佐々大河のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレここまで無理をして急ぐ必要があるだろうか。
かえって体にも障ると思う。
人なら良いとは言わないが、馬が死ぬのは可哀想過ぎる。
自分の意志ではなく危険な旅につきあわされ、
異変はわかっていたのに逃げられずに死んでしまうのは
あまりに申し訳ない。
山の恵で暮らしているから、山の怒りを嘆くなんて
とんでもない、という考え方が凄い。
取越正月のような元の担ぎ方は、現代から見れば
非科学的でしかないのかもしれないが、
人の思いの真っ直ぐさと強さに感動してしまう。
大切な儀式には必ず文明の主食を用いるという発見が素敵だと思う。
咄嗟にこの辺りの訛で警察だと叫ぶ伊藤の機転が素晴らしい。
主の祈りのシーンでアーメンと言ったのは、
或いは伊藤だったのだろうか。
特権は実際与えられたのだろうか。
日本政府ではなくイギリスがやらせたというのが引っかかるし、
これまたどの口が世界平和を唱えるのかと言う感じである。
パークスの描き方と言い、作者はイギリス贔屓なのだろうか。
特権があるならマリーズをなんとかして欲しいものだが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマリーズは伊藤を買っているのではなく
雇用者側という立場にしがみつきたいだけ。
現代なら国際問題に発展しかねないが
相手がアジア人だから見下し発砲してものうのうと
している。
腰巾着の癖に暴力ばかりで人を笑うようなジョンの人間性も不愉快。
開拓使の証文はバードさん相手に発行されたものを
勝手に譲渡するのか?
この漫画には市民は出てくるが日本政府の人間が出て来ないのが不可解だ。
伊藤がやっていることは通訳に留まらないし
ガイドというよりも更に秘書かマネージャーの域だ。
その上マリーズには奴隷扱いされている訳で、
これが罷り通るのが腹立たしいのだが。
結局ダーウィンという権威にひれ伏し
今更手拭いを伊藤が使えと言ったところで
これまでの無礼は何ひとつ許されない。
正直これまでどんな人生を歩んできたとか
プラントハントに関しては真剣だとかは
どうでもいいと思ってしまう。
案内は頼まれても危険な目に遭うとは思っていない
ガイドを勝手に逃げるなと横暴な振る舞いをし
きちんと危険手当は支払ったのだろうか?
自分の勝手で危険なことをした上
ヒグマではなくツキノワグマだったと言っても
熊相手に拳銃で立ち向かおうとする浅墓さ。
子供とご飯を守りたかっただけなのに、
撃たれた熊も可哀想だ。
よくあれだけの傷で済んだものだが
もっと痛い目に遭えば良かったのに。
それでも懲りずにガイドを怒鳴りつけて済ませそうだが。
マリーズだけの問題ではないが、新種だ新大陸だと
常に西洋視点なのも不愉快。
実際のチャールズ・マリーズはどんな人だったのだろうか。
今のところマリーズのイメージは最悪である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ峠から見た気色、美しさがよく伝わる。
信頼できる医者との出会いは、残念ながら運であり
その点バード女史はここに来てやっと良い出会いがあったのだな。
運命はいつも自分自身の意志中にあるという言葉も
この時出会ったのか。
郷に入っては郷に従えなのに、現地の人を見て
はしたないという感性がはしたないと思う。
横座りは機能面でも安全面でも馬には跨った方が良かろうに。
人の顔に飯を吹きかけるのははしたなくないのだろうか。
なんのために旅をするのか
分からない人に説明しても理解されないし
わかる人には言葉なんて必要ない
というのはわかる。
身近な物も薬に使うのではなく
使うものだから身近に植えているのいうのが
なるほどなと思った。
本来なら飼っていれば卵を産んでくれる鳥を
買って潰すからには、余す所なく使って
料理にしてくれるところが良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ甚兵衛さんがとても良い人だ。
チップくらい受け取っても良いのに。
昔の日本人はこんな感じのひとが多かったからこそ
色んな異国人が礼儀正しいと褒めて記録に残したのだろうな。
食事はどうしても相性があるし、
合っても飽きてしまうことは仕方ない。
簡単な宿のご飯ではなく、伊藤が用意してくれるのは本当に有り難いなと思う。
渡される時に大事に使えと言われていた筆なのに、
そもそも借りるべきでもなかったし
筆なんかバード女子が扱えるのか疑問。
明らかに大事なのが分かってい他のではと思うが
大事なの?と訊いたりすぐ謝ったりもせず
新潟に着いて先ず筆を買うかと思えば郵便局へ行って
自分だけ手紙を出すなんてあまりに傲慢。
伊藤も出したいと言っていたではないか。
滅んだ文明の記録を読んでそれに感謝し
その人の国を偉大だと思うのは、
その国が文明を滅ぼすのに加担していない時だけだと思うが。
伊藤が給料優先で先約の仕事を無断で蹴ったのは
史実のはずだが、好きな時に月7ドルは実際こんな契約だったのだろうか。
金額が低過ぎるし、事前予約もなければいない間の給料補償もせずに
拘束だけするのはあんまりだ。
日本人だと思って馬鹿にしているのだろうか。
自分は知り合いの家に泊まるから別の宿を取れ
と言われるとは思っていなかった。
キリスト教が嫌いと言ったら理由も聞かず
「じゃあ好きにならないとね」は可笑しい。
部屋の中でみんな土足なのに何故伊藤だけ裸足なのだろう。
経費を立て替えてもらっておいてがめついというのも可笑しい。
筆を弁償しないならせめて自分のペンを貸すこともしないのだろうか。
手紙を出したいと言っていたのになと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお春ちゃんが一生懸命で可愛い。
お風呂のエピソードは、どうしたって習慣が違えば
恥ずかしいと思うのは当たり前だと思う。
しかしこの頃の日本は裸に誇りがあったし、
褌一丁で美しい刺青や、その為にムダ毛を切るような
美学が興味深い。
伊藤が甘いものと煙草が好きで、
勉強熱心で道中いろんなことを質問してきたというのは
史実通りに持ってきているようだ。
害虫が多い宿は嫌過ぎる。生理的にもそうだが、
病気などにならないかも不安。
村人たちに囲まれた時はどうしようかと思った。
教えられる知識と作れる薬があって良かったし
それで皆が納得してくれてほっとした。
大事なお守りなのに、バードさんにかけてくれる多助の気持ちが優しい。