佐々大河のレビュー一覧

  • ふしぎの国のバード 1巻

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    "明治11年から物語が始まる。1878年、今から140年前。江戸から明治に時代が変わり近代化が始まろうとしている日本。当時の文化を記録すべく日本を旅する女性英国人の話。
    イザベラ・ルーシー・バードさん、19世紀大英帝国の探検家、紀行作家。
    漫画からバードさんの一端に触れることとなったが、当時の日本を知る貴重な資料として、いずれ彼女の著書「日本奥地紀行」や「イザベラ・バードの日本紀行」上下巻を読んでみたいと思った。
    4巻まで書店で見かけたので、おいおい読むと思う。"

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    2018年11月25日
  • ふしぎの国のバード 4巻

    購入済み

    東洋のアルカディア

    日本奥地紀行で東洋のアルカディアと称された置賜盆地をスルーされたのは少々残念。赤湯のハイジアパークという温泉施設には、館内のイザベラ・バードコーナーにバードゆかりの物が多数展示してあり、日本奥地紀行の世界を肌で感じることができますよ。赤湯では、イザベラ・バードは知名度が高いと思います。たぶん。

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    2018年11月03日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    【あらすじ】
    日本人の知らない、日本の衣食住!

    横浜から蝦夷へーー日本古来の生活を記録するために、北へ北へと旅するイザベラ・バード。
    日光を抜けた先に待ち構えていたのは、日本人すら正しい地図を持たない悪路・会津道。
    険しい道の途中で、彼女が出会ったのは、
    今まで誰も記録した事のなかった、食文化、生活習慣、土着信仰だった。
    実在の英国人冒険家、イザベラ・バードと往く日本旅行譚。大好評、第2弾!!

    【感想】

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    2018年08月11日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    【あらすじ】
    イギリス人の目から見る、懐かしくも驚きに満ちた日本文化

    ディスカバー・ジャパンーーこれは、古き良き日本文化を取り戻すための物語。
    時は明治初頭。東京から蝦夷まで、地図なき道を旅したイギリス人がいた。
    その名はイザベラ・バード、冒険家。彼女の目的はただひとつ、滅びゆく日本古来の生活を記録に残すこと。
    通訳の伊藤鶴吉をひとり連れ、日本人すらも踏み入ったことのない奥地への旅が、今はじまる!
    漫画誌ハルタの実力派新人・佐々大河。初のコミックスは、日本の魅力を熱筆した旅物語!!

    【感想】

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    2018年08月11日
  • ふしぎの国のバード 4巻

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    ネタバレ

     風雲急を告げる4巻である。今回から山形編が開幕した一方で、プラント・ハンターであるチャールズ・マリーズによる魔手が伊藤を捕え始めた巻であった。
     ここでのマリーズの悪役ぶりは本当に見事だ。悪役と言い切るのも問題はあるだろうが、現地の使いやすい手駒としか見ていない彼の姿は、あまりにバード女史の姿勢と対照的すぎる。
     文物へ関心深く、細やかな反応を見せるバード女史と、商売としての視点だけで揺ぎ無く冷酷にさえ見える反応を見せるマリーズの対比は、物語に新たな視座を加えている。

     伊藤の苦悩の行く末が大いに気になる巻であった。この巻もまた星五つで評価している。
     腰痛を抱えるバード女史と、そんな彼女

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    2018年03月17日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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     第一部が完結となる3巻である。ここでは会津を抜け、川下りを経て新潟へと到着するバード女史と伊藤の姿が描かれている。
     この作品については、本当に語るべきことが逆にないほどに素晴らしい。異文化との衝突をコミカルにもシニカルにも描きながら、その描写のベースには温かなバード女史のまなざしがある。
     ディテールまできめ細かな描写は優れたものであるし、一つ一つの話が濃く、ダイナミックでもある。川下りにおけるダイナミズムなどは絵としても楽しい逸品だ。

     文句なしに星五つである。
     最後に収録された新潟に住まう英国人宣教師のファイソン氏の娘ルースの心優しき姿は癒されるものがある一方、不穏を感じさせる伊藤

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    2018年03月17日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    失われたアイヌ伝統文化を描いたエンタメが「ゴールデンカムイ」ならば、こちらは失われた日本伝統文化を描いた漫画。
    あくまで紀行がメインなので、突出した要素はなくても、現代人=バード女史の目線から、かつての日本を読む作品。
    郷に入れば郷に従えな漢前なバード女史、好きだなぁ。

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    2018年01月31日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    イトの甘いもの好きが大爆発しているシーンが面白かったです(笑)
    食べたいがために滞在することを提案するキリッ顔が好きですww

    その反面、ルースちゃんが悲しかったです。
    当時は本当にそういうことがありそうです。
    群馬の富岡製糸について調べていたときにも「西洋人は生き血を飲んでいる」と噂されていたみたいなことを知りましたし。

    ルースちゃん頑張って!

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    2017年12月05日
  • ふしぎの国のバード 4巻

    購入済み

    ユニークな視点

    イザベラ・バードの観察力に感心します。

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    2017年11月22日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    イイ漫画ってのは、読み手を複雑な気分にさせるもんだ
    これほど面白い漫画ならば、もっと注目されるべきだ、と思う一方で、『ダ・ヴィンチ』などで特集され、俄かファンが増えるのは困る、とも
    そんな葛藤で、私を苦しめてくれる作品の一つが、この『ふしぎの国のバード』だ
    (2)の感想にも書いたが、ほんと、佐々先生は綿密な取材をしているんだろうな。しかも、得たモノを全て、漫画に還元しよう、と更なる努力を惜しんでいない。これで面白くならない方が、ふしぎって話だ
    私ら現代人が知らない、かつての時代の細部を、当時には相当、珍しい異国の女性が自分の目で視て、自分の耳で聴いて、生きた知識と感情を得て、それを後世に伝え残

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    2017年02月22日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    イトの料理の腕前に感服!何でもできちゃうんだこの青年は…
    無類のお菓子好きなところも、妙なギャップがあって可愛い(笑)

    バードが先入観なしで日本人と接する様子は、読んでいてとても気持ちが良い。
    異なる文化を排除しようとするのは、当時の日本人の知識からは仕方のない事。
    (今でもそういう風潮はありますしね)

    …でも、ルースちゃんの一件は悲しくなるなぁ。

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    2017年02月05日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    この作品のすごいところは、
    日本の良い部分ばかりを取り上げた漫画ではないこと。
    手放しで日本礼賛という作品が多い中、これは逆に好印象でした。

    街から遠ざかるにつれて、
    劣悪な環境で生きる村人達の姿を目にすることになるバードたち。
    イトが、どこか自国民達のことを卑下しているように感じるのは、何か理由があるんだろうか…。

    それにしても現代の日本は何と恵まれた環境なんだろう!
    この時代の衛生環境を考えると、とても生きていける自信はない(汗)

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    2017年02月05日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    久しぶりに「これは早く続きを読みたい!」と思えるマンガに出会えました。

    イザベラ・バードさん、実在の人物だとか。(無知で恥ずかしい限り…^^;)
    明治時代初期の地図もろくにない日本を旅した女性冒険家のお話。
    イザベラさんは好奇心旺盛な美女として描かれているが、実際はどうだったのか。

    通訳のイトがまた良い味を出しています。
    無愛想な中に熱いものを秘めている気がするなぁ。

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    2017年02月05日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    2016年に「ハルク」誌に掲載された5話を単行本化した第3巻

    明治11年に、イギリス人女性冒険家(当時40代)が通常のルートと違う道を踏査して、東、北日本の各地を見聞した記録のコミック化。

    第10話会津道③、第11話津川、第12話阿賀野川、第13話マリーズとパークス、第14話新潟

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    2017年01月19日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    2014〜15年に「ハルク」誌に掲載された4話を行程順に並べて単行本化した第2巻

    明治11年に、イギリス人女性冒険家(当時40代)が通常のルートと違う道を踏査して、東、北日本の各地を見聞した記録のコミック化。

    第6話日光③、第7話二荒山温泉、第8話会津道①、第9話会津道②

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    2017年01月19日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    2013〜15年に「ハルク」誌に掲載された5話を行程順に並べて単行本化。

    明治11年に、イギリス人女性冒険家(当時40代)が通常のルートと違う道を踏査して、東、北日本の各地を見聞した記録のコミック化。
    消えゆく日本の原風景や文化を記録しようとした。勤勉なのに貧しいという日本社会の矛盾も見ていた様子がよく分かる。

    第1話横浜、第2話江戸、第3話粕壁、第4話日光①、第5話日光②

    最初に書かれたのは日光①で、ブラタモリの「日光」の回でも、イザベラ・バードが西洋人に日光を紹介したため、中禅寺湖畔に外国人の別荘が建てられたと言っていた。


    <イザベラ・バード>
    1878年(明治11年)6月

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    2017年01月19日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    本屋で三巻を見かけ、一巻を探して購入。もっと早くに読めばよかったなあ。
    所謂、日本バンザイの話ではないが、一巻を読む限り、イザベラ・バードはかなり日本に好意を持っている模様。実際はどうだったかよく知らないのだが。
    それでも当時の風俗なども分かるし、これはぜひドラマ化してほしい一作だ。

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    2017年01月11日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    ネタバレ

    イザベラ・バードの「日本紀行」を元にした物語。
    明治時代の日本の習俗がつぶさに描かれている。
    マンガだと絵で表現できるからいいですな(作者は大変だけど)。
    バードが衝撃を受けたように、現代日本人から見ると「それはちょっと…」という習慣もある(女子の成人祝とか)のだけれど、
    作中にも出てきた「今この国でひとつの文明が滅びようとしている(中略)滅びは誰にも止められない。しかし、記録に残すことはできる」の視点から綴られる紀行は、懐かしく愛おしい。
    あと、諦観をたたえた敏腕通訳・伊藤がいい味出してる。

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    2017年01月03日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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     二巻では日光を経由して、当時の日ノ本においても知られていなかった会津道へと突き進むバードと伊藤の姿が描かれている。
     都会育ちの伊藤にとってもこの道中は未知の体験が連続しており、それだけに田舎の習俗に対する蔑視のようなものも垣間見えている。その蒙を啓くかのようなバード女史の文化への触れ方と良い対比になっているだろう。
     旅路の行程は今回詳らかにされているのだが、まだまだ序盤である。そんな中でも困難に遭い、立ち向かいながら進む二人の姿は大変快いものであった。

     質の高い作品である。惜しみなく星五つを贈りたい。

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    2016年12月02日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    今回の巻からいよいよ本格的になりました。

    バードさんは道として整っている奥州街道や三国街道ではなく会津街道というまさに未知な悪路を歩くことになります。
    極東まで来るほどの好奇心旺盛なんですからそれくらいでないと!

    でもまさに道無き道で悪路。
    宿のない村にも泊まらなくちゃいけないし虫もいっぱいいるし前途多難。
    その中でも近代化していく日本においていかれたような汚れていることが当然のような人達もいて私もショックでした。
    また伊藤とも絆が深まり安心しました。

    平気と言ったら変だけれど普通に真っ裸で男女混浴していたらそりゃ外国人にとってはカルチャーショックだろうなぁ〜(笑)

    この時代を生きてい

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    2016年11月25日