佐々大河のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレここまで無理をして急ぐ必要があるだろうか。
かえって体にも障ると思う。
人なら良いとは言わないが、馬が死ぬのは可哀想過ぎる。
自分の意志ではなく危険な旅につきあわされ、
異変はわかっていたのに逃げられずに死んでしまうのは
あまりに申し訳ない。
山の恵で暮らしているから、山の怒りを嘆くなんて
とんでもない、という考え方が凄い。
取越正月のような元の担ぎ方は、現代から見れば
非科学的でしかないのかもしれないが、
人の思いの真っ直ぐさと強さに感動してしまう。
大切な儀式には必ず文明の主食を用いるという発見が素敵だと思う。
咄嗟にこの辺りの訛で警察だと叫ぶ伊藤の機転が素晴らしい。
主の祈りのシー -
Posted by ブクログ
ネタバレマリーズは伊藤を買っているのではなく
雇用者側という立場にしがみつきたいだけ。
現代なら国際問題に発展しかねないが
相手がアジア人だから見下し発砲してものうのうと
している。
腰巾着の癖に暴力ばかりで人を笑うようなジョンの人間性も不愉快。
開拓使の証文はバードさん相手に発行されたものを
勝手に譲渡するのか?
この漫画には市民は出てくるが日本政府の人間が出て来ないのが不可解だ。
伊藤がやっていることは通訳に留まらないし
ガイドというよりも更に秘書かマネージャーの域だ。
その上マリーズには奴隷扱いされている訳で、
これが罷り通るのが腹立たしいのだが。
結局ダーウィンという権威にひれ伏し
今更手拭 -
Posted by ブクログ
ネタバレ峠から見た気色、美しさがよく伝わる。
信頼できる医者との出会いは、残念ながら運であり
その点バード女史はここに来てやっと良い出会いがあったのだな。
運命はいつも自分自身の意志中にあるという言葉も
この時出会ったのか。
郷に入っては郷に従えなのに、現地の人を見て
はしたないという感性がはしたないと思う。
横座りは機能面でも安全面でも馬には跨った方が良かろうに。
人の顔に飯を吹きかけるのははしたなくないのだろうか。
なんのために旅をするのか
分からない人に説明しても理解されないし
わかる人には言葉なんて必要ない
というのはわかる。
身近な物も薬に使うのではなく
使うものだから身近に植えてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ甚兵衛さんがとても良い人だ。
チップくらい受け取っても良いのに。
昔の日本人はこんな感じのひとが多かったからこそ
色んな異国人が礼儀正しいと褒めて記録に残したのだろうな。
食事はどうしても相性があるし、
合っても飽きてしまうことは仕方ない。
簡単な宿のご飯ではなく、伊藤が用意してくれるのは本当に有り難いなと思う。
渡される時に大事に使えと言われていた筆なのに、
そもそも借りるべきでもなかったし
筆なんかバード女子が扱えるのか疑問。
明らかに大事なのが分かってい他のではと思うが
大事なの?と訊いたりすぐ謝ったりもせず
新潟に着いて先ず筆を買うかと思えば郵便局へ行って
自分だけ手紙を出すなんて -
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ネタバレお春ちゃんが一生懸命で可愛い。
お風呂のエピソードは、どうしたって習慣が違えば
恥ずかしいと思うのは当たり前だと思う。
しかしこの頃の日本は裸に誇りがあったし、
褌一丁で美しい刺青や、その為にムダ毛を切るような
美学が興味深い。
伊藤が甘いものと煙草が好きで、
勉強熱心で道中いろんなことを質問してきたというのは
史実通りに持ってきているようだ。
害虫が多い宿は嫌過ぎる。生理的にもそうだが、
病気などにならないかも不安。
村人たちに囲まれた時はどうしようかと思った。
教えられる知識と作れる薬があって良かったし
それで皆が納得してくれてほっとした。
大事なお守りなのに、バードさんにかけてくれ -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルは聞いたことがあったが初めて読んでみた。
イザベラ・バードの話だったか。
漫画としては面白いが、かなり脚色が強い印象がある。
バードが大変若々しく天真爛漫だが、実際既に46歳で
好奇心旺盛とは言え流石にもう少し落ち着いていたと思うし、
事前に日本に行こうと思って明治政府御雇外国人のマクヴェイン夫妻にも話を度々聞いていた筈なのに
随分日本のことを知らず行き当たりばったりに
旅をしているように見えてしまう。
幕末の日本に関係する著名な外国人で、パークスなど
一二を争う迷惑ぶりだったと思うのだが、
自分たちが勝手に銃口を突きつけて戸口をこじ開けて
蹂躙しておきながら
「文明が滅びてしまうか -
Posted by ブクログ
日本の、結婚や家について、考えさせられる話。
さすがに、恋愛結婚を否定するほどの人はいないかもしれないけど、現代だって、相手の経歴や卒業した学校、勤務先について煩い親や親戚は、いくらでもいることでしょう。
いっそ、嫁盗みという風習でなり、結婚することができるのなら、この時代としては、良いのでは?
バードさんも、いろいろ驚いていたけれど、ならば海外ではどうなのかわからないとも思います。
重い話題を最後は軽めにかわしたのかなという気もします。
突然、七日間で行程を進めなくてはならなくなり、そのために危険を冒さなければならないというのも、ちょっと腑に落ちません。
原作、というか、バードさん -
匿名
購入済み庶民の描き方がちょっと残念
「イト」すげー。通訳者としてだけでなく、博学!
でも明治日本の庶民の描き方について、ちょっと疑問に思いました。
庶民なのに服が綺麗で髪も整っている。もう少しボロボロ・ボサボサに描いた方がリアリティがあったのでは?