード 9巻

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    ネタバレ

    ここまで無理をして急ぐ必要があるだろうか。
    かえって体にも障ると思う。

    人なら良いとは言わないが、馬が死ぬのは可哀想過ぎる。
    自分の意志ではなく危険な旅につきあわされ、
    異変はわかっていたのに逃げられずに死んでしまうのは
    あまりに申し訳ない。

    山の恵で暮らしているから、山の怒りを嘆くなんて
    とんでもない、という考え方が凄い。
    取越正月のような元の担ぎ方は、現代から見れば
    非科学的でしかないのかもしれないが、
    人の思いの真っ直ぐさと強さに感動してしまう。
    大切な儀式には必ず文明の主食を用いるという発見が素敵だと思う。

    咄嗟にこの辺りの訛で警察だと叫ぶ伊藤の機転が素晴らしい。
    主の祈りのシー

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    2025年02月23日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    ネタバレ

    マリーズは伊藤を買っているのではなく
    雇用者側という立場にしがみつきたいだけ。
    現代なら国際問題に発展しかねないが
    相手がアジア人だから見下し発砲してものうのうと
    している。
    腰巾着の癖に暴力ばかりで人を笑うようなジョンの人間性も不愉快。
    開拓使の証文はバードさん相手に発行されたものを
    勝手に譲渡するのか?
    この漫画には市民は出てくるが日本政府の人間が出て来ないのが不可解だ。

    伊藤がやっていることは通訳に留まらないし
    ガイドというよりも更に秘書かマネージャーの域だ。
    その上マリーズには奴隷扱いされている訳で、
    これが罷り通るのが腹立たしいのだが。
    結局ダーウィンという権威にひれ伏し
    今更手拭

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    2025年02月23日
  • ふしぎの国のバード 6巻

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    ネタバレ

    西洋医学を憎んでいた師匠が、
    弟子をみんな破門して西洋医学を学ぶと言い出すのが恰好良い。
    小林先生のキャラも面白い。

    火事もそうだが紙漉きのエピソーのが特に好きだ。
    千年残る仕事をする誇らしさが堪らない。

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    2025年02月19日
  • ふしぎの国のバード 7巻

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    ネタバレ

    按摩を習えたことも良かったし、
    お互い腹を割って話せたことが兎に角良かった。

    伊藤が礼状をきちんと書いていたのが偉いと思う反面
    むかしの日本人はそれが当たり前だったのかもしれないとも思う。

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    2025年02月19日
  • ふしぎの国のバード 8巻

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    ネタバレ

    お歯黒が美しいもので幼い時から憧れていた
    という描写が良い。
    身だしなみに気を遣うという姿勢が好きだ。
    現代の気の使い方よりも丁寧さを感じる。

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    2025年02月19日
  • ふしぎの国のバード 5巻

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    ネタバレ

    峠から見た気色、美しさがよく伝わる。

    信頼できる医者との出会いは、残念ながら運であり
    その点バード女史はここに来てやっと良い出会いがあったのだな。
    運命はいつも自分自身の意志中にあるという言葉も
    この時出会ったのか。

    郷に入っては郷に従えなのに、現地の人を見て
    はしたないという感性がはしたないと思う。
    横座りは機能面でも安全面でも馬には跨った方が良かろうに。
    人の顔に飯を吹きかけるのははしたなくないのだろうか。

    なんのために旅をするのか
    分からない人に説明しても理解されないし
    わかる人には言葉なんて必要ない
    というのはわかる。

    身近な物も薬に使うのではなく
    使うものだから身近に植えてい

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    2025年02月15日
  • ふしぎの国のバード 4巻

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    ネタバレ

    おゆうちゃんも可愛い人だ。
    当時の日本人は人懐こく正直だったというから
    割とみんなこんな感じだったのだろうなと思う。

    公使夫人のエピソードはシンプルに、
    メダルを投げるのはダメだと思うのだが
    これは胸のすくエピソードなのか?

    マリーズは本当に腹が立つ。
    これまでの仕打ちは勿論のこと、母親のところへ行くなんて
    伊藤への暴力やパワハラに加え、脅しではないか。

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    2025年02月14日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    ネタバレ

    甚兵衛さんがとても良い人だ。
    チップくらい受け取っても良いのに。
    昔の日本人はこんな感じのひとが多かったからこそ
    色んな異国人が礼儀正しいと褒めて記録に残したのだろうな。

    食事はどうしても相性があるし、
    合っても飽きてしまうことは仕方ない。
    簡単な宿のご飯ではなく、伊藤が用意してくれるのは本当に有り難いなと思う。

    渡される時に大事に使えと言われていた筆なのに、
    そもそも借りるべきでもなかったし
    筆なんかバード女子が扱えるのか疑問。
    明らかに大事なのが分かってい他のではと思うが
    大事なの?と訊いたりすぐ謝ったりもせず
    新潟に着いて先ず筆を買うかと思えば郵便局へ行って
    自分だけ手紙を出すなんて

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    2025年02月14日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    ネタバレ

    お春ちゃんが一生懸命で可愛い。

    お風呂のエピソードは、どうしたって習慣が違えば
    恥ずかしいと思うのは当たり前だと思う。
    しかしこの頃の日本は裸に誇りがあったし、
    褌一丁で美しい刺青や、その為にムダ毛を切るような
    美学が興味深い。

    伊藤が甘いものと煙草が好きで、
    勉強熱心で道中いろんなことを質問してきたというのは
    史実通りに持ってきているようだ。

    害虫が多い宿は嫌過ぎる。生理的にもそうだが、
    病気などにならないかも不安。
    村人たちに囲まれた時はどうしようかと思った。
    教えられる知識と作れる薬があって良かったし
    それで皆が納得してくれてほっとした。
    大事なお守りなのに、バードさんにかけてくれ

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    2025年02月12日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    ネタバレ

    タイトルは聞いたことがあったが初めて読んでみた。
    イザベラ・バードの話だったか。
    漫画としては面白いが、かなり脚色が強い印象がある。
    バードが大変若々しく天真爛漫だが、実際既に46歳で
    好奇心旺盛とは言え流石にもう少し落ち着いていたと思うし、
    事前に日本に行こうと思って明治政府御雇外国人のマクヴェイン夫妻にも話を度々聞いていた筈なのに
    随分日本のことを知らず行き当たりばったりに
    旅をしているように見えてしまう。

    幕末の日本に関係する著名な外国人で、パークスなど
    一二を争う迷惑ぶりだったと思うのだが、
    自分たちが勝手に銃口を突きつけて戸口をこじ開けて
    蹂躙しておきながら
    「文明が滅びてしまうか

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    2025年02月11日
  • ふしぎの国のバード 12巻

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    おっと、意外とガッツリ
    北海道アイヌ編が続くのですね。

    前巻から、ちょっと対人オーラ
    悪い方に振れている伊藤でしたが
    アイヌの若者ピピチャリに出会って
    新たな刺激を受けた様子。

    そのピピチャリの生い立ちも
    丁寧に挿入されて
    当時の同化政策のことなど
    考えさせられました。

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    2024年12月21日
  • ふしぎの国のバード 12巻

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    伊藤がここまで取り乱した巻は初めてかもなあ。今までバードに日本の価値観を伝えていたものが、アイヌの出現で逆にその価値観を揺らされてるわけで。
    そしてバードは一貫して何も変わらない。本当に芯の強い方だ。

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    2024年12月17日
  • ふしぎの国のバード 9巻

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    なにか旅が、函館に着くためのものになってしまっているような。
    大雨、崖崩れ、食糧不足、嵐、と、とにかく前に進まねばというのもわかるけれど。

    また、旅の目的自体が大きくなりすぎて、単にバードさん個人の好奇心とか探究心といったところから離れてしまったようで、少し残念。
    バードさんに責任があるわけではないけれど、周りの状況がバードさんに有利にはたらきすぎるのも、ちょっと引いてしまうかな。

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    2024年09月06日